子供は夫婦の大切な宝物。しかし、実際に子育てをするのは、圧倒的に母親が多いのではないでしょうか。
妊娠から出産と、子供と既に長い時間を過ごしている母親が、そのまま子育てをスタートさせるのは、ある意味自然な事かもしれませんね。
その点、父親は子供が生まれた瞬間に少しずつ実感が沸いてくるものかもしれません。
子育て=母親となりがちですが、父親の存在は大変重要です。
今回は、お子さんの成長にどれだけ父親が良い影響を与えるのかを考えてみたいと思います。
父親が子供へ与える良い影響とは?
赤ちゃんの時期
母親は子供に話しかける時、意識しているわけではないですが、ソフトで、優しい声で話すことが多いと思います。その声質からも、赤ちゃんは母親の顔を見ると心の安定を保てるようです。
それでは、父親からはどうでしょう?
父親は赤ちゃんに話しかける時、はっきりとした口調で論理的な話し方をする傾向があるようです。また、用いる言葉の数が多いのも特徴です。
この点が、赤ちゃんからすると楽しみや期待感へと繋がるようです。
特に父親が子供の生まれた直後から、積極的に関わっていると、この時期の子供の脳の発達を健康的に促して、社会性や精神的な面でも良い影響を与えるようです。
幼児期
子供の動きも活発になり、行動できる範囲も広がってきます。
このぐらいの時期から、父親は子供と体でぶつかったりして、子供とじゃれあう事が増えてきます。
この行動が子供には大切な事で、ここから、他人との付き合い方、そして、問題が起こったときの解決法を探れる力に繋がるようです。
また、父親とスポーツをする事で、感情のコントロール、他人との協力関係を学んでいくようです。
小学生の時期
子供の自立心が大きく育つ時期です。
この時期、父親は過保護にならずに、新しい事にチャレンジする子供を応援出来る位置に立つ事が出来ます。
(私もそうですが、母親はついつい過保護になりがちです。)
父親のこうした助けが、子供の自信を一層強くし、自分をコントロールできる力へ繋がるようです。
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父親が気を付けたい2つの点とは?
父親の関わり方によっては問題が起こる場合もある様です。
厳格な態度に徹する父親
父親は厳しく子供を育てるべき、その考えが強いあまり、子供に対して厳格な態度で接する事が大切だと考える。
肝心な時に厳しく接する事は大切な事です。しかし、何事も自分の思い通りに動かそうとして、
指示を与えすぎると、子供が父親に頼りすぎてしまい、感受性の能力が低下してしまったり、言語能力に問題を起こす事もあるようです。
放任主義な父親
意図的ではないにしろ、子供と接する事に積極的でなかったり、母親に子育てを任せ切っている。
コミュニケーションが常に不足となり、子供の精神面での発達に良くない影響を及ぼす事もあるようです。
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最後に
幸い私の夫は子育てに大変協力的で、積極的に子供と接している方だと思います。夫の子供への接し方を傍から見ていて、母親と、父親の子供への接し方は随分違うと感じています。
ここで感じるのは、この違うという事が大切なのかもしれないという事です。
子共を育てていくのは大変な事も多いです。親だって100%正解な子育てが出来るわけではありません。
そこで、母親と父親が協力し合って、お互いの足りない部分を補う事が出来れば、それは自然と子供への良い影響へと繋がるのかもしれません。
あやより