うちも、そうだったもの。
中学を卒業すると、高校入学までの春休み、別れ難い友達との交流が盛んになるのはどこも一緒ですよね?
カラオケにボーリング、近場で友達と遊ぶ分にはよかったものの、「卒業旅行に行きたい」という子供達、うちの子だけではないでしょう。
ですが、高校生と違い、まだ中学卒業したばかりの子供たちには、未知の世界がいっぱい。
知っておかなければ、いざホテルに行っても泊まれなかったり、大失敗して大変なことになる場合も多々あります。
そこで今回は、中学生の卒業旅行として、うちの子の経験談を含め
- 場所・ホテル選び
- 出発前にやっておきたいこと
- 旅行中の注意点
- 失敗談
などをお話ししたいと思います。
中学の卒業旅行の場所・ホテル選び
場所選び
- 遊園地
- 観光地(お店がたくさんあり、観光や食べ歩きもできる場所)
- 水族館
などがテッパンです。
特に外せないのが、やっぱり遊園地。
友達と行く遊園地は、家族と行くのとは訳が違います。
テンションも上がるし、心からはしゃげること間違いなしです。
また、それに付随して、近くに観光地があると、なおのこと楽しめるでしょう。
ホテル選び
中学生だけで行く場合、ホテルはどこでもいいというわけではないの。
中学生だけの宿泊が可能か、必ず予約前に確認する必要があります。
というのも、中学生不可のホテル・旅館は多いからです。
すると、「親の承諾書を提出すれば可能」とのこと。
HPに記載がない場合は、メールor電話で問いわせすることをオススメします。
今回、一泊旅行のホテルを予約するにあたり、ホテルとJRセット券を選択しました。
そのため、親の承諾書は、ホテルだけでなく、旅行会社にも提出する必要があり、旅行会社には事前に・ホテルには当日フロントで提出という流れになりました。
中学の卒業旅行!出発前にやっておきたいこと
あとは、当日を待つだけよね。
中学の卒業旅行は、出発前の準備が非常に後から重要になってきます。
- 行くメンバーの親を含めたグループLINEを作成
- 計画書をたてさせる
- GPSをオンにする
- 交通系アプリを入れる
この4つは絶対!
非常に重要なので、それぞれ説明します。
行くメンバーの親を含めたグループLINEを作成
これは、卒業旅行に行くと決め、ホテルを予約する前に作成しておく必要があります。
- 本当に卒業旅行を親も承諾しているのか
- 場所・金額・日程の承諾
- 急な発病など、行けなくなった場合の対応の事前確認(旅行自体をキャンセルするのか、キャンセル費用はどうするのか)
など、旅行に行く前だけでも親同士で考えを確認し、全員の承諾を得ておく必要があります。
計画書をたてさせる
- 出発点となる場所
- 集合時間
- 出発時間
- 持ち物の確認
- どこに行くのか
- 移動手段と旅先の交通費
- チケット代
- 食事場所と予算
- 帰りの時間
- 到着時間
- Totalの金額と持って行く金額の確認
これだけは決めさせておく必要があります。
そして、この決めたことを、グループLINEで親にも共有することで、親の安心にもつながりますしね。
観光地では、バス2日間のり放題チケットを購入することまでを、親がアドバイスしました。
ただ、観光地の混雑具合を考慮しておらず、大幅に時間が狂ったことで、食事場所も時間外となりダメになったり、色々な予想外が起きたことで大変なことに・・・。
GPSをオンにする
親のスマホから、我が子のスマホの場所を確認でき、居場所が把握できるようGPSをオンにしておくことが重要になってきます。
子供は嫌がるかもしれませんが、これはもしもの場合に非常に重要なこと!
