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子供が夜に熱性けいれんを起こしてダイアップを入れたんだけど、2回目に入れる時間にうっかり眠り込んでしまって気づいたら9時間経っていたの!!
どうしたらいいの〜〜〜???

熱性痙攣を起こしたことのあるお子さんが発熱のときに使用するダイアップ(坐薬)。

このダイアップ(一般名:ジアゼパム坐剤)はけいれん予防のため37.5℃以上を目安に1回目を使い、発熱が続いていれば8時間後に2回目を使います。使う期間は、最後に発作を起こしてから1〜2年、または4〜5歳ごろまでが目安とされていますが、かかりつけ医と相談して決めます(出典: 日本小児神経学会『熱性けいれん(熱性発作)診療ガイドライン2023』)。

1回目を入れてから8時間後に2回目を入れるので、忘れてしまう方もいるのではないでしょうか?

私も子供が初めて熱性けいれんを起こして1回目を入れたのが21時で二回目を入れるのが朝の5時だったので看病に疲れてしまい、寝入ってしまったため気づいたら7時で焦ったという経験があります。

もし入れ忘れたことに気づいたのが日中でお医者さんの診療時間内であれば直接問い合わせるのが一番です。

しかし、子供って夜に熱が上がるので夜にダイアップを入れることも多いと思います。
なので、真夜中や明け方に2回目を入れるという方は圧倒的に多いでしょう。
なので、2回目を入れ忘れた!という人は意外と多いんです。

「入れ忘れてしまったけどどうすればいいの?」もしものときに慌てないように、今回は2回目を入れ忘れてしまったときにはどうすればよいのか、その対処法、熱が下がっていたら入れなくても大丈夫なのかということについてお伝えしたいと思います。

結論

  • 2回目は「1回目から8時間後に、まだ熱が続いていれば」使うのが基本です。
  • 入れ忘れに気づいたら、自己判断せず処方した医療機関に確認を。夜間・休日は子ども医療電話相談(#8000)でも相談できます。
  • 8時間を過ぎてしまったときも、「今から入れるか・入れないか」は自分で決めず、今の熱と1回目からの時間を伝えて相談しましょう。
  • 熱が下がったあとにまた上がった場合の使い方は、前もって医師に聞いておくと安心です。

ダイアップ2回目を入れ忘れたらどうなるの?

子供が熱性けいれんを起こして、病院でダイアップを入れてもらったのですが、2回目が夜中の2時だったのでうっかり忘れてしまいました。
どうしたらよいですか?
ダイアップは2回目を入れるタイミングが遅くなると振り出しに戻ってしまいます。
以下に説明しますね。

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ダイアップの2回目は1回目から8時間後にまだ熱があれば入れるとよいと言われています。
それはなぜでしょうか?

1回目から8時間後に2回目を入れると、1回目から約24時間、けいれんを抑える濃度が保たれると報告されています(出典: 日本小児神経学会『熱性けいれん(熱性発作)診療ガイドライン2023』)。
でも、入れ忘れてしまい8時間より大きく遅れて入れると、薬の濃度が下がった状態から入れ直すことになり、予定どおりの効き方にはなりません。

↓の参考サイトの一番下にある表をご覧ください。

参考サイト)ジアゼパム坐剤の使用法 (ダイアップ坐剤) 

この表によると1回目から8時間後というのはけいれんを抑制できる有効濃度の限界のところなのです。
2回目を8時間後に入れることで有効濃度がさらに16時間延びていることがわかりますね。

つまり、入れ忘れに気づいた時点で入れた場合は有効濃度よりも低くなっているため、効いている時間が短くなってしまうということです。

ガイドラインでも、熱性けいれんは発熱から24時間以内に起こることが多いため、発熱後24時間の予防が大切だとされています。

ですので、次にダイアップを使う際は、入れる時間に目覚ましをかけるなどして忘れないように気をつけたいですね。

2回目のダイアップを忘れたときの対処法は?

2回目のダイアップを忘れてしまった時の対処法を教えてください
忘れてしまった時の対処法をまとめてみました。
参考にしてみてください。

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忘れてしまったと気づいたら、まずは処方した医療機関に「今から入れてよいか」を確認しましょう。夜間や休日で連絡がつかないときは、小児科医や看護師に相談できる子ども医療電話相談(#8000)が使えます。
2回目は「発熱が続いていれば」使うものなので、熱が下がっていれば使わなくてよいとされることが多いです。

遅れて2回目を入れた場合は、前にもお伝えしたように予定どおりの効き方にはなりません。熱が続いて心配な場合はお医者さんに問い合わせてみてくださいね。

その際に、1回目に入れた時間から何時間後に入れたかも伝えた方が良いのでその時間も覚えておきましょう。

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ダイアップ2回目が8時間以上過ぎた・遅れたときはどうする?

