我が子の成長って本当に楽しいですよね。特に、寝返りが打てるようになってからの成長って物凄く早いです。バンバン歩けるようになって次のステップはやっぱり三輪車かな?とお考えになるママさんは多いと思います。
自分の子供が三輪車に乗っている、それだけで可愛いですよね♪
でも、私自身は自身の経験から三輪車は必要ないと思っています。
三輪車って実際、
- 「みんな持ってるから」
- 「子供は三輪車乗るものだから」
- 「おばあちゃまに買ってもらったから」
で持ってるような気がしませんか?(うちにも三輪車はありますが、うちの場合は、3で、娘がただ座っているところを私が押すだけでした。そして、現在は面倒臭くてガレージで眠っております)
でも、やはりいろいろ調べてみると、子供に関わる専門家の意見は
- 「運動能力の発達のためには三輪車は必要!」
なのだそうです。そうなると一体どうすればいいの~!と頭が混乱する方もいらっしゃると思います。
今回は私や私の周辺先輩ママさんの経験や必要という専門家の意見やなぜ必要なのかということも混ぜ込みながら三輪車は必要なのか・こげなくてもいいのかについてお話ししていきたいと思います。
子供の成長に三輪車は必要?
三輪車は子供の成長に必要?
ズバリ!「必要!」
というのはボーネルンド創立メンバーの中西弘子さんという方をはじめ、保育士さんなど、子供の発達に関する専門家のご意見です。
三輪車は筋力がつく
それはなぜなのかというと三輪車は自転車と違って、
- 自分の力でこがないと前に進めないので脚力がつきます。
しかも腕や背筋を使わなければならないので
- 全身運動になります。背筋を鍛えるということは体幹を鍛えることなんです。
今、小学生になっても授業中にイスをかたかた揺らしたりまっすぐ座れないという子供が増えています。これの原因はいろいろあるのですが、筋力がきちんとついてないからなんです。しっかりと座ることに必要な筋肉が弱いからじっと座ってられず、イスを揺らしてみたり、歪んで座ってみたり、頬杖をつかないと座れないんです。
それは三輪車に乗ってないからというだけではないと思いますが、三輪車に乗ることで体幹がある程度鍛えられます。
大人でも今はインナーマッスルを鍛えることで様々な効果があることから、インナーマッスルを鍛えるトレーニングをする方が増えていますね。子供でも同じなんです。子供は遊びの中から体を自然と鍛えられるようになっています。
また、医師が運動の発達をチェックする際に、三輪車に乗れるかということも項目に入っています。
- 2歳 階段のぼり、ボール蹴り
- 3歳 片足立ち、三輪車
- 4歳 けんけん
- 5-6歳 スキップ
と言った具合ですね。そう言う点からも、専門家は三輪車は必要だと考えているようです。
成功体験が自信につながる
そして「自分でこげた!」という感動を持つことで自信につながるということから、二足歩行の次は三輪車というのを推しています。(自転車はチェーンがあるので楽にこげます)
ただし、後で述べるように三輪車ってこぐのが難しいので、自信を失ってしまうケースもあるようです。
三輪車がなくても問題はない!との声も・・・
でも、ネットで調べたり、周りの先輩ママさんの声を聞くと
「三輪車、別になくてもいいんじゃない?」
と言われる方もいます。
実際、我が家のように、あっても自分で運転してくれないと全く意味がないし、バギー代わりになっているわりにコンパクトにならないので、正直面倒です(汗)。それに、私自身は三輪車に乗っていませんでしたが、運動能力になんら引けを取っていません。
なので、三輪車という段階を踏まなくても特段困ったということもありませんので、乗ってくれなくて無駄になったらどうしようと思ったり、スペースの問題や乗る場所が確保できないなどで購入ができないという場合は、それほど気にすることもないと思います。
幼稚園や保育園に三輪車があるところは多いですし、お子さんが三輪車に興味を持っているようでしたら、リーズナブルなものや折りたたみ式の三輪車もありますので、そちらの購入を検討なさってもいいのではないかと思います。
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三輪車はこぐのが難しい!
先にも述べましたが、三輪車ってこぐのが難しいんです。私は三輪車経験がありませんし、この記事を読んでくださっている三輪車経験のあるママさん方もきっと覚えておられないことと思いますが、もう一度言わせてください。
三輪車ってこぐのが難しいんです!
