今回は「赤ちゃんの熱中症」についてお話します。
赤ちゃんの熱中症は子育て中のパパやママなら非常に気になることですよね。私も新米ママだった頃、ちょうど3か月ぐらいの時に夏真っ盛りの季節になり、熱中症になりはしないか、随分気にしたものです。
赤ちゃんの頃は体温調節がまだ未熟なため、服を着せすぎたりしただけでもすぐに体温調節機能のバランスが崩れ、熱中症を発症してしまいます。熱中症は命にも関わる危険な症状ですので万が一の時の為にもぜひ覚えておきたいことですね。
実は現在、友人が慣れない育児に奮闘中で、ママとして初めての夏が来るのを戦々恐々としながら待っているのです。そんな友人のためにも改めて熱中症の初期症状や予防法、危険な症状などについて調べてみました!
赤ちゃんの熱中症の見逃しがちな初期症状はこれ!
- 皮膚が赤い
- 機嫌が悪い
- いつもより母乳やミルクを欲しがる
あとはママの「いつもと違う」という感覚が意外と大事です。ママの勘は侮れないのです。
こういう症状が出たら、
- 水を飲ませる
- 保冷材を使う
- ぬるめのシャワーを浴びせる
などをしてあげましょう。
こんな時は危険!すぐに病院へ!
- 顔色が悪い
- 脈が弱い
- 高熱が出た
- 汗をかかない
- おしっこが出ない
- ぐったりしている
- おう吐
- 痙攣、失神
熱中症というのは熱射病、熱失神、熱痙攣、熱疲労の総称です。体温機能そのものが破たんした状態で非常に危険な状態なのですぐに病院へ行くか、救急車を呼びましょう。
そしてこんな落とし穴もあります。
発熱時にも注意!
そして東京医科大学の研究でわかったことなのですが熱中症が重症化しやすい体質というものがあります。こういう体質の方は40度以上になるとより危険なのです。
まだ現在の段階ではこの遺伝子を個別にしらべることは難しいので今のところは体質に関係なく気を付けなければなりません。
では熱中症を予防するにはどうすればいいの?
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赤ちゃんの熱中症を予防するには?
室内での熱中症予防方法
- 室内温湿度計を置く
- 涼しい服装を選ぶ
- 保冷枕を使う
室内温湿度計
室内温湿度計があると部屋の状態がすぐにわかるので安心です。
だいたい温度は18℃から26℃、湿度は40%から60%ぐらいに保ちましょう。
夜中はエアコンをタイマーにして扇風機をかけながら過ごすと良いでしょう。
涼しい服装
服装はあまりぴったりしたものではなくゆったりとしたものを選びましょう。素材は綿や麻のものにしましょう。また外出するときは帽子をかぶりましょう。
保冷まくら
枕を保冷まくらにすると良いです。冷えピタもいいのですが赤ちゃんによっては冷たすぎて嫌がる子もいるので保冷まくらぐらいの冷感のほうが赤ちゃんも落ち着くでしょう。
あと最近はジェルマットも発売されています。これがあるとエアコン代の節約にもなりますね。
続いては屋外に於ける熱中症対策です。
屋外での熱中症予防方法
- 時間帯を選ぶ
- 日陰を選ぶ
- 水分補給をこまめにする
- ベビーカー用の保冷剤を使用する
時間帯を選ぶ
赤ちゃんを連れてお買い物など外出するときは午前中や夕方の涼しい時間帯を選びましょう。
日陰を選ぶ
外で遊ばせる時は日陰でも照り返しの強いコンクリートの場所はなるべき避けましょう。
日焼けをしないように気を付けましょう。
水分補給をこまめにする
水分補給は30分おきぐらいにしましょう。 飲ませる水分は水や麦茶や子供用のスポーツドリンクにしましょう。ジュースはやめましょう。
緊急の時は経口補水液でもよいでしょう。
ベビーカー用の保冷材
赤ちゃん用品のお店に行くとベビーカーに取り付ける保冷材が発売されています。これを使うとかなりの予防になりますよ。
旅行の時の注意
旅行の時の注意点をまとめてみました。
- こまめに休憩する
- 訪問先は少なめにする
- 海や山では特に気をつける
- 車にはサンシェードをつける
夏になると家族で旅行をする機会も多いと思います。車での旅行ではこまめに休憩をし、訪問先は少なめにしましょう。海や山での熱中症に気を付けましょう。
車にはサンシェードなどを付け、直射日光が入らないようにしましょう。
いかがでしたか?最後にもう一度大事なことをまとめますね。
さいごに・・・
- 熱中症のサインに早めに気付く
- 症状が出たら至急病院へ連れていく
- 日ごろから熱中症にならないように対策をする
- 赤ちゃんに無理をさせないようにする
- 熱中症予防グッズを活用する
あと私個人的に思うのは「気にしすぎない」ことも大事だと思います。気にし過ぎると熱中症を引き寄せてしまうことになりかねませんから。
熱中症対策を万全にしたら、後は気楽にする!これが一番いいと思います。それでは皆さん、最高の夏をお過ごしくださいね!