もうすぐ子供が卒園。

メッセージを書いてくださいって紙を渡されたんだけど、どんなふうに書けばいいのかしら。


伝えたいことはいっぱいあるのに、いざ書こうとすると、なかなか難しいものですよね。

卒園が近づくと書くことになる卒園メッセージ

大切なのは感謝の気持ちを伝えること。
あまり固く考えず、率直な気持ちを伝えましょう。

といっても、いろんな思いがこみ上げてきて、うまくまとまらないものですよね。
誰に書くかによっても違ってくるし・・・

そこで、

  • 子供から先生に
  • 親から子に
  • 先生から子供に
  • 親から先生へ
  • 友達へ
  • 英語で一言

といった「誰から誰へ」のパターンに分けて、ポイントと例文を紹介します!


子供から先生に


子供が先生へのメッセージを書くための紙を持って帰ってきたんだけど、何を書いていいかわからないみたい。

わたしも困ってしまって・・・

そんなにかまえなくても大丈夫ですよ。

子供から先生へのメッセージは、その子らしさと「先生大好き」の気持ちが伝わることがいちばん。

ありがとう

上手でなくてもいいから、その子が心をこめて書いたことが大事です

子供が自分で書こうとしているなら、親はあれこれ口を出すのはやめましょう。

といっても、書いたあとで「えー?!」ということにならないように、以下のポイントはおさえたほうがよいです。

  • 盛り込む内容を子供と一緒に確認
  • 同じ大きさの紙に書いてみる
  • 絵や写真などでその子らしさを演出

盛り込む内容を確認

自分で書いているので安心していたら、自己紹介みたいな内容でびっくり!
実はよくわかってなかったということもありますよね。

せっかく書いたのに内容がずれてた・・・という事態を避けるため、とりかかる前に「こういうことを書くといいね」ということを一緒に確認しましょう。

<子供→先生>メッセージに入れたいポイント
  1. 先生へのありがとうの気持ち
  2. 幼稚園(とくに年長さんの時)の思い出
  3. 小学校入学に向けて

 

とくに最初の2つは欠かせないですね。

たとえばこんな文章。
<例文1>
○○せんせい、1ねんかんどうもありがとう。
ぼくはようちえんで、うんどうかいやはっぴょうかいがたのしかったよ。
しょうがっこうにいってもがんばって、かっこいい1ねんせいになるよ。
<例文2>
わたしは○○ようちえんも○○せんせいもだいすきです。
まいにちみんなとあそぶのがたのしかったので、おわかれするのがさみしいけれど、
しょうがっこうにいってもがんばるね。

 

同じ大きさの紙に書いてみる


字も汚いし、紙にバランスよく書けるかどうかも心配。

どうしたらいいかしら?

大事なメッセージなので、親も気になりますよね。

口でいろいろアドバイスするよりも、練習用の紙(同じ大きさ)を用意して書かせてみるのがいちばん

字も、きれいな必要はないですが、解読してもらえないとさみしいので、読めるレベルにはもっていきたいものです。

絵や写真などでその子らしさを演出

文章だけでしっかり伝わるようにするのは、幼稚園生には正直ちょっと難しいです。

写真シールなども活用して、その子らしさがあふれるように仕上げましょう。

保育園だと小さな頃からの写真を貼るだけでも、ぐっとくるメッセージカードになりますね♪

絵や写真を入れる時は・・・

大きい写真や絵は最初からレイアウトを考えて入れましょう。

アンバランスに空いてしまったスペースにも小さなシールなど貼るといいですね。

親から子へ

いつも一緒にいるから、かえって迷うわ。
そうですよね・・・

親から子へのメッセージでは、幼稚園での成長を一緒に喜び、小学校入学に向けて明るい気持ちになるような言葉を伝えたいですね。

<親→子>メッセージに入れたいポイント
  • 成長を喜ぶ親の思い
  • 小学校入学に向けて

 

成長を喜ぶ親の思い

「大きくなったね」「幼稚園でほんとに成長した!」など、親の率直な気持ちを伝えるといいですね。

子供にとって大きな自信になります

小学校入学に向けて

お友達と別れるさみしさも感じている子供たち。

小学校に向かう気持ちを後押ししてあげる一言があるといいですね。

メッセージにまとめてみると・・・
<例文1>
〇〇くん、そつえんおめでとう。
にゅうえんのころはバスにのるときないていた〇〇くん。
すっかりたくましくなったね。
かっこいい1ねんせいになろうね!
<例文2>
〇〇ちゃん、そつえんおめでとう。
ようちえんでの3ねんかんで、すっかりおねえさんになったね。
しょうがっこうでも、きっとたのしいまいにちがまってるよ♪

 

