中学生になると、親抜きで、友達と出かけることも増えて来ます。
ですが、そんな親の目が届かない場所で起こるお金のトラブルって、怖くありませんか?
我が子も中学2年生。
いつものように、友達と自転車に乗って買い物・ランチ・ボーリング・カラオケに出かけたものの、その日はいつもと違ったのが、今まで遊んだことのない友達が混じっていたということ。
今回は、我が子にも降りかかった中学生のお金トラブルについて
- 実際起こったトラブル
- 中学生のお小遣い
- 出かける際に持たせるお金
- 子供への注意の仕方
に分け、お話ししたいと思います。
中学生のお金トラブル!実際に起こった我が子の問題
ある日曜日。
- 友達A(小学校からの友達で部活も同じ、親も知っている)
- 友達B(小学校からの同級生で、親も顔見知り程度)
- 友達C(小学校は違うものの、習い事が一緒だったため、親の顔も見たことある程度)
- 友達D(小学校も違い、親も知らない)
と、うちの子の5人で、自転車に乗って遊びに行きました。
行き先は、ドン・キホーテと、スシロー、ボーリングにカラオケ。
事前に行き先が分かっていたので、先日ご褒美にもらったお小遣いと貯めていたお小遣いの8000円を持って行った我が子。
ドン・キホーテで買ったという数種類のお菓子を買って、楽しかったと帰宅しました。
その日、それぞれが持って行ったお小遣いは、
- うちの子・・・8000円
- 友達A・・・6000円
- 友達B・・・10000円
- 友達C・・・8000円
- 友達D・・・50000円
中学生なのに、5000円以上持って行くことに「多いな」とは感じていたものの、行き先を考えると、「余裕は持たせてた方がいい」そう思って我が子は8000円を持って行くことを許可していたんですが・・・
友達Dの50000円にはビックリ!
しかも、それをほぼ使い果たして来たというのです。
実は、うちの子、カラオケとボーリング以外のレシートを持ち帰っていました。
ん?
どうして、皆でまとめて払っているの?という疑問。
反抗期の中学生、聞いても全て答えるわけではなく、必要最低限しか答えない。
「友達Dがまとめて払って、後で割った。」
そう言うだけなんです。
せっかく楽しかった気持ちを害するのも、反抗期の子のさらなる反抗を買うだけだけなので、その日はそれで終わりにしましたが、翌日どうしても気になるので、学校に行っている間に財布の中身を見てみることに・・・。
すると・・・、全く中身が減ってない!!
すぐさま、友達Aと友達Bのお母さんに連絡を取りました。
友達Aのお母さんは、全く感知しておらず、ですがその50000円持って行って50000円使ったという話を聞いて、「怖い!子供に聞いてみる」という返事が。
そして友達Bのお母さんは、「やっぱりDくんのことでしょ?」と、気になっていた様子。
その三人の話しでわかったのが・・・
- 皆、持って来たお小遣いを親に事前に報告していた(Dは、していないと思われる)
- 友達Dは、おばあちゃんにお小遣いとして10万円をもらっていた
- 4人は、お金の心配をしつつ、食べた寿司は3.4皿程度
- 友達Dだけ、寿司もジュースも豪快に注文し、カラオケでも色々注文しまくっていた
- 皆でDを止めるも、言うこと聞かず
- 割り勘にしようという皆の提案を押し切り、「俺が奢る」と、支払いは全てDがした
- レジで、俺が奢ると全員分の支払いをまとめてしだしたD
- 欲しくもない高額なおもちゃを、Dが買ってやると購入
- 申し訳ないので、高額なおもちゃを買ってもらったBは千円だけ渡す
ということで、皆の説明が一致したため、分かったことは・・・
誰も奢ってくれなんて言っておらず、皆の制止を振り切ってDが豪快に支払っていたとのこと。
これに、ボーリングやカラオケとその飲み食い代も入れると、5万円という話が合致しました。
これって、大問題ですよね?
