初めて五月人形を購入したり、もらったりして飾る場合、方角や飾り方って間違っちゃいけない気がして、気になりますよね。
我が家は床の間があったので、床の間に飾ったんですが、最近では床の間のないお宅が多く、どこに飾ればいいのか、せっかくのお祝い事なのに間違ったことしちゃいけないしと悩みますよね。
- 五月人形の基本的な飾り方
- 飾る方角はどうする?
- 五月人形の由来とは?
今回は五月人形について上記の点を分かりやすくご説明したいと思います。
五月人形の基本的な飾り方
弓と太刀の位置は?
弓と太刀は兜や人形や鎧の左右に置きます。向かって左側に弓、向かって右側に太刀を飾りましょう。
また、太刀は鞘を上にして飾りますが、五月人形の場合、これには武具ではないので抜く必要はないという意味があるようです。
三段飾りの場合は?
三段飾りの一番上の段には、真ん中に鎧兜を置き、その後ろに屏風、向かって左側に弓、右側に太刀を飾ります。
二段目には、左右にこいのぼりなどの飾りを置き、中心に太鼓、向かって左側に陣笠、右側に扇子を飾ります。
三段目の一番下には、左右に篝火、真ん中に八足台、向かって左側に柏餅、右側にちまきを飾ります。
お供えはどこに置く?
平飾りの場合、お供え物の柏餅やちまきは、飾りの手前に置くものとされています。
二段飾りの場合は一段目の左右に、三段飾りの場合は一番下の三段目の左右に置くのが一般的となっています。
飾る方角はどうする?
- 決まりはない
- 出来れば北を避ける
- 日が強すぎる場所は色褪せにもつながるので避ける
飾る方角は?
五月人形はどっちの方角に飾った方が良いという決まりはありません。
従って、家の中で飾りやすいスペースに飾るのが一番です。
NGな方角ってあるの?
決まった方角がないとはいえ、ご年配の方は北向きに飾るなんて・・・と思われる方もいらっしゃいますので、北向きを避け、また、強い日差しなどは色褪せの原因ともなりますので、直射日光の当たらない場所が良さそうです。
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五月人形の由来とは?
- 子供の身体を守り、健やかなる成長と健康を祈るため
端午の頃は季節の変わり目であるため、病気や災難を避ける行事が日本各地で行われていました。
その中で、鎧や兜を飾るのは武家社会から生まれた風習で、身の安全を守ってくれる鎧や兜を神社にお参りする時に奉納したり、玄関にのぼりをたて、男の子が生まれたことを周りに知らせると共に、身を守るとされる兜や鎧を飾り、子供の健やかなる成長を願い、事故、災害から守って下さいと祈りを込めて飾ったことが由来とされています。
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最後に
- 鎧兜を中心に置き、弓を向かって左側に太刀を右側に置く
- 三段飾りの場合、一番上に平飾りと同じ要領で鎧兜の左右に弓と太刀、後ろに屏風を置く
- お供えは、鎧兜の下や手前に置く
- 飾る方角に決まりはない
- 出来れば、北向き、直射日光の当たる場所を避ける
- 五月人形は子供の身体を守り、健やかなる健康と成長を祈るもの
いかがでしたでしょうか?子供が成長したら、子供に五月人形の由来や飾り方を説明しながら一緒に飾るのも良いですね。
親から子へ、子から孫へと記憶は思い出として受け継がれることでしょう。