ツルっとしたのどごしで、さっぱり味わえるそうめん。暑い夏はもちろんのこと、温めても美味しいので一年を通して食べられる上に、調理も簡単!主婦の強い味方ですよね。
万能なそうめんに欠かせないものと言えば、薬味。そうめんの魅力を最大限に引き出してくれる頼もしい存在です。薬味と一言で言っても、ご家庭やお住まいの地域で異なるもの。我が家ではねぎときゅうりと天かす(大人用はわさびも)が欠かせないですが、みなさんはどんなものを準備しますか?
そこで今回は定番からアレンジまで様々な薬味を集めてみました。思わず試したくなるものが見つかりますよ!
そうめんの薬味!やっぱり定番はこの7つ!
そうめんの薬味と言えば思いつく定番を紹介しますね。その中で一際便利な“ねぎ”についてのお役立ち情報もお教えします。
定番と言える7つの薬味
- ねぎ
- しょうが
- わさび
- 大葉
- みょうが
- のり
- ごま
お気に入りの薬味は入っていましたか?
これらの定番の薬味はそうめん以外でも重宝されているので、馴染みのものが多いですよね。どれもこれも個性的な風味を持っていて、シンプルなそうめんの味にアクセントを付けてくれます。単品でも申し分ないですが、組み合わせると美味しさがさらにUPします!
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定番の王様“ねぎ”
鮮やかな緑色とツンとした辛みと香りが特徴的な“ねぎ”は薬味の代表格ですね。薬味には緑の部分が多い青ねぎを刻んだものが多くみられます。
青ねぎの種類と一緒に紹介しますね。
青ねぎには
- 薬味ねぎ、あさつき、万能ねぎ など →細めで辛みが少ない
- 長ねぎ、九条ねぎ など →太めで辛みが強い
があります。
切り方のコツ
出典:http://cookpad.com/recipe/1555916
輪ゴムのおかげで、ばらけることなく切りやすい状態を最後まで保ってくれます。スムーズにたくさん刻みねぎを作ることができますよ。お好みもありますが、辛みの強いねぎはできるだけ細く刻んで、切った後に水の中で軽くもむと辛みを落とすことができます。
出典:http://cookpad.com/recipe/651102
水中で軽くもむとぬめりと一緒に辛みが落ちます。最後にギュッと絞るのをお忘れなく!これは“洗いねぎ”と言って、辛みが少ないシャキシャキとしたねぎになるのでおすすめです。
保存のコツ
切った後は、キッチンペーパーを敷いた保存容器に移して密封します。薬味ねぎは繊維が柔らかいので、水気が多いと傷みやすくなるためです。冷蔵庫で3~4日は日持ちします。もちろん冷凍保存もOK!水気がある場合はキッチンペーパーで軽く抑えてから、密封できるフリーザーバックなどに入れて保存しましょう。
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試してみて!意外に合う変わり種やアレンジ7つ!
意外だけど不思議と合っちゃう変わり種を紹介しますね。
ネバネバ食材
モロヘイヤやおくら、めかぶなどのネバネバ食材。そうめんによく絡み合って一緒にツルっと食べられます!このネバネバのもとはムチンという成分で、胃腸の働きを手助けしてくれるので夏バテ予防にも最適ですよ。
キムチ
白ごはんのお供で定番のキムチはそうめんでも相性抜群!程良い辛さと酸味がクセになります。乳酸菌とビタミンが豊富なのも嬉しいですね!
ゆず胡椒
九州では割とポピュラーな調味料として使用されているゆず胡椒は、粗刻みにした唐辛子にゆずの果皮と塩を加えてすり潰し、熟成させたもの。ちょっぴり加えるだけで上品な大人のそうめんになりますよ!
新玉ねぎ
薄くスライスした新玉ねぎを生のまま使います。新玉ねぎの甘味とシャキシャキした食感がそうめんと絶妙にマッチしますよ!
トマト&ツナ
出典:http://cookpad.com/recipe/255757
トマトの酸味とツナのコクの組み合わせがそうめんにぴったり!トマトの赤色も食欲をそそる、さっぱりとした一品です。
お手軽バターめんつゆ
溶かしたバターをめんつゆに入れるだけ。あっさりとしたそうめんがコク旨に早変わりします!
夏バテ知らず!ニンニク入りめんつゆ
出典:http://cookpad.com/recipe/392461
ごま油で炒めたニンニク入りのめんつゆで食べるそうめんは格別!ニンニクのおかげで食欲がない時でもたくさん食べられます。
新しいそうめんを楽しんでみてくださいね!
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そもそも薬味って何?
定番からアレンジしたものまで薬味を紹介しましたが、そもそも薬味って何?と気になりますよね。
薬味とはズバリ“風味を引き立てるもの”です。
ですが、その他にも様々な効果があるんですよ!
食欲増進
薬味の香りや色が食欲を刺激し、薬味が持つ酸味や辛みが料理全体の味を引きたててくれます。夏バテで食欲が無い時でも、薬味の存在が「美味しそうだから食べてみよう」という気持ちを後押ししてくれますよ。
食中毒予防
日本の夏は気温も湿度も高くなり、食べ物が傷みやすくなる季節。薬味の中には殺菌や抗菌作用でカビや細菌の繁殖を抑え、食中毒予防に役立つものがあります。そうめんの定番薬味である、大葉やしょうが・わさびなどが代表的な例です。
整腸作用や発汗作用
胃や腸の働きを整えたり、身体をあたためて汗を出すことで老廃物の排出を促したりと、健康的な身体を維持する手助けをしてくれます。
疲労回復
ゆずやすだちに含まれるクエン酸は、身体の中にたまった乳酸を分解して疲れをとってくれます。薬味の定番のねぎにも疲労回復の成分がたっぷり含まれています。
薬味は奈良時代から使われていた歴史があり、「薬」は字体のとおり、“くすり・毒消し・滋養”などを表し、「味」には、“あじ・旨み・食欲を起こす”といった意味がありました。しかし現在では、このような意味合いを持たないものでも親しみから薬味と呼ばれているものもあります。厳密な線引きは必要ありませんが、薬味の本来の意味を理解しておくことが大切ですね。
関連記事)そうめんのカロリーは?ダイエットで-10kgも夢じゃない!
→そうめんを茹ですぎた!残りの保存方法は?冷凍はできる?
最後に
何気なく使っているそうめんの薬味ですが、定番からアレンジまで様々なものがありました。もしかすると今後の食生活の変化に合わせて、その内容も変わってくるかも知れませんね。大活躍の薬味、しっかりおさらいしておきましょう!
- 定番の7つ→ねぎ・しょうが・わさび・大葉・みょうが・のり・ごま
- ねぎを刻むときは輪ゴムを止めるとGOOD。もみ洗いで辛みを落とすことができる
- 刻みねぎはキッチンペーパーを敷いた保存容器に入れると3~4日日持ちする
- 薬味には風味を増す他に、食欲増進・食中毒予防・整腸作用や発汗作用・疲労回復など様々な効果がある
我が家では子供が小さいので、そうめんは薬味を上にのせてめんつゆをかける“ぶっかけ”スタイルです。子供用はきゅうりに天かす、細切りにした薄焼き卵、ちくわやカニカマなどをのせて食べています。もはや薬味の枠を飛び越えていますね(笑)もう少し成長したら、薬味の意味を教えながら、定番からアレンジまで様々な薬味を楽しんでもらいたいと思います。
あんつぶ