小学生は、図工の授業だけでなく、絵日記や夏休みの宿題など様々なシチュエーションで絵を描く機会があると思います。

その中で、風景だけでなく人物を描く機会、多いですよね?

 

なんかこの人、バランス悪くない?
だって、人の描き方がわからないんだもん。

 

このように、人の描き方に悩む子、多いでしょう。

「全部マンガみたいになってしまう。」

「バランスがおかしい」

うちの息子も、最初こんな悩みを持っていました。

 

今回は、そんな悩みを持つ子に向け、人の描き方

  • バランス
  • リアル感の演出

と、ポイントを伝授!

少しでもリアルに見せる、ちょっとしたポイントをおさえるだけで絵がコロッと変わりますよ。


人の描き方!バランスを考えて

なんだか娘の描く人物に違和感があって。
それは、バランスの問題かもしれません。

頭・胴・お尻・腕・脚、ここのバランスが崩れると、おかしな印象になってしまいます。

まず、いきなり描き始める前に、鉛筆で下書きとして、薄く配置を描き入れるといいですよ。

人の描き方

でも、これだけでは人形のような感じになってしまいます。

ここに、関節等の位置を入れることで、よりリアルになるんです。

人の描き方

関節の位置が決まれば、そこを基準に曲がる場所となるので、動きを出すことが可能になります。

どっち向きに動くかは、自分の体を見ながらやるといいでしょう。

 

たとえば・・・ボールを蹴ろうとしている動きはこんな感じに。

人の描き方

このバランスさえわかれば、この下書きを基準に上から洋服を着せ、リアル感を出していくだけですみます。

 

人の描き方!顔のバランス・表情の作り方

でも、体がうまく描けても、顔のバランスもおかしいと違和感あるわよね?

そうですね。

顔のバランスも、先ほどの全体像同様、大まかな下書きをおさえることでリアルさを演出することができます。

そこでいくつかポイントを紹介しますね。

顔のバランス

まず、鼻筋・目・鼻下・口・耳のラインを線として描き入れましょう

  • 顔の中心ラインに縦線を描く・・・鼻のライン
  • 半分よりややうえに横のラインを描く・・・目のライン
  • 半分より下に横のラインを短く描く・・・鼻下のライン
  • 鼻下よりやや下に横のラインを描く・・・口のライン
  • 目の横からやや下に長めのラインを描く・・・耳のライン

 

人の描き方

ここにそれぞれのパーツを描き入れると、バランス的にはokです。

 

顔の向き

次に顔の向きが重要になります。
  • 上向きの場合は、下に余白を
  • 下向きの場合は、上に余白
  • 左向きの場合は、右に余白を
  • 右向きの場合は、左に余白

というように、余白の位置を変化させることで、顔の向きを変えることができるのです。

 

人の描き方

表情

そして、重要になるのが表情ですよね。

泣き顔や怒り顔は、ポイントをおさえることで簡単に作れます。

  • 上向き加減で、口をへの字にすることにより、涙を堪えたような顔に
  • うつむき加減で、涙を流すことで、落ち込んでいる様子も表現
  • 横向きに怒り顔をすることで、軽蔑するような怒り顔に
  • 下向きに睨みつけることで、かなり怒っている様子を表現

というように変化をつけることで、感情を表現できるようになるんです。

 

人の描き方

ここは、自分で表情を作り、鏡を見合わせ、描きたい表情はどんなバランスがいいのかを見極めることが大事になります。

 

人の描き方!リアル感を演出するには?

なんだかこれさえおさえれば、グッと人物が本格的になりそうだわ。
そうですね、ここまでのポイントをおさえるだけで、人物っぽくなると思いますが、リアル感を出すためにさ・ら・に!

以下のポイントを意識しましょう。

  • 一色で塗らない
  • 目の向き
  • 遠近感
  • しわ

では、それぞれについて、実際にうちの子が描いた絵とともに説明しますね。

一色で塗らない

せっかくここまで描けたのに、色塗りの段階で肌色一色で人物を塗ってしまうのはもったいない。

絵の具セットにある肌色を1色使いするのではなく、

  • 茶色
  • 黄色
  • オレンジ
  • こげ茶

など、色を作り出して塗る方がリアル感が出ます。

 

人の描き方

また、顔の中でもベタ塗りしてしまわず、影になる部分は暗くしたり、ほっぺに少し赤みを持たせたり変化を出すといいでしょう。

輪郭も黒塗りでない方がリアル感が出ますよ。

目の向き

何を見ているのか、目玉の位置は重要です。

目の向きが、絵のストーリーを物語っているといっても過言ではありません。

 

例えば・・・

人の描き方

左の絵は、ボールに視線を向けることで「ボールをキャッチしようとしている」というストーリーが見えます。

右の絵は、子供がママを見つめることで「ママを思う子供」の感じが出るため、母の日にぴったりな絵となるんです。

遠近感

手前にあるものは大きく、奥にあるものは小さく・・・、これが遠近感です。

これは人物を描く上でも、非常に重要。

 

こちらの絵で説明します。

人の描き方

 

左上の野球をしている絵ならば・・・、顔よりもグローブを大きく描くことで、手を高く上げてボールをキャッチしようとしているのがわかりますよね。

左下の絵ならば、左右の人よりも、真ん中の人を大きく描くことで手前にいるということがわかります。

そして右の絵でいえば、家よりも人を大きく描くことで人が手前にいることがわかるんです。

 

このように、位置関係をはっきりさせることで、人物が引き立ちます。

しわ

自分の手を見てみましょう。
  • 手相
  • 関節
  • しわ

などがあると思います。

これらを肌色よりも少し濃いめの色で描き込むと、リアル感が出ますよ。

 

人の描き方

 

 

たしかに。

これらを入れると、グッと絵のレベルも上がりそうですね。

上記で例に挙げた絵は、小1〜小3までに描いた絵です。

ポイントを入れるだけで、見栄えがよくなるので、ぜひ実践してみてください。

 

 

最後に

ポイントをまとめます。

  • 頭・胴・お尻・腕・脚を、丸で薄く下書きしてバランスを考える
  • 下書きに関節の位置を加えることで、そこを支点に曲がる位置がわかる
  • 鼻筋・目・鼻下・口・耳のラインを線として描き入れることで、顔のバランスがとれる
  • 余白を入れる位置によって、顔の向きが変えられる
  • 泣き顔や怒り顔は、顔の向きを変えると、よりリアル感が出る
  • リアル感を出すために、一色で塗らない・目の向き・遠近感・しわに注意

 

うちの子も最初は、ただ真正面を向いた人しか描けませんでした。

でも、上記で説明したようなポイントを入れるだけで、今回紹介したような絵が描けるようになったんです。

決してうまいわけではないのに、このポイントが入ることでうまく見えちゃうマジック!

ぜひ、挑戦してみてください。

関連記事はこちら