やっと暖かくなってインフルエンザなどの感染症の流行も落ち着いてきたと思ったら、今度は花粉症の季節がやってきます。

今シーズンでインフルエンザに2回もかかった次女が、やっと元気に幼稚園へ行ったと思ったら今度は目が腫れた顔で帰ってきました。

聞くとぶつけたわけでもなさそうで、とても痒がります。

翌朝起きたらもっと腫れていたので、眼科へ連れて行くと花粉症だと診断され、ついに6歳で花粉症デビューです。

長女も毎年この時期は鼻をしょっちゅうかんでいますが、2年前から漢方薬を飲ませていたら、今年はまだ大丈夫なようなんですが・・・。

 

でも、子供の花粉症・・・我が家だけではないですよね?

 

今年も花粉症の季節がやってきちゃいましたね。

うちの子、くしゃみや鼻水、目も痒そうでかわいそうです。

それはかわいそうですね。

マスクとメガネはしていますか?

させてはいるのですが、学校では外すことも多いようで、他にマスクとメガネ以外に何かいい花粉症対策ってないかなと思って・・・

もちろん子供でもできるマスクとメガネ以外の花粉症対策はありますので、紹介していきますね。

 

花粉症だからと言って、子供にマスクとメガネをさせて学校へ行かせても邪魔になったりして外して帰ってきてしまうことってありますよね?

我が子たちも、マスクはよく外して帰ってきて「せっかくして行かせたのに・・・」と、ガッカリしてしまいます。

 

「マスクとメガネ以外でも花粉症対策ができたら」

そう願うママさんのために今回は、子供の花粉症対策について、効果も含めてお伝えしたいと思います。


子供でもできる花粉症対策は?

子供の花粉症を疑ったらまずは病院へ連れて行き、アレルギー検査をしたり症状より医師が判断します。

中には花粉症ではなく、季節の変わり目特有の風邪ということもありますので、しっかり診断してもらうことは重要です。

症状により処方されるのが、主に飲み薬・点眼薬・点鼻薬ですが、

  • 効果が緩やかだけど副作用の少ない抗アレルギー薬
  • 即効性はあるけど副作用が強い抗ヒスタミン薬
  • 非常に強力な効果が期待できるけど非常に強い副作用のあるステロイド

などがあります。

 

やっぱり薬を処方してもらわなきゃだめかしら?

うちの子嫌がって・・

注射という方法もありますよ。

注射も飲み薬などと同じように種類があります。

  • 36~48回、2~3年にかけて打つアレルゲン注射
  • 週1~2回、計6~10回打つヒスタミン注射
  • 効果が1~3ヶ月持続するのでシーズンに1度のみ打つステロイド注射

当然のことながら、効果が高く回数が少ないほど副作用も強くでますので、医師と相談しながら慎重に考えた方がよいですね。

症状の度合いにより処方される薬の種類は変わってきますので、医師の指導をよく守り正しく服用して症状を抑えてあげたいですね。

でも、花粉症って毎年のことですぐ治るものじゃないし、症状が出る前に対策することはできないのかしら?
子供でもできる花粉症対策は、以下のものがあります。
  • 食品で対策
  • 花粉を家にもちこまない
  • 加湿で対策

花粉症 子供 対策

食品で花粉症対策

花粉症の症状を緩和させる食品として

  • 甜茶
  • ケール
  • ヨーグルト
  • じゃばら飴
  • 米ぬか

などがあります。

 

甜茶

甜茶ポリフェノールという成分は、アレルギーの原因であるヒスタミンを抑制する効果があり、花粉症の症状を抑えてくれるのです。

花粉症に甜茶、よく知られていますが、バラ科の甜茶が効果があります。

飲み続けることで、症状が軽くなるのは簡単ですぐにとりかかれますね。

また、茶葉を煎って粉末状にすれば手軽で使いやすいです。
ケール

花粉症 対策 ケール

野菜の王様と呼ばれるケールには豊富な栄養素が含まれていて、抗アレルギー作用のあるフラボノール配膳体が花粉症の症状を緩和してくれます。

ケールの効果も期待できますね。

 

ヨーグルト

ヨーグルトに含まれる乳酸菌により腸内環境が整い、免疫機能が高まると花粉症の症状が緩和されると言われています。

朝食や食後のデザートに、おいしく花粉症対策できるならいいですね。

 

じゃばら飴

「邪気をはらう」が由来で「じゃばら」と名付けられたと言われている柑橘類の果実、じゃばらに含まれる「ナリルチン」というフラボノイド成分が花粉症などのアレルギーを抑制してくれます。

飴で花粉症対策なら、どこでも気軽にできるし子供も大喜びです!

