家を建てて引っ越しをしたら、自治会役員や子供会、学校のPTA役員とか色々な役員があるって聞いて。
保育園・幼稚園・小学校・中学・高校、クラブチームや部活の他、自治会や子供会まで、本当色々な役員があるわよね。
一度ハマっちゃうと、次から次にお声がかかり、「役員地獄」って言ってる人もいるくらいよ。
うわ〜。
うちは、下の子がまだ小さいし、断れないものなのかしら?
ん〜・・・
断りたいのは、誰しも一緒。
下の子がいるからっていうのは、断る理由にはならないのよね・・・。
わ〜・・・怖い。
どうしたらいいの〜?

 

役員地獄の沼にだけはハマりたくない!
そんな方に向け、役員の断り方と題して、文例や失敗例をを挙げつつ、

  • 免除になる理由
  • ポイント
  • 最悪やるならば・・・

といったことについて、色々な方法をお話ししたいと思います。


役員が免除になる理由

役員が免除になる理由は、その役員ごと異なり、また細かな条件があったりします。
  • 重い持病がある
  • 妊娠中・出産してすぐ
  • 介護中
  • 他の役員をしている
  • 数年以内の役員経験がある
  • フルタイム勤務で母子家庭・父子家庭
  • 転勤・転校の予定がある

など。

それぞれについて説明します。

重い持病がある

持病にも種類がありますが、ただ持病があるから役員できませんというのは、通用しないことがほとんどです。

  • 近々入院の予定がある
  • 外出できない
  • 足の骨折等で行動に制限がある

など、役員を引き受けても周りに迷惑をかけるような重い持病がある場合、役員をやることは実質不可能なため、通用します。

え?
じゃあ、「最近調子が悪いと思って病院に行ったら、今度入院して検査しましょうって言われてて」というのは、断る理由になるかしら?
可能かもしれませんが・・・、嘘はバレます。
バレた時に、気まずくならないよう注意が必要です。

下手な嘘で役員を回避しても、バレた場合は人間性を疑われることになるので、要注意です。

妊娠中・出産してすぐ

役員規定により、妊娠中・下の子が2歳未満の場合、役員を免除されることもあります。

ただ、自治会は免除されず、「夫婦でやるものだから」と、妊娠・出産の年に役員をした経験・・・私はあるんです。

また、妊活中は薬院免除の理由にはなりません。

介護中

介護にも、どの程度なのか細かな規定があります。

  • ヘルパーさんに頼れない
  • 代わりに介護をする人がいない

などが免除の理由になりますが、デイケアなどに行っていて、昼間は時間が取れる場合などには、役員を免除されないことも。

介護レベルは、他人からは分かりにくいところなので、自分で説明するしかありません。
「じゃあ、今どうしているの?」と聞かれた場合、今大丈夫なら役員も大丈夫と取られることもありますからね。

他の役員をしている

これにも規定があり、4役(執行役員)ならば免除されることもありますが、それ以外なら免除されず役員をいくつもやることになってしまうことも・・・。

役員決めの際に、他の役員をやっていることを申し出て、確認した方がいいでしょう。

実際私は、子供会役員と小学校のPTA役員の副会長を同年にやりました。

数年以内の役員経験がある

何年いないかという規定はありますが、保育園・幼稚園・小学校・中学校・高校などは、子供一人につき1回という役員規定があることが多くあります。

そのため、一度役員をしていると免除になることもありますが、中には3年以内に役員経験があれば免除などとなることも多いです。

ただ、うちの小学校では生徒数が減ってきて、本来なら3年免除だった役員免除年数が、翌年免除のみとなってしまっています。
確認した方がいいでしょう。

フルタイム勤務で母子家庭・父子家庭

基本的には近年、母子家庭だから、父子家庭だからというのは、近年そういうご家庭も増えて役員免除にならないことが多いです。

また、

  • 同居家族がいる
  • 単身赴任

というのも論外。

ですが、母子家庭・父子家庭であり、早朝家を出て夜も遅いなどといった場合、土日も仕事などといった勤務体系で他に頼れる人がいない場合などには免除されることもあります。

本当に困難な場合は免除されることも多いので、申し出てみる価値はありますね。
確かに、父子家庭のご近所さん、お父さんがPTA役員までされていて本当に大変そうだったのよね。
何のための役員なのかってなるし、こういう場合は、申し出て損はないわね。

転勤・転校の予定がある

この場合、途中で役員を辞めると迷惑をかけてしまうので、役員免除となることが多いです。

また、転勤・転校の予定が今年ではなかった・・・となっても、途中から役員を求められることもありません。

ですが、交代人員を確保した上で、やれるまでやってほしいと求められる場合も中にはあるので、それは要注意です。

うちの地域の子供会に限ったことかもしれませんが、

  • 上の子が受験生の場合、その年の役員は免除

という規定があります。

役員ごとに規定は違うので、最初に確認しておいた方がいいでしょう。

役員の断り方のポイント!

上記を踏まえた上で、断り方のポイントを紹介します。

まず、断る上で重要なのは・・・

  • 勧誘に屈しない
  • 「話だけでも聞きに来て」は、もうOKしたも同然
  • バレる嘘は後々困ることに
  • 曖昧な態度を取らない
  • 役員決め当日ではなく、事前に申し出る

ということ。

勧誘に屈しない

前年度の役員さんは、次の役員を決めなければ、自分の役員を終えられないということがあるので、必死に勧誘されます。

勧誘の電話がかかってくる場合
  • (今役員されているなという人の)電話には出ない
  • 夜の学校の番号からの電話には出ない
  • 「今忙しくて話せない」などと断る

のが重要です。

自分が今時間がないなどと断れば、次の人に電話をかけるわけなので、その間に役員が決まることも多々あります。

繋がらない状態を先延ばしにすることは、有効でしょう。

訪問される場合

家に訪ねて来られる場合も中にはあります。

  • 「今、お風呂に入るところで、脱いでしまっていて。」
  • 「すみません、今から子供の習い事で家を出るところで。」
  • 「ちょっと子供が嘔吐していて、手を離せなくて。」

など。

「出たら終わり」などといういう話しも、よく耳にします。
こわっ!

