昔は2500g以下で生まれた赤ちゃんのことを「未熟児」と言っていました。
今でもその呼び方のほうがしっくりくる人もいるでしょう。
現在では、出生体重によって呼び方がわかれています。
うちの三男は「極低出生体重児」として生まれました。
そもそも低出生体重児とは?
出生体重によって以下のように分類されます。
・低出生体重児 2500g未満で生まれた赤ちゃんのこと
・極出生体重児 1500g未満で生まれた赤ちゃんのこと
・超出生体重児 1000g未満で生まれた赤ちゃんのこと
不妊治療での多胎妊娠が増えたことによって、早産での低出生体重児の割合が増える傾向にあります。
ですが、37週を超えた正期産であっても、赤ちゃん側になんらかの問題があったり、母体からの栄養などが不十分な場合に、低出生体重児になってしまうこともあります。
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極低出生体重児だったうちの場合
うちの三男は1480gで生まれました。
次男・三男は二卵性の双子ですが、次男は2600gあったのに対して、三男は1480gの極出生体重児。
妊娠28週の頃にはその差が500g以上になり、 「子宮内胎児発育遅延」と診断され、個人病院からNICUのある大きな病院へ転院になりました。
二卵性で体重に差がつくことはめずらしく、子宮内胎児発育遅延の原因が、染色体異常などの胎児側にあるのか、胎盤からの栄養が不十分な母体側にあるのか、エコーなどでは判断できませんでした。
生まれてみなければわかりません、という先生の言葉に不安でたまらなかった日々でした。
生まれる直前の推定体重は、先生の少しでも大きく!という気持ちも入れてもらって1800g。
実際に生まれてきた三男は1480gの痩せた小さな小さな赤ちゃんでした。
元気に産声はあげてくれたものの、すぐにNICUへ。
三男の場合、栄養をもらう胎盤が小さく臍の緒が細かったことが原因だということでした。
体重が2200g以上になれば、退院できるということで、それから退院するまでの2ヶ月間、搾乳したおっぱいを届ける日々でした。
その間に、さまざまな検査を1つずつクリアし、生きる力を見せてくれた三男。
退院して家に迎える日を指折り数えていました。
低出生体重児のその後
双子の次男・三男はもうすぐ2歳です。
生まれたときに1.2㎏あった体重差は、さらに開き2.5㎏になっています。
2600gあった次男は、身長は小さいもののしっかり成長曲線の色つき部分におさまっていますが、極低出生体重児で生まれた三男はまだ届きません。
そのため、生まれてからずっと定期的に発達健診を受けています。
でも、よく食べよく動き、言葉も出て、発達面では先生から特に指摘を受けるようなことはまだありません。
小さく産んでしまっても、お母さん、決して自分を責めたりしないでくださいね。
赤ちゃんの生命力はほんとにすごいです。
そして、今の医療の進歩。
昔は助けられなかった命も助けることができます。
赤ちゃんを信じて、お母さんもがんばってください。
応援しています。
by meeco