 

米ぬか

米ぬかの成分「ガンマオリザノール」には抗アレルギー作用があり、花粉症の症状緩和に効果があります。

また、食物繊維も豊富で腸内環境を整えることができるので、免疫力が高まり花粉症対策には持ってこいの食品ということで近年注目されているのです。

生のままだと日持ちがしないので、低温で煎って粉末状にすると1ヶ月は持ちます。

粉末状ならこのようにココアなどに混ぜて手軽に飲むことができますね。

 

花粉を家に持ち込まない

外の花粉を家の中に持ちこない工夫が必要です。
  • 家に入る前に外で花粉を払い落とす
  • 服装を工夫する
  • うがい・手洗い・鼻洗い・目洗い
家に入る前に外で花粉を払い落とす

外から帰ってきたら、必ず玄関の外で服についた花粉を払い落とすだけでも、花粉を家の中に持ち込まないようにできます。

服についた花粉が舞い散らないように、スプレーなどで水を吹きかけるだけでも違いますよ。

服装を工夫する

花粉がつきにくい服装をすると、家に帰って来た時に持ち込む花粉を減らすことができます。

外出する時は、綿・ポリエステル・デニム・レザー・ビニール素材の服を着るといいでしょう。

うがい・手洗い・鼻洗い・目洗い

外から帰ってきたら、いつものうがい手洗いに加えて、鼻と目も洗います。

これは我が家のかかりつけ医に教わったのですが、鼻アレルギーのある長女に塩水で鼻を洗うといいと言われました。

鼻を洗うと聞くと痛そうな気がしますが、真水だと痛いけど塩水なら痛くないのです。

 

 

鼻うがいの方法

塩水の作り方は、500mlの水に対して5gの塩を混ぜて溶かすだけ。

この塩水をスポイド等でできるだけ鼻の奥に流し込むと、鼻が詰まっていない時は口まで落ちてきます。

 

 

鼻が詰まっているときは口に落ちずに、鼻の穴から戻ってきますので、お風呂あがりやお湯の湯気を利用するなどして、一度鼻を通してからおこなうといいでしょう。

洗い流す事で、鼻の中に入り込んだホコリや花粉も出すことができますので、すっきりとして気持ちがいいのです。

 

私の長女は、鼻が詰まっていたりムズムズしたら「鼻洗って」と塩水を持ってくるようになりました。

我が家では、「うがい・手洗い・鼻洗い」が合言葉になっています。

 

そして目洗いも花粉を洗い流すことができますので、症状の軽減にもなりますね。

水を手ですくって上手に目が洗えればいいのですが、難しい場合はこういう商品があります。

今年からデビューした次女も目薬をさす前に目を洗う様にしたら、目が腫れる事はなくなりました。

何より気持ちがいいみたいですので、我が家の合言葉にも「目洗い」を追加しようと思います(笑)

 

加湿で花粉症対策

部屋の湿度を60%以上に保つと花粉が空気中の水分を吸い取り、床に落ちやすいので加湿器などを利用して加湿を心がけましょう。

加湿は風邪予防にもなりますし一石二鳥ですね。

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子供でも使える花粉症対策グッズは?

他にも、花粉症対策グッズがあるので使ってみてください。
  • マスク・メガネ
  • スプレー
  • ワセリン
  • ネブライザー
  • 漢方薬
  • サプリ

 

マスク・メガネ

花粉症予防といえば、マスクメガネですね。

首から下げるマスクもありますので、マスクが苦手なお子さんでも予防がしやすいですよ。

効果が2ヶ月持続するのも嬉しいですね。

目のかゆみにはメガネで予防をしますが、子供用のメガネもありますので、お子さんと好きなデザインのものを選ぶといいでしょう。

 

スプレー

服にかけるだけで、花粉がつきにくくなるスプレーがあります。

身体に負担がなく花粉から身を守れるのは魅力的ですね!

 

おなじみの商品でも花粉用が出ていますよ。

カーテンやカーペットなどの布製品に使えます。

 

そして顔や体に直接かけることのできるスプレーもあるのです!

