楽しかった夏休み。
ふと気が付くと、あれ・・・あっという間に・・・あと何日?
「宿題しようかな」「どうしようかな」そう思っている間に楽しい時間がどんどん過ぎてしまって、夏休みの終わりになってから、大急ぎで取り組んだ記憶はありませんか?
私は「先に済ませるタイプ」という優秀な方には必要ないかもしれませんが、最近では「宿題終わらない!どうしよう!」というタイプのお子様を助けてくれる、宿題代行サービスなるバイトがあるとTVで紹介されて話題を呼んでいます。
我が家にも小学生の子供がおりますが、苦手な漢字ドリルが夏休み中に終わらなかったという悲惨な結末を迎えたことは、母子ともに心理的なダメージだったというのは過言ではありません。
宿題代行?
何それ?
と思った、そこのあなた!
宿題代行とは、どんなサービスなのか?
- 内容
- 料金相場
- メリット
- デメリット
- 親目線の意見
などをお話ししたいと思います。
夏休みの宿題代行サービスって何?どんなもの?
あれってどんなものなんですか?
宿題代行サービスだと・・・? pic.twitter.com/lG9cnD2weg
— なにこの画像~!? (@nanikonogazou) 2017年8月3日
どんなものかを説明しつつ、平均相場についても紹介しますね。
ネットや電話、メールで依頼できるサービスが多く
- 自由研究
- 作文
- ドリル
- ポスター
- 標語など
学校から出た宿題を代行してくれるものですが、年齢に応じた子供らしい作品に仕上げてくれるのもこのサービスの特徴です。
中には、プロのライターを雇用しているところもあります。
平均相場
- 自由研究・工作など、1件:5000~1万円
- 作文・読書感想文など、400字詰め原稿用紙1枚:3000~5000円
- 国語・算数のドリルなど、1冊:5000~1万円
- ポスター、絵画、1点:1~2万円
これを高いと感じるか、安いと感じるか・・・でも、なかなか子供がお小遣いで出せる金額ではないですよね。
でも、中にはこの宿題代行のバイトを、家庭教師にお願いすることもあるようです。
家庭教師のバイトって実質中高生とおしゃべりしてちょっと宿題代行して演習問題のプリント渡すだけで時給1500円とかもらえるわけだから他のバイトとは次元が違う
— 凛とシて射精 (@black_bird_d) 2016年2月11日
バイトを受ける側としては、これが間違っているか正しいかは置いておいて、時給が高いからやるようですね。
宿題代行という副業の時給の式
時給=[その地の塾バイトの時給]×[1問あたりのかかる平均時間]×[正答率]+郵送料などの事務手数料
— ポン (@LipovitanD2) 2015年8月25日
バイトそのものの募集は、Web上やツイッターで多く出回っているようですよ。
関連記事)夏休みの宿題代行とは?料金の相場やバイトについても解説
でも、この宿題代行システムがいかがなものかと思われている方も多いですよね?・・・
[adsense]
どうして需要があるの?メリット・デメリットは?
一般的に宿題というものは、子供が自らの意思で学ぶためのものなのでは?と、疑問に感じますよね。
どんな需要があるの?
- 仕事のため宿題を手伝う時間がない
- 旅行や外出などの予定が多く宿題をするひまがない
- 学校の宿題よりも塾や習い事を優先したい
宿題代行サービスのメリットは?
- 仕事で宿題を手伝えないという家族のストレスが軽減される
- 旅行や予定が多く時間がないという家族のストレスが軽減される
- 夏休みに専念したり勉強や習い事に力を入れられる
宿題代行サービスのデメリットは?
- 学校の先生をだますことになるのを親がほう助する形になる
- 子供にお金を払えば勉強しなくてよいという価値観を与えてしまう
- 子供がお金で解決した宿題に称賛承認された場合の、子供の人生観への悪影響
需要があるから、成り立っている宿題代行サービスですが、デメリットを見ると考えさせられるものがありますよね?
夏休み宿題代行サービスが話題ですが… (今回は小学生・中学生対象)
理由としては塾などの勉強の方がレベルが高く、学校の宿題はレベルが低い。宿題をやるくらいなら塾などのレベルの高い教育に時間を使いたい為。— ぐっさん (@bwp_taku) 2017年7月31日
このような意見もありますが、う〜ん・・・と唸ってしまうような現代ならではの問題でもありますね。
「宿題代行サービス」はアリかナシか 求められる背景は。宿題代行サービスの是非について筆者が考察している。学校の勉強より、塾での勉強を優先させたい親子が主に利用しているそう。子どもに教師を欺くという経験をさせてしまうことがデメリットだと指摘した(・ω<)
— ニュースの女子大生 (@treh7c7a1) 2017年7月20日
関連記事)夏休みの絵日記の書き方のポイント!これでもう悩まない♪
宿題代行サービス!実際、親としてはどう?