「話だけでも聞きに来て」は、もうOKしたも同然

中には、「説明会だけ来て」「話を聞きに来るだけでも」などと声をかけられることもあります。

ですが、話を聞きに来る=役員最有力候補、と考えられることもしばしば。

何がなんでも、話を聞きに行く・説明会に行くというのは拒否した方が良さそうね。

バレる嘘は後々困ることに

正直なところ、「ちょっと今具合が悪くて」などの嘘は、そう大きな問題になることは少ないものの、

  • 病気で入院する予定で
  • 他の役員をやることになってて
  • 介護のため同居することになって

など、嘘がバレた時に人間性を疑われることになるようなものは、今後の付き合いのためにもやめた方がいいです。

今年は断れても、来年は断れないという問題にもなりそうね。

曖昧な態度を取らない

役員をできるのか、できないのか、曖昧な態度は、もう「できる」という判断なんだと取られることもしばしば。

やりたくないから、曖昧な態度をとっていると取られ、「あの人役員できるよ」と取られると、もう逃げられません。

できない場合は、「今年は厳しくて」「今年は無理」などと、ハッキリ言った方がいいでしょう。

役員決め当日ではなく、事前に申し出る

役員決めには、必ずといっていいほど、事前に立候補はいないかなどの自己申告制度が設けられます。

出来ない場合には、その際にハッキリ断っておきましょう。

役員決め当日に言い出しても、もう候補に入れられることもしばしばありますからね。

できないなら、役員決めの会議にも出席しない!
そうするしかありません。

この事前意思表示がなければ、役員決めの会議に出席しなくても、代理くじ引きなどで、いないまま役員にされることもありますからね。

役員を断れない場合どうしたらいい?

でもさあ、免除にも該当せず、強く断る理由もなければ、どうしたらいいのかしら?
絶対に断れないという場合、役員を受けるにも負担の少ない受け方を選択しましょう。
  • 自治会の役員ならば、1年任期の会議回数が少ないものを
  • 子供会ならば、会長をやらなくて済む年に引き受ける
  • 小学校のPTA役員は、避けるべき学年・役員がある
  • 幼稚園・中学・高校はできるだけ先延ばしを

自治会の役員ならば、1年任期の会議回数が少ないものを

自治会の役員には、地域によっても異なりますが

  • 半年
  • 1年
  • 2年

などと、役員任期が異なります。

できるだけ、任期期間の少ない役員を選びましょう。

また、執行部になると会議回数も多く大変です。

近所の方などに話しを聞き、負担の少ない役員を引き受けた方がいいでしょう。

子供会ならば、会長をやらなくて済む年に引き受ける

これも地域によって異なりますが、会長は全ての役員の取りまとめ役にもなり、子供会だけでなく自治会や学校との橋わた役にもなるので大変です。

できることならば、会長をやらなくていい年に、自ら役員を引き受けておくことをオススメします。

また、地域のメンバーでやる役員なので、仲のいい人と一緒にやるというのも、役員の仕事自体をやりやすくなるでしょう。

小学校のPTA役員は、避けるべき学年・役員がある

  • 第一子が1年生の時
  • 4年生
  • 6年生

は、役員を避けた方がいいと言われています。

第一子が1年生の時

何も学校のことを分からぬままやるのは、知り合いも少なく、大変だからとおっしゃる方が多いです。

4年生
何で中途半端な4年生?
昔はなかった行事が、今の4年生にはあるんです。

それは、1/2成人式

この年の学級委員だけは、避けた方がいいと言われることが多いです。

学校が全てをやってくれるわけではなく、役員が1/2成人式の諸々を決めたり、準備をするといった学校も中にはあります。

そうなると、平日仕事を休まなければいけなくなったりといった回数が、非常に多くなると言われるんです。

うちの子の時は、2月のインフルエンザが流行する時期と重なり、予定してた日に行えず延期になったりしたため、学級委員さんは非常に大変そうでした。
6年生

修学旅行もある上、卒業する年でもある6年生は、写真撮影のため、学校に出て行くことも多いと言われます。

広報いいんになれば、写真撮影の回数も多く、アルバム委員(学級委員が兼ねることも)になれば、学校に出て行く回数も多いです。

ん〜。
やるなら、やっぱり負担の少ない役員の方がいいわね。

幼稚園・中学・高校はできるだけ先延ばしを

幼稚園・中学・高校は、三年間しかありません。

また、小学校に比べると、生徒数も多いため、役員をしない人は3年間しなくてすみます。

そのため、「今年はできない」が通用しやすくもなるんです。

先延ばしにしたまま、卒業・・・ということも多々ありますからね。

関連記事:PTA総会の服装は?役員~出席者まで経験者の声を紹介

最後に

いかがでしたでしょうか?

  • 事前に断っておく
  • ハッキリ言う
  • バレる嘘はつかない

というのが、ポイントです。

ですが、、色々な役員をやってきて思うことは・・・仕事内容より大変なのは、人間関係です。

断って先延ばしにするよりも、心許せる知り合いがいる時に、一緒にやった方がずっと気持ちも仕事内容も、負担が軽く済んだ気がします。

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