子供の身体の成長の目安として、目に付きやすい身長の伸びを気にする親御さんは多いと思います。
特に自分の子供が少し背の高いお子さんと並んだ時など、ついつい比べてしまい、要らない心配を抱え込む事もあるのではないでしょうか。
子供の身長はどのように伸びていくのか?、また、身長の伸びと生活習慣は関係あるのか?などを知っておけば周りに振り回される事なくなると思います。
そこで今回は、子供の身長の伸び率などについてまとめました。
子供の身長の伸び率
赤ちゃんの時期(生後0ヶ月~1歳)
0歳の平均身長
- 男の子:49.0cm
- 女の子:48.4cm
1歳0ヶ月の平均身長
- 男の子:75.0cm
- 女の子:73.4cm
生まれてから、1歳0ヶ月までの1年間で、平均26cmほど伸びます。
この時期の子供の成長には栄養の摂取が大変重要です。
小児期
4歳0ヶ月の平均身長
- 男の子:100.2cm
- 女の子:99.5cm
4歳の時に大体生まれたときの2倍(約100cm)の身長になります。
その後、年間約6cmずつの伸び率で成長するようです。
この時期の成長には成長ホルモンの働きが大きいようです。
思春期(成長期)
11歳0ヶ月の平均身長
- 男の子:142.2cm
- 女の子:143.7cm
お子さんが、中学生ぐらいになると急速に身長の伸びる時期です。
男子の場合、11~13歳位が、女子で10~11歳位がピークとなりますが、その後は緩やかに成長して、やがて止まります。
男の子の場合、11歳半あたりからの2年間ほどは約8〜9cmのペースで急激に身長が伸び、その後の3年間ほどは徐々に伸びが減っていきます。
女の子の場合も、思春期の時期から2年間ほどは約7〜8cmのペースで急激に身長が伸び、その後の3年間ほどは徐々に伸びが減っていきます。
この時期の成長には性ホルモンの働きが重要になります。
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子供の身長の伸びと生活習慣の関わりはあるの?
お子さんが健やかに成長するためにも、親として子供に良い生活習慣をつけてあげるのが大切です。
身長が伸びるための要因として、以下の4つが挙がります。
- 睡眠
- 栄養
- 運動
- 遺伝
睡眠の大切さ
質の良い睡眠は子供の成長に大変大きな役割を果たします。
身長は成長ホルモンが働く事で伸び、このホルモンが最も多く体に分泌されるのは睡眠時と言われています。
お子さんの睡眠時間が短かったり、寝つきが悪く良い睡眠が取れていない場合は早めに改善するようにして下さいね。
バランスの摂れた食事
特にお子さんが小さい時からの正しい食習慣を付けさせる事が大切です。
そして、毎日しっかり3食を摂らせて、十分な栄養を子供に与えるのも親の大切な役目です。
また、成長期のお子さんには、カルシュウム、マグネシュウム、ビタミンD、亜鉛など成長に欠かせない栄養素を積極的に摂りいれる事もお忘れなく。
外での遊びと運動
小さい時から外で沢山体を動かす事により、新しい動作を覚え、小学生になった頃には体全体を動かす機能やバランス機能が発達します。
この様に運動やスポーツを通して、筋肉や肺の機能も高まり、子供の成長への大きな役割を果たします。
また、運動する事で成長ホルモンの分泌も促せれます。
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最後に
私の周りでもお子さんの身長について気にされている方はいます。
特にお子さんが男の子の場合はその傾向が強いと思います。
ここで大切なのは、現在のお子さんの身長が何cmという事を重視せず、お子さんが一定の期間に何cm身長が伸びているか。この身長の伸び率を重視するようにして下さい。
その為にも、常に大まかでもお子さんの身長を頭に入れ、何か疑問や心配がある場合は早めに専門機関へ足を運ばれて下さいね。
あやより