妊娠を期に、様々なイベントを迎えますよね。
嬉しい反面、服装や準備のことなどで戸惑うことも多いでしょう。
妊娠するまで戌の日をよく知らなかったという人も、案外多いのではないでしょうか?
私もその一人でした。
母から
「腹巻は買ってあるの?」
と聞かれて、
と疑問だらけでした。
その事をきっかけに、戌の日について詳しく調べてみました。
みなさんもぜひ参考にされてみて下さい♪
- 戌の日とは?
- 誰と行くのか
- 服装
- 初穂料
など、基本的なことをわかりやすくご説明したいと思います。
戌の日とは?
戌の日とは、神社やお寺で赤ちゃんの成長と安産を願って祈祷してもらう日です。
実は、干支は年だけではないってご存知でしたか?
日にも干支があり、戌の日は12日毎にやってきます。
1年間で約30日あります。
安定期に入る5ヶ月頃の戌の日に行くと良いでしょう。
戌の日に行けなくても大丈夫。
祈祷もいつでも行ってくれます。
ただ、参拝者の多い七五三シーズンなどは事前に電話などで確認してから行くと確実ですね。
体調や都合に合わせて行くようにしましょう。
- 多産かつ安産な動物だから
- 悪霊を防ぎ、狐や狸から守ってくれるから
などというのが由来と考えられています。
また、このお参りは日本独特の物で、海外ではありません。
海外の方は、お腹を安定させるためや冷えから守る為に、タオルやスカーフなんかを使用するそうですよ。
また、祈祷をすると「岩田帯」という腹帯をもらえる所が多いです。
この岩田帯には、
「岩のように頑丈で健康な赤ちゃんが生まれますように」
という意味が込められています。
自分で岩田帯を持参して、その帯に祈祷をしてもらえる所もあります。
事前に確認しておきましょう。
特に決まりはないので、お参りだけでも大丈夫ですよ。
腹帯やお守りなどを販売している所もあるので、興味がある方は購入してみてもいいでしょう。
「子供の無事と安産を願う」
ということが第一の目的です。
自分たちがしたいようにして下さいね。
戌の日の安産祈願、誰と行く?
これも特に決まりはありませんが、夫や両親を誘う人が多いです。
実両親の家の近くで実両親と、義両親の家の近くで義両親とで2回お参りに行ったという人もいます。
また、旦那さんが仕事の折り合いがつかず、結局一人で行ったという人も。
お参りの後は、外食をして帰るパターンが多いです。
自宅に招くのは、料理や片付けなど妊婦さんには色々と負担が大きいですからね。
妊娠中のストレスは大敵!
負担に感じる場合は、夫婦二人で行くのが一番でしょう。
両親の強い希望がある場合は、そちらにリードしてもらうようにしましょう。
私は子供を2人産んでいますが、2人共神社までお参りには行きませんでした。
住んでいた所から安産祈願の神社が遠く、車も持っていなかったので…。
なので、戌の日の前にさらしの腹帯を購入し、戌の日に産科に行き看護師さんに巻いてもらいました。
実はもうその子供も31歳になり、2000年12月に女の子を出産しています。
行かなかったからといって難産になるとは限らないので、気にすることはありません。
もし気になるようでしたら、私のように自分で腹帯を購入して巻いたり、近くの神社をお参りする程度でかまわないと思いますよ。
そのさらしを子どもが産まれた後、おしめにしました。
今布オムツを使ってる人はほとんどいないと思っていましたが、また布おむつの良さが見直されて使っている人もいると聞きます。
娘のを見せてもらいましたが、マジックテープが付いており簡単に巻く事ができたそうです。
私たちの時はさらしを自分自身が寝転んで巻いていたので、便利になっていて驚きました!
関連記事)水天宮で安産祈願!必要な持ち物は?
戌の日の安産祈願、服装は?
男性:スーツまたはジャケットにスラックス等
女性:ワンピースまたはマタニティ服
私の娘は、5か月に入ったばかりの時に中山寺に行きました。
中山寺は大阪では有名な安産祈願のお寺だそうです。
服装についてですが、旦那さんはスーツを着て行ったそうです。
男性については特にスーツでなくても、ジャケット(中はポロシャツでもOK)にスラックスで十分だと思いますが、短パンや普段着に近いラフ過ぎる服装は浮いてしまうと思いますので注意したいですね。
女性は少しおなかのふくらみも出てくる頃だと思うので、マタニティ服でいいと思います。
最近は妊婦さんもジーンズなんかもありますが、シンプルなワンピースがぴったりなのではないでしょうか。
しかし、いわいるマタニティドレスと呼ばれる服装で行った方が神聖な感じがします。
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戌の日の初穂料の相場はどれくらい?
娘は祈願をしてもらい、腹帯とお守りをもらって約8,000円だったそうです。
神社によって違いはありますが、金額は5,000円~10,000円位になります。
ちなみに神社に渡す時は、紅白の水引で蝶結び(これは必ず蝶結びにして下さい)の封筒に「御初穂料」と書いて下さい。
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知っておきたい!戌の日のお参りの作法
- 神社の「手水舎」で手や口を清める(決してお水を飲んではいけません)
- ご祈祷の申し込みをして初穂料を渡す
- 本殿にて御祓いを受ける(御祓いの時や祝詞奏上の時は、軽く頭を下げておくのがマナーです)
- 祝詞が終われば「二拝・二拍手・一拝」を行う
これで終了、30分程度で済みます。ですが混み合っている時はこの限りではありません。
最後に
- 戌の日とは、赤ちゃんの成長と安産を願って祈祷する日
- 戌の日は日本独特の文化
- 戌の日以外でも祈祷してもらえるので、体調や都合に合わせられる
- 夫や両親とに行く人が多いが、一緒に行く人に決まりはない
- 男性はスーツまたはジャケットにスラックス等、女性はワンピースまたはマタニティ服で
- 初穂料は5,000円~10,000円が相場
私自身は戌の日のお参りには行っていないので、今回記事を書くことでいろんな事を知る事ができました。
この行事は奈良時代からあるそうです(古事記に書いてあるそうです)。
最近は日本人も海外の行事を真似てお祝いしてることが多い中、大事にしたい行事だと思いました。
神社近くに住んでいる方はいいですが、距離がある場合は車で行く事をお勧め致します。
一番気にして欲しいのは妊婦さんの体調です。
妊婦さんは5か月目に入ると安定期ですが、やはり体調の悪い時もあります。
体調の良い、晴れた日に御参りに行く事が1番だと思います。