私にも小学校4年生の子供がいるので、毎年宿題には悩まされています。
ただ、宿題の量や程度というもののばらつきもあると思いますので、ここで私の考えをお話します。
「今年はどうしてこんなに多いの!」と驚く時もありますし「あら、こんなに少なくていいのね」という場合もあります。
仕事もしている母親なので、「宿題を手伝う暇がない」という状況には大いに賛成です。
一人で調べて学べる力のある子供であればどんなにか楽なのでしょうが、世の中の大半のお子様は、きっと手助けが必要でしょう。
それを塾が手助けしてくれる場合もあるかもしれませんが、子供に宿題をさせるということは、何らかの手助けが必要だということです。
・・・私としては、
- 人生そんなに甘くない!
- お金で解決できると思って欲しくない!
- 自分の力でやり抜く力を身に付けて欲しい!
というので反対です。
やはり、デメリットの面の影響が大きすぎるように感じます。
「宿題代行」うちはさせない!それなら、どうする?
- まずは、夏休みの計画をたて、宿題の進行計画も頭に入れておく
- ドリル等は夏休みの最初に親が横についてアドバイスを与えながら終わらせておく
- 宿題自体もゲームのようにクリアしていく
- 夏休み特別教室に入れる(絵画教室・作文教室など)
親がそばにいないと、なかなかはかどらず、集中せずに時間だけが過ぎていくっていうことも多いですよね。
夏休みの宿題計画には、親の都合(親が付き添える時間・日)も入れておくといいかもしれませんね。
夏休みの宿題をしっかり終わらせる一つの方法として、全ての宿題を日にちで割って1日1日こなしていくことです。ゲーム好きの人ならミッション感覚でこなせるかもしれません!かもしれません。
— たいやき (@kurotoaaaaaaaaa) 2017年7月28日
1つクリアできたら、ご褒美を用意しておくと、子供のやる気にもつながるかもしれませんね。
宿題や終わらせたい問題集を、期限内に終わらせる方法。その期限の半分までの期間に、半分終わらせることを目標にして下さい。そうするだけで、簡単に済ませられます。
— 難関国立大学合格へ〜夏休みを取り返せ〜 (@hk4e2) 2017年7月29日
半分済ませると、終わりが見えてきますもんね。
また、夏休み絵画教室・小学生向け作文の書き方教室なども、多くあります。
このような教室に行くと、必ずその宿題をしなくちゃいけないですし、アドバイスをもらいながら確実に終わらせることができますしね。
一人で出来る子は、どんなことがあったって宿題代行に頼らなくても出来るんです。
でも、それが出来ない子が多いから、宿題代行サービスというビジネスが生まれたんですよね。
人生今後いくらだって困難はありますが、この夏休みの宿題を困難の一つとして捉え、こういったサービスに頼らずこなすことができると、子供にとっても「困難を乗り越えた」「やり遂げた」感は出ることでしょう。
関連記事)
最後に
宿題代行サービスについて、ポイントをまとめます。
- 自由研究・作文・ドリル・ポスター・標語など、年齢に応じた内容の宿題を代行してくれるもの
- 教科に応じて5000円~20000円前後かかる
- 宿題よりも習い事や予定を優先できるため需要がある
- ストレスを軽減できるメリットがある反面、お金で何でも解決させるという教育に良くないデメリットがある
- 手伝う暇がない親にとっては助かるが、子供にとっては代行サービスよりも親の手助けの方が必要
こういった家族の生活と宿題の程度がかみ合うかということも問題と感じますが、子供の個々の特性に合わない宿題もあると思います。
子供が伸びない宿題を与えられ、子供や家族もストレスを抱えるだけとなり学習としての成果が達成できないのであれば、学習としては本末転倒です。
自由研究にしても、夏休みに入る前に学校である程度子どもが自主的に研究できるような課題を共に学習の場で考え、家族と可能かどうか相談して目標を決める!
など、しっかりとした目的意識をもって、夏休みの課題に取り組むスタイルになると有意義な宿題となるのではないかと思います。
ただ単に何でこんなものに需要があるの?って疑問だったんですが、それぞれ家庭の事情等もありますもんね。
大変参考になりました。