いいですか?三輪車のペダルの位置を見てください。前輪に直接付いていますね(しかもめっちゃ小さい)。自転車のようにサドルの真下に付いていればペダルを下に踏み出せばこぐことが出来ますが、三輪車の場合はななめ前に足を踏み出さなければ前へ進まないのです。
それに自転車のようにチェーンが付いていないので、チェーンの力を借りることなく自力でタイヤを回して動かさなければいけません。なので、足の力をいっぱい使わないと三輪車はこげないのです。
三輪車に乗れない原因の一つはかじ取り付きタイプかも
三輪車を買っても乗れないままというお子さんは実際にはとっても多いんです。ただ、乗れないという場合はかじ取り棒がついた三輪車に乗っていたお子さんが多いんです。
今はかじ取り棒がついた三輪車がたくさんあり、ベビーカー代わりに早いうちから使っているという人も多いですね。でも小さいうちからベビーカー代わりに乗っていたものをある日突然、自分でこぎなさいといわれても、子供は困ってしまいます。
ただでさえ、こぐのが難しい三輪車、今まで後ろからパパやママが押してくれていたのに、突然自分でこがないと動かないだなんていわれても・・・という感じですね。今まですいすいと動いていたものが動いてくれないとなると乗るのもいやになりますね。なので、かじ取り棒つきの三輪車に乗っていると自分で三輪車をこげるようになる確率が下がるんです。
関連動画)
子供たちの中にも集中力のある子、ない子、負けず嫌いな子、おっとりな子、いろんな性格の子がいますので、かじ取り棒付きの三輪車でも一生懸命練習して乗れるようになる子もいれば、そうでない子もいます。
逆にかじ取り棒がついていないタイプのものを買っても、やはり性格によってはこげないままという子もいるかもしれません。でもこごうとすることだけでも筋力はつくので三輪車をこぐという動作をすることは子供の体の発達のためにはよいということになりますね。
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三輪車はこげなくてもいい?
発達の面からもこげるに越したことはありませんが、こげなくても困ることはほとんどありません。実際、私もこげませんが、別に何に困ったということは何もありませんし、足の筋力が目に見えて弱いということもありません。
だからこそ、こげなくてもいいというママさんが多いんです。目に見えて不都合なことってほとんど感じませんから。
近所のママさん達の話を聞いていると、「こんなに練習してるのになかなか三輪車に乗れなくてイライラしちゃうわッ!」なんておっしゃるママさんもいらっしゃいます。
イライラしながら教えるママさんもストレスですし、イライラしてるママさんに教わるお子さんもかわいそうですよね。だったら乗れなくってもいいのではないかとおもいますよ。ほら、私、乗れなくても困りませんでしたし・・・。
昔はおじいちゃんやおばあちゃんと同居していたりして、おじいちゃんやおばあちゃんが子供たちの面倒を見てくれたり、遊んでくれたりしましたし、ママが子育てでイライラするということも少なかったんです。今は核家族が多いので、子育てをするというだけでも大変だったりします。
そこに加えて三輪車に乗れない・・・と悩んだりイライラしてお子さんに厳しくしてしまうのであれば、無理に三輪車がこげるようにしなくてもいいと思います。でも上でも書いていますが、こごうとするだけでも筋力はつきます。こげなくてもいいんです。こごうとするだけでも大丈夫なんですよ。
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まとめ
- 子供の成長段階としては、筋力の発達や達成感を持たせるために三輪車は必要といえる。
- せっかく買ってあげても全然乗ってくれないこともあるがこごうとするだけでも筋力は発達する。
- 自転車と違って自力だけでこがなければいけないので、とっても大変。ゆえに乗らなくなってしまうこともある。
- ママがスパルタになってお子さんが三輪車を嫌いになってしまうなら、乗らなくても良い。
- 三輪車に乗れなくても、自転車には乗れるので大丈夫。
結論としては、やはり子供の体の発達のためには三輪車は必要ということになりますね。
でもやはり、おうちのスペースや乗る場所の確保などの問題で買うことを躊躇しているという場合は、保育園や幼稚園でも乗れるのでお迎えに行った時などに遊びながら練習させてみたりすることで、幼稚園などで自分で乗り回せるようになるかもしれません。
小さな子が三輪車に乗っている姿って本当にかわいいですよね。筋力発達やバランス感覚なども養えそうですし「ぜひ我が子にも!」とお考えになるのは当然のことと思います。ですが、やっぱりお子さん本人のやる気や得意不得意、性格などを一番に考えてあげるといいと思います。
こげないまま終わってしまうこともあるかもしれませんが、そんな場合、もったいないな・・・と思ってしまうこともあるかもしれません。でもこごうとするだけでも筋力はつきますから無駄にはなりませんよ。イライラせずにお子さんにつきあってあげるだけで十分なんです。
最後にもう一度言いますが、三輪車に乗れなくてもなんら困ることはありませんから。ほら、私、乗ってませんし・・・。