汗をかく季節の皮膚トラブルの代表といえば「あせも」ですね。子供は汗をかきやすいので、あせもに悩むお母さんも多いのではないでしょうか?私の子供も皮膚が弱く汗っかきなので、あせもには毎年悩まされています。
あせもは掻きこわしてしまうととびひになってしまうので、早めの対処が必要です。今回は子供のあせもに効く市販薬や病院で処方される薬、ステロイドを使っても大丈夫なのか、受診するなら小児科なのか、皮膚科なのか、また早く治すためのケアなどについて調べてみました。
子供のあせもに効く薬はコレ!
ポリベビー
こちらのポリベビー、あせもはもちろんおむつかぶれにも使えるお薬です。基剤に植物油を使用しているのでお肌に優しいです。ステロイドが入っていないのも安心ですね。
ベビーワセリン
薬ではありませんが、もう1つはワセリンです。ワセリンは乾燥肌に塗るものと思いがちですが、あせもにも効果があります。ただし、軽いあせもに効果的です。薄く塗るようにしてください。ベタベタに塗ると蒸れてしまい、かえって逆効果になってしまいます。
アズノール
こちらは医療医薬品です。炎症を抑えてくれます。副作用がない分、即効性がないので時間をかけて治します。
ステロイド
あせもがひどくなってしまったときに処方されます。ステロイドも医療医薬品です。ステロイドは弱いものから強いものまで5段階あります。即効性もあります。
副作用を気にする方もいると思いますが、医師の指示のもと正しい使い方をすれば大丈夫です。
ヒルドイド
こちらはワセリンと同じ保湿剤ですが、保湿効果はワセリンより高いです。薬局では購入できない医薬品です。
新生児から使用でき、シミやしわにも効果がるんですよ!クリームタイプとローションタイプがあります。
病院でアトピーやおむつかぶれのときに処方された薬も、あせもに効果があるものがあります。先ほど紹介したアズノールもその一つです。ひどくなければ塗って様子を見ましょう。
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ステロイドの副作用は?
ステロイドを処方されると心配になる方もいるでしょう。私もその一人でした。ステロイドと聞くと嫌なイメージしかありませんでした。しかし、塗らなければひどくなってしまうあせも。思い切って塗ってみたところ、あっという間に治りました。
ステロイドはアレルギーや炎症を抑える代わりに皮膚の細胞増生も抑えてしまう働きがあります。そのため、必要以上に強いものを長期間塗っていると肌が薄くなってしまい、毛細血管が浮き上がって見えるようになってしまうのです。ステロイドを使う際には医師の指示通りに使うようにしましょう。そうすれば副作用も起きず安心して使えます。
子供のあせもは小児科??
子供のあせもは小児科・皮膚科のどちらでも診てもらえます。
小児科の場合
- 診てもらっているので子供のことをわかっている
- 予防接種や風邪なども一緒に診てもらい、済ますことができる
- 他の病気をうつされてしまう可能性がある
皮膚科の場合
- 専門なので知識や、薬の種類が豊富
- 症状に合った薬を出してもらいやすい
- 授乳スペース、おむつ替えのベッドが無いところもある
あせもは治っても繰り返してしまうことがあるので、家からの距離も病院を選ぶ基準にしてみてください。また、受診して疑問などがあった場合は別の病院も受診してみてください。
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あせもを早く治すためにしておきたいケアは?
あせもはできてしまうと痒くて、掻きすぎると広がってしまいます。広がるまえに早めのケアをしましょう。
あせもができてしまったら
- 濡れタオルでこまめに拭く
- シャワーをこまめに浴びる
- 肌を刺激しにくい服着せる
- 扇風機やエアコンで涼しくする
以上のことをしてみてください。そして受診するようにしましょう。
あせもは乾燥させると良いと思っている方もいますが、乾燥させると逆効果です。
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最後に
- 市販薬ではポリベビー、ベビーワセリン
- 処方薬ではステロイド、アズノール、ヒルドイドが効果的
- あせもは小児科、皮膚科どちらでも診てもらえるので、通える距離などを考えて選ぶと良い
- あせも対策として、こまめに濡れタオルで拭いたり、シャワーを浴びる
- エアコン、扇風機を上手に使い温度調節をする
子供は痒いと我慢できずに掻きむしり悪化させてしまいます。この夏は対策をしっかりしてあせも知らずの快適な夏を送りましょう。