親から子へのメッセージはスペースがあまり大きくないことも多いです。

なので、ムリにいろいろ盛り込まないでシンプルに伝えましょう。

子供の好きなキャラクターの絵などをかいてあげると喜んでくれますね♪

先生から子供に

実は友達が幼稚園の先生をしているんだけど、はじめて年長さんの担任で大変そう・・・
うーん、ほかにも卒園に向けていろいろ準備もあるし、大変でしょうね。

先生は30人あまりの子供たちにメッセージを書くので大仕事ですね。

一人ひとりに書いてくださればそれだけでありがたいですが、こんなことが書かれていると親も子も嬉しいです。

<先生→子供>メッセージに入っていると嬉しいポイント
  • よいところを認めてくれる言葉
  • できれば具体的なエピソード

 

たとえばこんな感じ。
<例文1>
いつもニコニコの〇〇ちゃん。
ちいさいこのめんどうもよくみてくれていたね。
しょうがっこうでもおともだちとたくさんあそんでね。
<例文2>
やさしくて、ちょっとはずかしがりやの〇〇くん。
はっぴょうかいではどうどうと〇〇のやくをえんじてくれたね。
しょうがっこうでもいろいろなことにチャレンジしてね。

親から先生へ

親から先生へのメッセージは、なんといっても感謝の一言ですね。

先生のおかげでこんなふうに成長しました、と具体的に書くと喜んでもらえると思います。

幼稚園3年間、保育園ならもっと長い期間で思い起こすことはいろいろあると思いますが、今の担任の先生への感謝を中心に書きましょう。

子供からのメッセージに添える形で書くなら、子供の文章ではよく伝わっていないかも・・・という部分を補足するのもアリですね。

<例文>
〇〇先生、1年間ありがとうございました。
△△(子供の名前)は幼稚園に入った時はバスに乗るのもやっとだったのが、今では休みの日にも行きたがるほどです。

とくに年長さんになってからは〇〇先生のおかげでお友達も増え、卒園するのがちょっとさみしいようです。
小学校でも楽しく過ごせると思います。

<例文2>
〇〇先生、この1年ありがとうございました。
△△(子供の名前)は幼稚園でいろいろな経験をして、成長させていただきました。とくに年長さんのお泊り会の後は一回り大きくなった気がします。
これからもいろいろなことに挑戦していけると思います。
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友達へ

お友達と違う小学校なので、お互いにお手紙を送ることになったのだけど・・・
そんなときは・・・

お友達には、幼稚園を通じてではなく個人的に渡すことが多いと思います。

フォーマットが決まっているわけではないので、親子で相談して、書きやすいサイズ・形で作りましょう。

因みに、うちの子供のときは、我が家のツタをお友達が覚えてくれていたので、ツタ形のカードにしました。

ツタ

お友達の好きなキャラクター入れるのもいいですね。

例文も紹介しますが、親しさの度合いにもよるので、自由に書いてくださいね。

<例文1(子供→子供)>
〇〇ちゃん、なかよくしてくれてありがとう。
しょうがっこうはべつべつだけど、がんばろうね。
<例文2(親→親)>
〇〇さん、仲良くしてくださってありがとうございました。
△△は□□くんと遊ぶのが本当に楽しそうでした。
小学校は別れてしまいますが、家は近いので、これからもよろしくお願いします。

英語で一言

英語の先生にメッセージを書く必要があるんだけど、どうしよう。
英語だとさらにハードルが高くなりますね。
でも大丈夫!

英語でも伝えたいことは先生への感謝

ムリして長い文章を書くよりは、子供が自分で言える(わかる)英語で書いたほうがいいです。

英語で

例えば・・・

Thank you very much! (どうもありがとう!)

I love you, 〇〇(先生のお名前)! (〇〇先生、大好き!)

I like English very much. (英語大好きだよ。)

などで十分気持ちは伝わります。

もう少し長い英語が書ける子なら・・・

Thank you for teaching me (us) a lot of things. (たくさんのことを教えてくれてありがとう。)

I enjoyed singing English songs. (英語の歌を歌うのが楽しかったよ。)

I will continue studying English. (英語の勉強を続けるよ。)

スペースがあれば、写真や絵を入れるといいですね。

 

まとめ

今回のまとめです。

  • 卒園メッセージというと構えてしまうけれど、感謝の気持ちを率直に伝えるのが大事。
  • 子供から先生へ:子供が心をこめて書いたことが伝われば十分。最初に何を書くか確認しておくと安心。絵や写真でその子らしさを表現しよう。
  • 親から子へ:成長を喜び、小学校に向かう気持ちを励ましの言葉を。
  • 先生から子供に:よいところを認めてあげる一言があると嬉しい。
  • 親から先生へ:3年間に思いをはせつつも、今の担任の先生への感謝を中心に。
  • 友達へ:親子で自由に作ろう。その子らしさとお友達の好みを入れられるといい。
  • 英語で:ムリせず、子供が自分で理解している英語で。

 

いかがでしたか?

ポイントを押さえつつも、個性たっぷりのステキなメッセージをおくってくださいね♪

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