ですが、友達Dの親を誰も知らない。
そこで、他の子のお母さん達にも話を聞いてみたんです。
すると、出てくる出てくる友達Dのお金にまつわる話し。
- 別な友達と出かけた際は、10万円持っていた
- いつも、札束持ち歩いている
- 毎度、友達Dが奢ると言って払ってしまう
- 友達の誕生日に、Dは高額なプレゼントを送っていた
などなど。
何人にも聞いた結果、友達Dはたかられてはいない、奢ってくれとも言われていないものの、自ら払っていてお金の感覚がなくなっているということ。
これで、誰かがDにたかって、そのお金をあてにするようになれば、それはもう犯罪に発展します。
中学生のお小遣い平均は?
一般的に、中学生のお小遣いは1000円〜3000円程度といわれています。
まあ、その額を聞いても、妥当なところかなと思われる方も多いでしょう。
年齢が上がると、お小遣い額も上げているというお宅が多いようです。
うちの場合ですが、決まったお小遣いはあげていません。
ですが何かのご褒美などで、私の母が2~3000円程度あげたり、お年玉を1年かけて遊び代に使うというやりくりをしています。
中学生が友達と出かける際に持って行くお金
これは、どこに行くかによっても異なりますが・・・
- カラオケのみ・・・1000円〜2000円程度
- ゲームセンターのみ・・・2000円程度
- ランチとボーリング・・・3000円程度
- ランチとショッピング・・・5000円程度
これに交通費が加わると、その分プラスした交通費もしくは、ICカードを持たせるというご家庭が多いようです。
今回、うちの子のように行き先が多数であれば、それだけ持って行く金額も増えますが、できれば中学生なので多くても5000円程度におさえるよう行き先も考えさせるべきでした。
中学生のお金トラブル!注意の仕方は?
実際問題、小学生の場合は学校に報告し、先生を交えてお金の使い方や説明なんかをしてもらうということを希望する親御さんが多くいます。
ですが、内申書に響くと困る・・・という理由で、中学生ではなかなか学校や先生を巻き込むことは避ける傾向です。
今回のことを、親三人で話し合いましたが、奢ってもらった分を私たちが返すと、大問題に発展しそうな予感。
というのも、奢ったのが今回初めてではなく、別な友達多数にも過去に奢ったことが何度もあったから。
友達Dには、誕生日プレゼントとして、奢ってもらった分を返そうかという話も出ましたが、金銭感覚がまともではないDにそんな贈り物をすると逆にまた返してきそうな予感も。
そこで私たち親がした今後の対策と注意は・・・
- 我が子に、お金の使い方、価値観について説明
- お金の貸し借り、奢ったり、奢られたりを全面禁止
- もし、またこのようなことがあれば、その場で断り帰宅すること
- 今後友達と出かける際は、行く前と帰ってから、使った金額を報告する
- 守れなかった場合は、友達とのお出かけ禁止
- 一人前ずつの値段が出ないお店では食べない
友達Dを変えることは、他人が出来ないと感じています。
ですが、付き合う我が子に改めて価値観を学ばせることは可能。
お金のトラブルは、いじめにも繋がりやすい問題です。
何度もDには「おかしいよ」「頼みすぎ!」「奢らなくていい」と、4人で言っていたというのは、子供達それぞれの話しで分かりましたが・・・正直難しい問題ですよね。
それなら極論、「もう友達Dとは遊びに行くのをやめて」と、言いたくない一言を言ってしまいそうになりますが、実際のところ本音はそこ。
友達を変えることはできませんが、我が子にはしっかり価値観を叩き込み、中学生といえど、お金の管理はしっかり親が見守りたいと思っています。
最後に
今回のことで学んだことは・・・
- 中学生といえど、お金の管理は親がしっかり見守る
- 友達と行く際、事前にお金を確認し、帰ってからも報告を受ける
- 家庭でお金の価値観について話すことは、非常に大事
- 奢り、奢られ、貸し借りは禁止
周りにも聞いた結果、どうやら親も感知していない友達Dのお金で、お金をやっているのはおばあちゃんということも間違いない様子。
お母さんが感知していないのも問題でしょうが、そこを他人が忠告するか否か。
親子問題、もっともっと大きな問題にも発展しそうな予感しかしないため、誰も口を出せずにいる現状です。
中には、「うちの子のお金をとった」「うちの子は奢るなんて言っていない」「友達にお金をたかられている」なんて言い出す親もいるでしょう。
下手すると、警察を絡めた問題にもなりかねません。
お金の管理は、中学生といえど、まだまだ親がしっかり見守る必要があるでしょう。