「うちの子、顎が小さくて歯並びが悪いんです。
矯正してあげたいけど、矯正の装置って高価だと聞くので不安です。」
最近は、あごが小さくて歯並びが気になるお子さんが増えています。
うちの娘も歯並びが悪く、先日から歯の矯正を始めました。
歯列矯正の費用は高いと聞きますよね。
装置だけではなく、その後のフォローにもお金がかかるともききます。
一体どんな治療でどれくらいかかるのでしょうか。
そんな子供の歯列矯正の費用を私の娘の体験談や実際の画像も交えながらお話ししたいと思います。
今回は
- 子供の歯列矯正の費用
- 費用を安く抑えるにはいつから始める?
- 矯正を早く終わらせるためのあいうべ体操
- 娘の通院レポート(随時更新!)
子どもの歯列矯正の費用はどれくらい?
歯列矯正には種類があります。
その種類によって費用はかなり異なってきます。
早期矯正(3歳頃から9歳頃まで)
早期矯正の場合、以下のタイプの矯正方法があります。
- 床矯正・・・小さなあごを器具で少しずつ拡大していきます。
- リップバンパー・・・下顎に用いられます。
歯のアーチを作ったり、あごを拡大したり、受け口の場合に用いられます。 - アクチバトール・・・反対咬合や受け口の治療に用いられます。
これらの矯正装置の金額の相場は15万円から20万円程度です。
どの装置もはずすことができるので、虫歯ができにくいのがメリットです。
また、歯を抜かずに矯正できるのもメリットです。
マウスピースでの矯正ならこちらの記事がオススメ!→子供の反対咬合はマウスピースで矯正できる! 費用や期間は?
交換期矯正(9歳頃から15歳頃まで)
- ワイヤー矯正・・・昔からあるオーソドックスな矯正装置です。
生え変わり期にすることで早く整います。
費用は金属の装置で35万円から90万円程度、目立ちにくいセラミックのもので40万から110万円程度になります。
成人期(12歳以上)
歯の生え変わり時期を過ぎてしまうと、成人と同じ料金がかかってしまいます。
金属の装置で65万円から100万円、セラミックのもので70万円から120万円程度です。
それプラス、定期的に歯医者に通い、メンテナンスなどをしてもらうのでさらに費用がかかります。
他にもいろいろと方法があるようなので、相談してみてもいいかもしれません。
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費用を抑えるには?いつから始めるのがいいの?
矯正の費用はどうしても高くなってしまいます。
少しでも費用を抑えたいですね。
上記のように、歯の生え変わりが進むと費用が高くなります。
なので歯列矯正はできるだけ早い方が費用が抑えられる可能性が高いんです。
ただし、歯列矯正といってもいろんなタイプの歯並びがありますし、その症状によって始めるべきベストな時期が違ってきます。
ですから、歯並びに少しでも不安を感じたら、早めに歯列矯正専門の歯科で相談してベストなタイミングと治療法を相談し、お子さんにとって一番効果的な始めどきを見極めてもらうことが費用を抑えるポイントです。
また、比較的安い床矯正・リップバンパー・アクチバトールの治療を行っている歯科は少ないので、通える範囲に扱っている歯科がないか探しておくとよいですね。
生え変わり期が進んでしまっている場合、ワイヤーの矯正になりますが、医院によって費用は全然違います。
また、装置が安くても、メンテナンスにお金がかかるということもよくあるようです。
ですから、通える範囲の歯医者で何件か診てもらって比べるのがよいようです。
相談料は無料だったり、安いところもあるので、メンテナンスも含め、大体の費用総額を聞いてみるとよいでしょう。
確定申告の医療費控除はできる?
また確定申告での医療費控除も受けられますので、歯列矯正や他の医療費を合わせて10万円を超えそうな場合は家族の医療費の領収証を全て取っておきましょう。
10万円を少し超えた程度では返ってくる額はそんなに大きくはないですが、少しでも払いすぎた税金を取り戻しましょう〜。
- 乳歯がきっちり隙間なく並んでいる場合は、歯が生え変わり始めた頃に矯正歯科に相談に行く。
- 床矯正・リップバンパー・アクチバトールなどを扱っている矯正歯科を探す。
- いろんな歯医者に行って見積もりを取る。
- 確定申告での医療費控除はお忘れなく
では次で私の娘の経験を紹介します。
私の娘の場合(床矯正)
私の娘は乳歯が生え揃った時点ですでに歯がきっちり隙間なく並んでいました。
乳歯は少し間隔があいて生えているほうがよいそうです。
そんな私も八重歯があり、顎が小さいですし、主人は反対咬合で矯正の経験があるそうです。
多分遺伝だと思われます。
歯医者さんにも私や主人の歯並びについても聞かれましたし、遺伝という要素は大きいのかもしれません。
そんなこともあり、絶対に永久歯が生えてきたらガタガタになるだろうな・・・と思い、小さい時から時々おやつにするめや昆布などを食べさせてあごを鍛えていました。
しかし、それだけではやはりあごは大きくなってくれませんでした。
するとやはり、前歯の乳歯が抜け、次の歯が生えてきた時に下の歯がガタガタに生えてきました。
というわけで、そろそろ矯正を・・・と思い、ネットで矯正歯科を探してみました。
ちょうどすぐ近くにあり、昨年ママ友達が噂をしていた歯科だったので、友達に評判を聞いてみました。
すると、うちの近所では一番安いと評判の歯科で、他の歯科ではあまり扱っていない床矯正をしているとのこと。
床矯正は歯を抜かずに顎を大きくする装置をつけるので、痛みもなく、装置は片方だけで64800円。
両方でも13万円弱。
メンテナンスもレントゲンなどを撮ったりしても2500円程度であとは数百円で済むとのことだったので、すぐに予約しました。
関連記事)子供の歯列矯正はいつから?ベストなタイミングを見極め!
