小学生になると、夏休みの宿題の中に「絵」というのもあると思います。
絵が得意な子は「絵を宿題にしちゃっていいの?」と喜んで描きますが、中には絵の苦手な子もいて「何で絵まで宿題になっているの?」と悩んでしまうことも・・・
しかも、「どこにも出かけてないのに絵なんて描けない」「何にも思い浮かばない」という悩みもつきもの。
うちにも小学生の子供がおります。
とくに小学1年生の時は、親が一緒に題材を考えてやらないと、ず~っと題材選びで悩んだままでした。
うちの場合は、私もデザイン学校を出ていましたし、子供も絵画教室に行ってたので、先生に色々なアドバイスを頂けたんですが・・・
「親も絵心がなく困っているんだけど」という方も多いと思います。
そこで今回は、夏休みの絵の宿題・・・
- そもそもどうしてこんな宿題が出るの?
- 何を描けばいいの?
- 絵を描く上でのポイント
など、気になるあれこれをお話したいと思います。
夏休みに絵の宿題が出るのはなぜ?
絵を描くことによる効果
- 脳が活性化する
- 右脳を刺激し想像力アップ
- ストレス解消
まず、手を使って絵を描くということは、指先の刺激により脳も活性化しますし、もちろん想像力もアップします。
絵を描きだすとどんどん、「こうしたい」「ああしたらいいんじゃないか」と閃きも出ちゃいますよね。
また、色を使って絵を描くということは、目からも刺激として入り更に脳によい刺激が!
そして、色んな想像力を膨らませながら描く絵はストレス解消にもなるんです。
勉強の途中に絵を描いたりすると、リフレッシュされ、その後の勉強がはかどるということもあるんです。
そのため、こういう絵の宿題は子供にとってよい効果があり、宿題として出るんですよね。
夏休み絵画コンクール
- MOA美術展児童がコンクール
- 「ふるさとお盆の思い出」絵画コンクール
- 水源の森ポスター原画コンクール
- ペットスケッチコンクール
- ビルメンこども絵画コンクール
- 福祉絵画コンクール
- WE LOVE トンボ絵画コンクール
- 「私達の水」絵画コンクール・・・などなど・・・
どうせ描くならコンクールに出してみたいし、賞をとれたら・・・と期待も高まりますよね。
入賞すると、様々な商品もありますし、応募者全員に参加賞があるものもあります。
入賞商品や題材からコンクールを選んで、描く絵を決めるのもオススメです。
旅行やお出かけしてなくたって大丈夫!オススメの題材ははコレ!
想像力はお出かけしなくたって生みだせますよ♪
- お祭り
- 虫捕り
- プール
- 川や海
- ペット
- おじいちゃんやおばあちゃん
- 想像図(未来希望図)
などなど。
MOA美術展のものは、何を描いても自由ですし、ふるさとのお盆の思い出でしたら、自分の住む町のことを描けばいいですし。
けっこう身近なものが題材にしやすいんです。
たとえば、お祭りや虫捕り。
地元のお祭りって、けっこうどこでもあったりしますよね?
そして、遠くまでお出かけしてないのに、非日常な風景も広がると思います。
子供にとっては超日常な虫捕りだって、その虫捕りにポイントを合わせてみると、色々な見方が出来てきて、絵の題材にもぴったりなんです。
もちろん、それ以外にも身近な物にポイントを当てて描いてみても大丈夫。
美味しかったご飯や、自分がどうしようもなく怒ったことや、嬉しかったこともいいですよね。
ポスターだと、テーマに合った題材を描いたり、絵本を読んだ感想画など。
ペットと戯れている様子や、虫の絵だってかまいませんし、空想の世界を描くのもよいでしょう。
描きたいものは、提出するコンクールを決めてからでもいいですしね。
お祭りで見た神輿!
これに刺激を受けたうちの子は、その時もうすでに他の絵を描いていたにも関わらず「これを絵にしてみたい」と、私に写真を撮っておいて欲しいとお願いしてきて、写真に思い出をプラスして描いたようです。
[adsense]
絵を見栄え良くするポイント!
下書き
下書きが重要になってきます。
神輿の角度や形が気に食わず、本人は何度も書き直していましたが、その神輿の形が重要なのはあるものの、他にも重要なポイントが。
それは・・・
- 登場人物の表情
- 登場人物の動き
- 登場人物の役割
低学年の場合、背景よりも、登場人物が何をしているのか?何を思っているのか?その1人1人に役割を与え、絵に表現することが大切です。
手前は、自分達の見てる様子ですが、この時どう思ってた?何を感じていた?それを表現することも大事ですし、神輿を運ぶ人達以外にもそれを支える周りの人達の役割も重要です。
また、賑やかな雰囲気を演出するため、実際の人の数よりも多く描いたり、背景に鮮やかな飾りを入れて画面を演出するのもオススメです。
色塗り
ここにもいくつかポイントがあります。
夜の絵の場合、ただ単に周りを黒く塗ってしまって終わりにしていませんか?
夜の闇の中にも、色があるんです。
アスファルトの闇・夜空の闇、実際見ると色の違いってありますよね?
この絵の場合、地面はアスファルトで水を撒くので濡れていました。
- 一色で塗りつぶさず、色に深みを出す
- 色で躍動感を出す
そこを表現することで、一気に絵に活気が出てくるんです。
青みがかった黒や、緑みがかった黒、色んな黒があっていいんです。
そして、水の勢いをプラスすることで躍動感も出てくるんです。
これは、川にたトンボを描いたところなんですが、空の色なのか?川の色なのか?羽の色なのか?一体化しちゃってよくわかりませんよね。
そこに上記のポイントを加えるだけで、絵が違ってきます。
一気に絵が生き生きしてくると思います。
ちなみに、トンボの目は細かく描けないと悩んだうちの子・・・綿棒の先に絵の具を付けスタンプすることで、細かさを表現していましたよ。
関連記事)
最後に
- 絵は脳の活性化、想像力や閃きが生まれ、ストレス解消にもなる
- 夏休みの絵の宿題は、コンクールに応募出来る
- 入賞商品や題材から提出するコンクールを選ぶ(学校側で絵に合ったコンクールに提出してくれることも)
- 題材は身近なところに多くある
- 登場人物の表情・動き・役割に注意することで絵が生きてくる
- 色に深みを出し、色で躍動感を表現することで絵が生きてくる
実はこの絵、賞は逃しましたが、先生達やクラスの皆に好評で、「皆にすごいって言われた」と、子供本人喜んでいました。
全国から応募がある絵のコンクールに入賞するのは本当に難しいものですが、そういった周りの評価だけでもうれしいですよね。
下手だっていいんです。
絵は見る人によって感想も異なります。
そういった感想を聞けるだけでも、夏休みの絵の宿題は楽しみが生まれますからね。
byちゃあ