8時間を過ぎてしまっても、あわてて自己判断で入れたり、入れないと決めたりせず、まず処方した医療機関(夜間・休日は#8000)に相談しましょう。入れるかどうかは、今の熱やお子さんの様子、1回目からの時間によって変わるからです。

上でお伝えしたように、2回目は「1回目から8時間後に、まだ熱が続いていれば」使うのが基本です。8時間を過ぎると、1回目の薬の効き目は弱まってきていると考えられます。ただし、遅れた分を取り戻そうとして、決められた以外の使い方をするのはやめましょう。

相談するときに伝えること

電話で相談するときは、次のことをメモしておくと話がスムーズです。

  • 1回目を入れた時刻と、今の時刻(何時間たったか)
  • いつ熱が出始めたか、今の体温
  • 今回けいれんを起こしたかどうか、起こしたなら時刻と続いた時間
  • 解熱剤など、ほかに使った薬
  • 眠り方・顔色・水分がとれているかなど、今の様子

子ども医療電話相談(#8000)は、全都道府県で実施されています。受け付ける時間帯は都道府県によって違うので、お住まいの地域の案内を前もって確認しておくと安心です(出典: 厚生労働省「子ども医療電話相談事業(#8000)について」)。

待っている間にけいれんが起きたら

けいれんが起きたら、安全な場所で体を横向きにし、口の中に物を入れずに、始まった時刻と様子を見ておきましょう。けいれんが5分以上続くときは救急車を呼びましょう(出典: 大阪母子医療センター「けいれん発作時の対応」)。

けいれんがおさまっても、意識がはっきりしない、何度もくり返すなど、いつもと違うと感じたときは、すぐに医療機関を受診してください。

熱が下がっていたら2回目を入れなくてもいい?

「熱が下がっていたら2回目は入れなくても良い」と病院で言われる方が多いと思います。

ガイドラインでも、2回目は「発熱が持続していれば8時間後に追加する」とされています(出典: 日本小児神経学会『熱性けいれん(熱性発作)診療ガイドライン2023』)。

ただ、一旦微熱になってもまた熱が上がってくることもあります。そのときにどうするかは子どもによって違うので、自己判断で入れずに医師の指示に従いましょう。

もし、「熱が今よりも下がっていたら2回目は入れなくて良い」と言われたときは、その後の対応の仕方やダイアップの使い方(熱が下がってきたので2回目を入れなかったけど、また高熱になってきた場合どうしたらよいのか?など)をきちんと確認しておきましょう。

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最後に

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ダイアップの効果や2回目を忘れてしまったときの対処法をお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

  • ダイアップは熱が続いていれば8時間後に2回目を入れ、1回目から約24時間の予防効果が保たれる。
  • 2回目の入れ忘れに気づいたら、処方した医療機関(夜間・休日は#8000)に確認する。遅れて入れると予定どおりには効かない。
  • 熱が下がっていれば2回目は使わないことが多い。また熱が上がったときの使い方は前もって医師に確認を。

ダイアップの基本的な使い方は1回目を入れて8時間後に熱が下がっていなければ2回目を入れます。熱が下がっていた場合にどうするかは、医師の指示に合わせましょう。

しかし、その後も熱がさがらない場合、勝手に3回目を使用しないようにしましょう。3回目を使用するのは、医師が必要と判断した場合だけです。

よくある疑問(Q&A)

Q. 解熱剤の坐薬も一緒に使いたいときは?
A. 同時に入れるとダイアップの吸収が遅れることがあるため、ダイアップを先に入れ、30分以上あけてから解熱剤の坐薬を使うよう案内されています(出典: 日本小児神経学会『熱性けいれん(熱性発作)診療ガイドライン2023』)。

Q. 2回目が8時間を過ぎていたら、もう入れてはいけない?
A. 一律には決まっていません。今の熱や様子、1回目からの時間によって医師の判断が変わるので、処方した医療機関か#8000に相談してから決めましょう。

Q. 入れたあと眠そう・ふらふらしているのは大丈夫?
A. ダイアップの副作用として、一時的な眠気やふらつき、興奮がみられることがあります。症状が強いときや数時間以上続くときは医療機関に相談してください。

Q. ダイアップを使えば発作は起きない?
A. 発作をすべて防げるわけではないので、使ったあと1〜2日はお子さんの様子をよく見守りましょう。

気になる症状があるときや使い方に迷うときは、かかりつけの小児科に相談してくださいね。