夏休みの宿題で、色々なコンクールに応募するというのがあると思います。

その中で「詩」って、作文とは違い、書き慣れないと、どう書いていいのか悩みますよね?

学校から「詩を書こう」って宿題が出たんだけど、どう書いたらいいのか分からないって言うの。
確かに、感想文や観察文とは違って、あまり馴染みがない詩は、初めて書く小学生からすると難しく感じちゃうわよね。

ですが、詩は難しく考える必要はありません。

今回は、小学生向けに「詩」の書き方として

  • ルール
  • コツ

を説明し、実際に小学生の作品を見ながら、分かりやすくお話ししたいと思います。


詩の書き方にはルールがある?

私もピンとこないんだけど、書き方を教えるにあたり、ルールなんてあるのかしら?
大事なルールがあります。

詩を書く上でのルールは、「テーマ」を一つ決めることです。

まず、何について書くかテーマを決めることが大切で、そのテーマに沿って、イメージを膨らませていきます。

例えば・・・「虹」というテーマを決めたとします。

虹は、どんな風に見え・感じ・イメージできるかを連想ゲームのように思い描きましょう。

「虹はカラフル」「虹はきれい」「虹は特別」

大人の私がイメージする虹は、こんな程度ですが、小学生がイメージする虹はまた全然違ったりします。

感じることに、間違いはありません。

嘘や言い訳なく書くことで、素直な素敵な詩ができるでしょう。

 

そのテーマって、どう決めたらいいのかしら?
テーマは、何だってかまいません。

テーマの決め方

  • 日常
  • 身の回りのもの
  • 空を見上げ
  • 感じたこと

全てがテーマになります。

窓が目に入れば、窓をテーマにした詩が書けます。

ハァ・・・とため息をつけば、ため息だってテーマにできるでしょう。

こちらは、詩のテーマが思い浮かばないからと、先にお手伝いをした我が子が、「そうだ!お手伝いをテーマにする!」と書いた詩です。

見たまんま。

聞こえたまんま。

それでも、それが詩となります。

子供らしい、風景を想像できる、可愛らしい詩だね。

詩の書き方のコツは?

うちの子、ちゃんと思い浮かぶかしら?
心配になるわ、何か声かけのコツなんてある?
私が実際に、子供が小学2年生の頃、高学年になった頃に声がけしたコツがあるので紹介しますね。

コツは、

  • 感じたままに
  • 思ったままに
  • 嘘偽りなく
  • 自分の言葉で書くこと

です。

そして、高学年・中学年になると、そこにそれを、○○みたい・・・○○のよう・・・と、比喩表現を使ってもいいでしょう。

低学年の場合、以下のような声かけをしてあげるのもポイントです。
  • 見た様子は?
  • 触った感じは?
  • 匂いは?
  • 聞こえる音は?
  • 食べたらどんな味?
  • それが人なら、何を考えているかな?
  • 自分はどう思った?
  • 自分はどうしたい?

たくさん子供に考えててもらってください。

一つのテーマに集中し、その一つのもの・ことにイメージを膨らませるきっかけ(声)を与えるだけで、どんどん素直な言葉が浮かんでくるでしょう。

あとは、それを書くだけで、素敵な詩になります。

この問いかけが、最終的に自分自身でできるようになると、中学生になっても高校生になっても、変わらず素敵な詩が書けるでしょう。

詩とは何なのか?辞書で調べると・・・

自然や人事などから受ける感興・感動を、リズムをもつ言語形式で表現したもの

とあります。

感じたままを書く。

それが詩です。

では、実際に我が子が小学2年生の時に初めて書いた詩です。

「虹」というテーマを、自分の日常にあて、考えたようです。

朝起き、窓から虹が見えたら・・・

学校に行く途中、虹が見えたあの日は、どんな気分だったか?

学校の休み時間に、虹を見たこともあった!

帰りがけに虹を見ると、どんな気分になるんだろう?

虹って、自分にとって、どんな存在なんだろう?

そう考え、この虹という詩ができたようです。

子供にしか書けない、素直な詩だね。
小学校高学年になった今、同じテーマで詩を書こうとしても、全く違った詩になるでしょう。
その時、その瞬間にしか書けない、それが詩なのかもしれませんね。

そのほか、作文・読書感想文・絵日記の書き方については、こちらの記事で説明しています。

合わせてご覧ください。

最後に

ポイントをまとめます。

  • 詩を書く上で、まずは「テーマ」を考える!
    ・日常
    ・身の回りのもの
    ・空を見上げ
    ・感じたこと
    などからでも、テーマを探せる。
  • 感じたままに
  • 思ったままに
  • 嘘偽りなく
  • 自分の言葉で書くこと
  • 比喩表現を使ってもいい
  • 声かけも大事

 

たかが子供の宿題かもしれませんが、親も読んだ感想を素直に子供に伝え、ぜひ子供の感じたものを共有してみてください。

きっと、素敵な時間にもなるでしょう。

関連記事はこちら