夏休みには宿題がたっぷり。ドリルのような作業問題なら時間さえかければ完成しますが、読書感想文には頭を抱えた人も多いのでは?
私も読書感想文が苦手でした。「おもしろかった」以上の感想が出てこないんですよね。それで終わっていた小中高、通算12年。恥を晒していました…。
でも読書感想文を書くにはコツがあるのです。それを知っておけば「おもしろかった。以上」で終わらずに済みます。
サクサク作成できる読書感想文の書き方のコツついてご紹介します。この書き方は小学生向けです。
読書感想文のテンプレート
はじめに
この話を読もうと思ったきっかけ
物語の登場人物やあらすじの簡単な紹介
(全体の6分の1程度)
中身
心に残った場面
登場人物の行動や気持ち
なぜこの場面が心に残ったのか?
(全体の3分の2程度)
終わりに
この本を読んで思ったこと
登場人物へのメッセージなど
(全体の6分の1程度)
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いきなり書かない
読書感想文用の原稿用紙にいきなり書き始めると、すぐ書くことに事欠いて、ひながなを増やしてみたり、句読点を増やしてみたり、四苦八苦するハメになります。私はなりました。
当たり前ですが、「いきなり原稿用紙に書かない」ことが大切です。
上に出したテンプレートに書くことを当てはめるために、まずは材料を集めましょう。
ノートに「はじめに」「中身」「終わりに」を書き出し、その下にメモを書いていきます。慣れてなくてうまく書けない子や、低学年で作文に慣れていない子には大人がインタビュアになって
「どうしてこの本を選んだの?」
「誰が出てきたの?」
「どんなお話?」
など聞いてあげると、まとめやすくなります。
長い物語なら付箋を貼りながら読むと、思い出しやすくなるので材料集めが楽になります。
このメモをもとに清書をします。原稿用紙3枚なら、「はじめに」と「終わりに」は原稿用紙半分程度が目安です。
本選びも大切
本選びも大切です。どんな本でもいいのですが、指定がなければ青少年読書感想全国コンクール用の本から選ぶと、学年別に課題図書をピックアップしてあるので読みやすいです。
年齢にあった本でなくても、本人が興味を持って楽しく読めるならOK。
読書が苦手な子には、あまり長くない本を薦めてあげましょう。ファンタジー系のお話は、アニメなどでファンタジーの世界に慣れ親しんでいるので、比較的とっつきやすい傾向があるようです。
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最後に
読書感想文で「メモを取って材料を集める」「書く内容の分量を決め、俯瞰的に配置する」ということは、中学生、高校生と成長して小論文やレポートなど文章を構成する際に役立つ能力です。
小学生のうちから文章の構成についてトレーニングしておくと、あとあと困らなくて済みますね。
頑張って夏休みの宿題を仕上げましょう。
by 武藤はづき
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