お子さんが「年賀状を書きたい」と言い出したものの、一言目が思いつかず、手が止まってしまうことはありませんか。相手が友だち・おじいちゃんおばあちゃん・先生では、ふさわしい言葉づかいも少しずつ違います。

この記事では、相手別の一言の例文と、学年別の書き方の目安をまとめました。2027年の元日に向けて、いまから準備する方のために、日程の目安もあわせてお伝えします。

この記事でわかること

  • 友だち・祖父母・先生それぞれに合う一言の例文
  • 幼稚園・低学年・中学年・高学年の書き方の目安
  • 2027年用の年賀はがきの日程(2026年8月末の日本郵便の発表として報じられた内容)
  • 一言に使える・避けたいことば

年賀状の一言は「短く・自分のことば」で十分

子供の年賀状は、長い文章を書く必要はありません。新年のあいさつ、相手への一言、自分の目標や楽しかったことを一つ入れれば、立派な年賀状になります。

親が手直ししすぎると、子供らしさが消えてしまいます。まずはお子さん自身に言葉を出してもらい、漢字や敬語だけ一緒に確認する、という流れがおすすめです。

年賀状の基本の形

子供の年賀状も、基本は大人と同じ次の4つの組み合わせです。

  1. 賀詞(「あけましておめでとうございます」「謹賀新年」など)
  2. 相手への一言(お世話になったお礼や楽しかった思い出)
  3. 今年の目標や、また会いたい気持ち
  4. 日付(「2027年 元旦」「令和9年 元旦」など)

「賀正」「迎春」などの短い賀詞は、目上の方には略式に見えることがあります。祖父母や先生には「あけましておめでとうございます」と丁寧に書くと安心です。また、賀詞の上に「新年あけましておめでとうございます」と書くと、「新年」と「あけまして」が重なるとされることもあります。迷ったら「あけましておめでとうございます」だけにしましょう。

【友だち宛て】一言の例文

友だちには、普段の話し言葉に近い、親しみのある文面で大丈夫です。遊んだ思い出と、新学期への楽しみを入れると、もらった側もうれしくなります。

  • あけましておめでとう。いっしょにドッジボールをして楽しかったよ。今年もたくさん遊ぼうね。
  • あけましておめでとう。クラスがいっしょでよかったよ。3学期もよろしくね。
  • あけましておめでとう。サッカーのれんしゅう、いっしょにがんばろうね。
  • あけましておめでとうございます。ことしもなかよくしてね。(ひらがなが中心の低学年向け)

学校で会う友だちに手渡しする場合でも、宛名と差出人は書いておくと、年賀状らしくなります。住所を知らない相手に、無理に聞き出す必要はありません。

【おじいちゃん・おばあちゃん宛て】一言の例文

祖父母にとって、孫からの年賀状は、何よりうれしいものです。字の上手さよりも、元気にしている様子が伝わることが大切です。

  • あけましておめでとうございます。お正月にあえるのをたのしみにしています。
  • あけましておめでとうございます。いつもおいしいおやさいをありがとう。ことしもげんきでいてね。
  • あけましておめでとうございます。ぼくは今年、かけ算九九を全部おぼえたいです。
  • あけましておめでとうございます。夏休みにいっしょに行った海がたのしかったです。また行きたいです。

敬語が難しい年齢のうちは、「です・ます」で終えるだけで十分に丁寧です。似顔絵や、最近描いた絵を添えると、さらに喜ばれます。

【先生宛て】一言の例文

先生へは、1年間のお礼と、これからの学校生活への意気込みを書くのが基本です。「友だち」に書くような話し言葉は避けて、です・ます調で書きましょう。

  • あけましておめでとうございます。ひらがなをていねいに教えてくださって、ありがとうございます。3学期もがんばります。
  • あけましておめでとうございます。算数の授業がたのしいです。3学期もよろしくお願いします。
  • あけましておめでとうございます。昨年は、運動会でたくさん応援してくださり、ありがとうございました。今年は縄跳びをがんばります。
  • あけましておめでとうございます。いつもやさしく教えてくださり、ありがとうございます。今年もよろしくお願いします。

先生の住所は個人情報にあたるため、基本的には学校宛てに出す形が一般的です。住所の考え方や宛名の書き方は、小学校の先生へ年賀状を出すには?宛名の書き方と子供・親のメッセージ例文で解説しています。幼稚園・保育園の先生の場合は、幼稚園の先生への年賀状・ハガキの宛名の書き方|文面の例文と親が添える一言もあわせてご覧ください。

学年別の書き方の目安

学年 書き方の目安 一言の長さ
幼稚園・保育園 親が下書きの薄い字や見本を用意し、なぞる、または自分の名前だけを書く。絵やシールを中心にしてもよい。 一言(「ありがとう」「あそぼうね」など)
小学1・2年生 ひらがな中心。習った漢字が入ってもよい。「あけましておめでとうございます」を自分で書く。 1〜2文
小学3・4年生 習った漢字を使い、相手への一言と今年の目標を書く。 2〜3文
小学5・6年生 敬語を意識して書く。先生や祖父母には、お礼と目標をはっきり書く。 3〜4文

上の表はあくまで目安です。お子さんの書く力や、学校で習った漢字によって変えて構いません。

書き始める前の準備と、2027年用の日程の目安

2027年用の年賀はがきは、2026年8月末の日本郵便の発表として、次の日程が報じられています(複数の報道が同じ内容を伝えています)。

  • 発売日: 2026年11月2日(月)
  • 年賀状の引受開始日: 2026年12月20日(日)
  • 元日に届けるための差出目安: 2026年12月27日(日)

毎年、日程や料金は変わることがあります。投函する前に、日本郵便の公式サイトまたは郵便局の掲示で、現在の案内をご確認ください。また、先生や友だちに学校で手渡しするなど、郵送しない場合は、年賀はがきでなくても、自作のカードで十分です。

字を書くのが苦手なお子さんには、次の順で進めると負担が減ります。

  1. 宛名と差出人は、親が代わりに書く、または見本を用意する
  2. 子供は一言と名前だけを、鉛筆で薄く下書きしてから、ペンでなぞる
  3. 消しゴムは、インクが乾いてから使う

一言で避けたいことば

  • 「去る」「失う」「病む」「枯れる」など、不吉に聞こえることばは、お祝いの席では避けるのが一般的です。
  • 「昨年は」と書けば足りるところに「去年は」を使うと、「去る」が入ってしまうため、大人の文面では「昨年」とするのが一般的です。
  • 目上の方に「がんばってください」と書くと、上から目線に受け取られることがあります。「ご活躍をお祈りしています」「また教えてください」などに言い換えます。

よくある疑問(Q&A)

Q. 子供が書いた字が読みにくいのですが、書き直すべきですか?

読みにくい字でも、丁寧に書こうとした気持ちは相手に伝わります。住所や名前など、読めないと困る部分だけ親が確認しておくと安心です。

Q. ママ友や、親の知り合いにも子供の名前で出すべきですか?

親の関係の相手には、親の名前で出すのが一般的です。出すかどうかで迷う場合は、幼稚園のママ友への年賀状は必要?例文とやめどきをパターン別に解説をご参考にしてください。

Q. 喪中の相手には、どうすればよいですか?

喪中はがきをいただいた相手には、年賀状を控えるのが一般的です。年が明けてから、寒中見舞いで近況をお伝えする方法もあります。

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