通院レポート
- 一回目(相談)
最初にレントゲンと歯型、口の中の写真を撮り、矯正についての説明を受けました。 - 二回目(診断)
約2週間後に、レントゲンの結果と、歯型、歯の状態などを先生に診てもらい、矯正をした方がよいかどうかの判断をしてもらいました。
娘の場合は、上あごも下あごも小さく、下の歯のアーチがすでに逆になっていたので、矯正をした方がよいとの結果でした。
矯正の費用の見積もりなどをもらって、家族で話し合って、できそうであれば予約してくださいとのことでした。 - 三回目(歯型を取る)
矯正をするための正確な歯型を取る。 - 四回目(矯正装置装着)
歯形を取ってから約4週間後に矯正装置が出来上がり、装着し、手入れなどの指導を受けました。
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通院レポート2
この記事を書いて1年半。
2〜3ヶ月に1回程度の通院をしてきました。
途中、顎を鍛えるためのガムを購入したり、「あいうべ体操」というものを指導してもらったりして家で実施するように言われました。
ガムは少し高いので一回買っただけでその後は買わず・・・。
あいうべ体操は三日坊主・・・。
なかなかうまくいきません(汗)
親の努力もかなりいりますね・・・。
今回こんな動画を見つけましたよ。
これを毎日見せて日課にするとよさそうですね。
あいうべ体操をすると顎が広がりやすくなるそうですし、早く顎が広がればそれだけ治療期間も短くなりそうですね。
我が家も今日からこれを見せることにします。
さて、最初の通院から1年半、矯正装置のネジを週に3回まわすということでやってきたんですが、途中で下顎の矯正装置があんまり進んでいないことに気づきました。
進んでいないというよりもかなり元に戻ってしまい、幅が狭くなってきたんです。
上顎の矯正は1年以内でほぼバッチリなくらい隙間が空いてたんですが・・・。
なので、通院時に相談したところ、毎回まわすたびに固定するためのワックスを詰めて動かないようにしましょうとのことで、ワックスを詰めてみたのですが、それでもなかなか進まず・・・。
最後は毎日回してましたがそれでも進まないので、1日に2回まわして対応していたほどだったのに、それでも進みが遅く、結局作り直しましょう・・・と言われ・・・。
先日作り直しました。
左の白いのが最初に取った型です。
右の一番上が最初からつけている上顎の装置、真ん中が途中から広がらなくなった装置、一番下が現在使っている装置です。
一番上の上顎の装置があれだけ開いているのに、真ん中の装置はその半分くらいまでしか開きませんでした。
常にネジが緩い感じでした。
2回目以降の装置の作成は半額だったので32400円だったのですが、装置の不具合なのになぜ自己負担なんだろう・・・と思いながらも反論することもできず・・・仕方がないですね・・・。
でもたまにそういった不具合はあるようです。
床矯正は安いですが、そういったトラブルの可能性もあるということも頭に入れておいた方がよいのかもしれません。
(製造元にもよるのかもしれませんが)
最初はやる気だった娘も、時間がかかればかかるほど、だんだん矯正を入れ忘れることが増えてきたので、最近は「入れなさい!!」と声をかけることもしばしば・・・。
早く終わってほしいものです。
今のところ、新しい装置のネジは固く、先生は今年の春には終わらせよう!と言ってくださっているのでそれを目指して親子で頑張りたいと思います。
今後も治療の経過を報告しますので乞うご期待!
他の方の体験談はこちらもオススメ→子供の歯列矯正費用は?我が子の体験談をたっぷりご紹介
床矯正の装着
床矯正は一日に14時間以上つけなければなりません。
週に3回ほど、90度装置を広げるネジを回しています。
人それぞれ回す回数や角度が違うようで、友人のお子さんは45度の角度で週に2回と言われていたようです。
また、1〜2ヶ月に1回、通院し、どれだけ拡大しているかのチェックをしてもらいます。
その費用は数百円です。
少ししゃべりにくくなるため、学校での授業で、国語の音読や音楽などの授業でははずした方がよいとのことでした。
確かに、装置をつけている間、娘はかなり喋りにくそうです。
また、体育の授業やスポーツ系の習い事でも、強くかみしめたりすることで壊れる場合があるのではずさなければなりません。
歯医者さんからは、学校への手紙をいただきました。
高額な装置であるため、先生の方でも気をつけて欲しいということや、喋りづらいこと、入れ歯のような形状なのでいじめの原因になりやすいため、配慮をしていただきたいということが書かれていました。
矯正をするかどうか決める前に、先生や歯科衛生士さんが、「頑張れそうかな?」と娘に何度も聞いていたことの理由がここにあったのだなと思いました。
特に床矯正は日本ではまだあまり馴染みがないため珍しく、どうしても喋りづらいため、いじめなどの原因になりやすいようです。
でも、早めに始めることで、歯を抜くことなく、痛みもなくあごを大きくする方法でしかも費用がかなり抑えられるので、床矯正のメリットは大きいと思われます。
最後に・・・
矯正は料金が安いものでも何万円もします。
そして、見た目にもよくないので、躊躇してしまいがちですね。
でも、歯が生え変わり始めた頃に、歯並びが心配だと思ったら、早めに受診することで費用は抑えられます。
全ての歯が生えそろってからだと、矯正の装置が高額な上に、期間も長くなってしまいます。
歯並びが悪いと見た目が悪いだけではなく、虫歯になりやすくなります。
さらに、噛み合わせが悪いと、運動能力も衰えます。
歯並びが気になったら早めに歯医者さんに相談してみましょう。
byももまま