子供とつかえるスプレーなら安心ですね。

 

ワセリン

我が家では、ワセリンが年中重宝しています。

ワセリンは肌を保護する役目があるので、乾燥肌の保湿などにも使えますが、実は花粉症対策にもなるのです。

鼻の中や周りに塗ることで、くしゃみや鼻づまりを軽減し、目の周りに塗ることで目のかゆみを軽減することができます。

ワセリンは触るとベトベトするので、花粉がそこにくっつき鼻や目の中まで入ってこないのです。

鼻の中は、綿棒で塗ってあげます。

長女が鼻の中と周りに塗って学校に行ったところ、くしゃみはほとんど出ないどころか、ムズムズもしなかったというから驚きです。

先日幼稚園の遠足へ行った次女にも目の周りにワセリンを塗ってあげました。

遠足だと1日中外にいるので目が腫れないか心配でしたが、腫れることもなく楽しく過ごして帰ってきました。

 

ただ、ワセリンを多く塗りすぎると白く浮き上がってきてしまうので、目安として米粒大を薄く広げて塗るようにしましょう。

 

ネブライザー

ネブライザーとは耳鼻科などでよくしてもらう、吸入器のことです。

鼻が通って気持ちがいいので、自宅にも欲しくなります。

風邪にも使えますから、病院へ通うことを考えたら一台持っていてもいいでしょう。

 

漢方薬

花粉症 漢方薬 オブラート

 

私の長女は6歳の頃花粉症と思われる鼻の症状を発症しました。

耳鼻科に連れていくと抗ヒスタミン薬が処方されて鼻水はすぐに止まったのですが、やはり副作用の眠気で授業中も眠くなったり、朝もほとんど起こしたことなかったのに、起こしてもなかなか起きなかったり・・・

明らかに生活に支障をきたすと感じて、漢方薬を別の病院で処方してもらいました。

花粉症と言えば「小青竜湯」が一般的のようですが、漢方薬は体質により合わない場合もありますので注意してください。

長女は小青竜湯を飲むとお腹が痛くなったので、今は「苓甘姜味辛夏仁湯」を飲んでいるのですが、飲み始めて3年目、今年の花粉にはまだ反応していません。

漢方薬に即効性はないものの、時間をかけてじっくり飲めば体質改善になります。

ただ、大人でも苦くて飲みにくいですので、子供に飲ませる場合はオブラートに包んで飲ませるといいでしょう。

イチゴ味のオブラートがお気に入りの長女は自ら包み飲んでいます。

漢方薬もオススメですが、医師に相談して取り入れる方が安心ですね。

 

サプリ

先ほど紹介しましたじゃばらサプリが子供にも安心です。

じゃばらのサプリは安全性の高い添加物ばかりを使用して作られているので、子供にも安心して使用することができます。

 

他にもこんなグッズがあります!

 

そもそも花粉症対策はいつからやればいい?

色々な対策方法やグッズがあるのですね!

これなら家でもできるし少しでも症状が和らいでくれるといいな。

ところで、花粉症対策は症状がでてからやればいいんでしょうか?

理想は症状が出る前からやることですが、症状は出ていなくても、アレルギー反応として数字だけ出ている場合もあるので事前の予防も必要です。

花粉症対策は、花粉が飛び始める2週間前から始めると効果がもっともよく現れます。

しかしながら、花粉症の症状は出ていなくても、アレルギー反応が出ているといった場合もありますので、症状がなくても検査結果が出ていれば予防をしておくほうがいいでしょう。

花粉症 子供 対策

 

花粉症は近年、低年齢化しています。

ロート製薬の調査結果によると、3歳と5歳で花粉症を発症したと感じる親が多いそう。

さらには、5歳までに発症してしまう割合は4割強なのです!

(出典:子どもの花粉症

子供が小さいうちは、花粉症の症状に気づくのが難しいですが、親が花粉症なら4割強の子供が花粉症だと言われています。

花粉症の症状は集中力がなくなるなど、生活に支障をきたすことも考えられますよね。

症状が出ていないからと言って安心するのではなく、一度花粉症になってしまうと毎年薬を飲んだりしなければならないのがかわいそうだし大変ですので、症状が出る前に花粉を遠ざけるなど対策をしておいた方がいいでしょう。

気づきにくい子供の症状に気づくポイントはこちらを参考にしてください。

 

まとめ

子供でもできる花粉症対策としてお伝えしたのが、

  • 治療薬
  • 食品
  • 花粉を家にもちこまない
  • 加湿

ですね。

そして花粉症対策グッズも紹介しました。

  • マスク・メガネ
  • スプレー
  • ワセリン
  • ネブライザー
  • 漢方薬
  • サプリ

これらの対策は、花粉が飛ぶ2週間前から始めると効果がよく現れますが、子供の体質や生活習慣によっては効果が違うこともあります。

我が家でも、長女には合う漢方薬が見つかったので良かったのですが、花粉症デビューしたばかりの次女はお腹が弱いので、漢方薬は慎重に考えていきたいです。

まずは身近にできることから始めて、少しずつその子その子に合う対策を見つけて春を快適に過ごしていきたいものですね。

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