赤ちゃんを病気から守るために大切な予防接種ですが、やっぱり副反応って気になりますよね。発熱、接種跡の赤くなる、腫れる、しこりができるなどなど。
発熱や、赤くなって腫れたりというのは、いかにも副反応という感じがしますが、しこりって?これって副反応なの?と思ったりしますよね。しかも、なかなか消えなかったりするとどんどん不安になってきます。
私の娘も、一度だけ予防接種後にしこりができたことがあり、息子は接種跡が腫れたことがあります。これは病院に行ったほうがいいのか、それともしばらく様子を見たほうがいいのか、様子を見るならいつまで?など、とても不安でした。
というわけで、そんな不安を解消するべく、予防接種の副反応のうち「しこり」にスポットを当てて調べてみました。予防接種後のしこりは大丈夫なのか、病院に行ったほうがいいのか、しこりはいつ消えるのか、病院に行ったほうがいい症状は?しこりができやすい予防接種についてまとめてみました。
赤ちゃんの予防接種跡にしこりができた!?大丈夫?
赤ちゃんの腕にしこりができていたら、ちょっと不安になりますよね。
でもこのしこり、予防接種の副反応としてはめずらしいものではありません。赤ちゃんの様子がいつもとあまり変わらないようなら、それほど心配することはありません。
そもそも副反応はどうして起こるのでしょうか?
予防接種は、病原体を安全なレベルまで弱めたものを体に入れることで、その病気に対する免疫を持つようにするものです。
副反応とは、体内に入った病原体と体が戦っているために出る反応なのです。
副反応は、重篤な場合を除いて、あまり心配する必要はありません。
まれに重篤な副反応が出ることがありますが、その場合は接種後30分以内に反応が出ることが多いので、予防接種を受けた後30分ほどは、接種した医療機関で待機するようになっています。
予防接種跡のしこりはいつ消える?病院に行った方がいい?
いつ消える?
予防接種の軽い副反応は、通常数日で自然に改善しますが、しこりは予防接種の種類によっては、数日でなくなる場合や、小さくなりながら1ヶ月~数ヶ月残ることもあります。
こんな症状の時には病院へ!
しこりについては、あまりひどくなることはないようですが、予防接種の後、接種したところのひどい腫れや、発熱、ひきつけなどの症状があれば、接種医か最寄りの医療機関で診察を受けてください。
予防接種の副反応に紛れて、たまたま同じ時期に発症した他の感染症などが原因の症状もあるので、重い反応はなくても、機嫌が悪くなったり、腫れが目立つ場合は医師に相談してください。
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しこりができやすい予防接種ってあるの?
しこりは、予防接種の種類によって、できやすかったり消えるまで長くかかったりします。以下にしこりができやすい予防接種と、しこりが消えるまでの期間をまとめておきます。
~できやすい予防接種と、しこりが治るまでの期間~
ヒブ | 数日 |
小児用肺炎球菌 | 数日 |
四種混合 | 1ヶ月程度 |
三種混合 | 数ヶ月 |
二種混合 | 数ヶ月 |
麻しん・風しん混合 | 数日 |
混合ワクチンはしこりの出やすい傾向にあるようです。
また、二種混合、三種混合では小さくなくなりながら数ヶ月間残る場合があるので、気になる方はその間に受ける予防接種や検診の時などに医師に相談するのも良いでしょう。
さいごに
- 予防接種の副反応としてはめずらしいものではない
- 赤ちゃんの様子がいつもとあまり変わらないようなら、それほど心配することはない
- しこりは予防接種の種類によって、数日から小さくなりながら1ヶ月~数ヶ月残ることもある。
- 混合ワクチンの場合はしこりが出やすい
今回は予防接種後の副反応のひとつ、「しこり」についてまとめてみましたが、やっぱり、副反応って本当に大丈夫なの?と不安になることも多いと思います。中には重篤な副反応が怖いので、予防接種を受けることを迷っている方もいらっしゃると思います。
日本で使用されているワクチンは、とても優れており、副反応の頻度も少ないと考えられています。それでもやはり、個人差や接種する日の体調によっては、副反応が生じることがあります。
毎日、赤ちゃんに接しているあなたが、予防接種や副反応への理解を深めることが、予防接種前後の赤ちゃんの体調管理にはとても大切なことだと思います。
私は娘と息子の予防接種後の腫れやしこりが出た時、医師や保健師さんから事前に副反応のお話を聞いたり、予防接種について調べたりしていたため、不安にならずに済みました。
これからも、赤ちゃんを取り巻く色々なことにアンテナを向けて、楽しい子育てライフを送ってくださいね!