物騒な事件が起こるたびに、うちの子は大丈夫かしらと思うのは当然ですよね。特に小学生は体も小さい上に、大人のような判断力もありません。
友達同士で外へ遊びに行ってしまうと、どこにいるのかわからなくなるので、不安に思うお母さんも多いのではないでしょうか?
でも、携帯電話を持たせるのはまだ早い気がしますよね。うちにも小学3年生がいますが、同級生で携帯電話を持っている子は少数です。
でも、これから大きくなって行動範囲が広がると、必要になるかもしれません。そこで、小学生の携帯電話事情について調べてみました。
携帯電話、持たせてよかった!その理由
小学生の子供を持つ母親670人にアンケートを取ったところ、持たせる必要性を感じている人は57%。その理由は
- 災害や事故などの緊急時に連絡が取れるようにしておきたいから
- 子供がどこにいるか把握しておきたいから
- 塾や習い事の際に連絡が取れるようにしておきたいから
という答えが上位を占めました。子供の安否を確かめることができる、というのが携帯電話を持たせるメリットになっているようです。
小学生に携帯電話を持たせるならハズせない機能!
いつまでも子供じゃないんだし、大人と同じ携帯電話でもいいんじゃないかしら、と思う方もいるかもしれませんが、子供向けの携帯電話には、大人の携帯電話にはついていない機能がついています。
- 居場所がわかるGPS機能
- 防犯ブザー機能
- ネットにつながらない
- 通話制限
この4つは子供が使う携帯電話からは外せない機能です。そして、各キャリアが出している子供用の携帯電話には必ずついている機能です。
そのほか、ブザーが押されると親の携帯電話や提携している警備会社に連絡が入るなど、子供用の携帯電話は子供の安全・防犯に特化しているのが特徴です。
子供用の携帯電話はバッテリーの持ちがよく、防塵・防水機能もついていますから、小学生に持たせるなら大人と同じ携帯電話ではなく、子供用の方が向いています。
携帯電話なんてまだいらない!その理由
携帯電話を持たせるメリットがある一方、もちろんデメリットもあります。
上のアンケートで子供に携帯電話を持たせていないと回答した母親の約7割が、携帯電話を購入するつもりはないとしています。
その理由は
- 勉強の妨げになる
- 有害な情報にアクセスする可能性がある
- 利用料が高い
- 家族以外の人と連絡が取れるようになる
等があげられます。
小学生でも巻き込まれる?携帯電話トラブル
小学生も4年生以上になると、学童保育が終わり、放課後の活動範囲が広がります。
交友関係も広くなり、クラブ活動や習い事も増え始めることから、子供用の携帯電話ではなくスマホを与えられる子供も増えます。
そのことから、4年生を境にネットトラブルが急増します。
LINEなどSNSによるいじめやトラブルはもちろん、個人情報の流出、アダルトサイトの閲覧やゲームの課金など、大人と同じ問題に巻き込まれる可能性は大いにあります。
もしスマホを与えるならしっかりフィルタリングをかけ、親の目の届く使い方をさせるようにする必要がありますね。
終わりに
小学生の間は子供用の携帯を持つ子が約半数ですが、残りの半数はスマホです。
そしてスマホ所有率は年齢が上がるほどに高くなります。
現代は中学生、高校生になればスマホを持たさざるを得なくなっていますので、小さいうちから携帯電話に潜むリスクをきちんと教えていくことが大切でしょう。
しかし、子供用携帯電話は子供の安全を守ることに特化しているので、不安なら持たせてもいいかもしれませんね。
武藤はづき より