我が家は、旅行の条件として、このGPSをオンにすることを子供に出しました。
交通系アプリを入れる
うちの子は、NAVITIMEを入れました。
ジョルダンなど、色々なアプリがあるので、子供でも使いやすそうなものを親子で確認し、事前に入れておくといいでしょう。
中学の卒業旅行!旅行中の注意点
それを踏まえ、注意点をお知らせします。
- 親への連絡はまめに
- テキパキ動く
- ゲームは寝る前だけ
- 集団行動・協調性
親への連絡はまめに
これ、男の子は特に、親に連絡してきません。
着いたら連絡しなさいよと言えば、「着いた」とだけLINEなんて感じになること・・・よくあります。
ですが、ここでグループLINEが活きてきます。
「言葉はいいから、写真だけでもUPして」と言っておくと、子供達の誰かが写真をUPしてくれます。
ただ・・・、それだけでは済まないのが旅先でのトラブル。
思春期特有なのか、人に聞かない、分からないまま動き回る、親の言いつけを守らない子供達。
テキパキ動く
一人の遅れは、皆の遅れになったり、一人取り残されて迷子になったりということもあり得ます。
うちの子達はとにかくのんびりしていたため予定通りに行かず、別府の地獄めぐりだけで夕方になってしまい、昼ご飯も食べ損ねて目的のお店が閉まってしまい、水族館にも行けずに終わってしまいました。
観光地の食事処は特に混み合うので、混雑時間を避けたり、待ち時間を考えておかなければ、食べ損ねるということは多々あります。
ゲームは寝る前だけ
子供が皆揃うと、絶対ゲームしたくなりますよね。
もちろん、それも楽しみの一つ、悪いとは言いません。
ですが、ゲームをする時間を考えておかなければ、せっかく高いお金を払って旅行に行った意味がなくなります。
ゲームばかりしてたんじゃ、お泊まり会でよかった・・・ってことにもなりかねません。
夕方から夜までゲームで盛り上がってしまったことで、晩御飯の時間を逃し、結局どこにでもあるファミレスで晩御飯になったようです。
集団行動・協調性
卒業旅行で一番気をつけるべきことは、この集団行動・協調性ではないでしょうか?
もちろん、学校ではそのような行動に慣れているはずでも、先生も親もいない旅行先。
思うようにいかないことも多々あり、この集団行動・協調性が乱れます。
その時は、絶対に一人にならないことが重要です。
中学の卒業旅行!我が子達の失敗談
上でも、
- 計画の甘さ
- 親への連絡
- 人に聞く
- テキパキ動く
- ゲーム時間
などの失敗談はお話ししましたが、ホテルでの失敗談として、
- ホテルのルームキー紛失(ゴミ箱から出てきたそうです)
- ルームキーを部屋に置いたまま、部屋を出てしまい、部屋に入れなくなる(フロントでもう一つキーをもらったそう)
- ルームキー事件の怖さから、必ず一人部屋に残るということをしてしまい、温泉に入れない子が半分(時間切れになったそう。キーを持って、全員で行けばよかったのに・・・)
- 朝起きれず、朝の入浴やプールも叶わない子が半分(朝方までゲームをしたことが失敗)
などがありました。
今まで、色々なところに旅行して、慣れていると思っていても、家族と一緒だと親が当たり前のようにしていたことを分かっていなかったりするんですよね。
あまりの無知さに、呆れました。
最後に大失敗をしでかしました。
なんと、1人だけ帰りの電車に乗り遅れ、別府に取り残されたんです!
遊園地に行っていたので、「帰りは必ず30分〜1時間前に余裕持って駅に行くように」と言っておいたにも関わらず、ギリギリの時間に駅に着いた子供達。
遊園地からのバスは、アプリでは確かに30分で着く・・・となっていたものの、観光地の夕方はとにかく混雑・渋滞します。
18分の電車なのに、13分にバスで駅に着いた子供達。
そこからホテルまで走って預けていた荷物を取りに行き、そのうち一人が「部屋に充電器を忘れていたから、先に行ってて」とフロントの人に話しに行ったこと・・・。
これが最大の失敗でした。
ここで、「忘れ物をしたけど、電車の時間が◯分で時間がないので、着払いで送ってください。」そう言えば済んだものの・・・
結果、6人中5人は電車に飛び乗り、座ったところで「え?まだ来てない?」と、1人乗ってないことに気づいたそう・・・。
ただ、正解だったのは、親も含めたグループLINEを作っていたこと。
残された子のお母さんは仕事ということが分かっていたので、1人乗り遅れたことに気づいた段階で私がその子に連絡をとり、指示。
特急指定席は追加料金がいるので、駅員さんに事情を話し、改札を通してもらい、次の特急自由席に乗るよう指示しました。
そして、次の特急は途中乗り換えがあったため、乗り換え駅で、先に帰った子達全員降りるように指示。
到着地の駅では、全員一緒に改札を出てくるようにと伝えました。
どれだけ1人が不安だったか・・・、グループLINEで全員を叱り、一度も連絡をしなかった子達にも「返事をしなさい」と怒りのLINEを・・・。
結果、全員で改札口から出てきた姿を見て、駅で待ち構えていた親はやっとホッとできました。
子供達にとっては、一生忘れない思い出の卒業旅行となったでしょう。
そして、そんな心配をかけた親達の労いのためにも、「旅の写真を最後に共有しなさい」と最後に指示。
中学は卒業しても、まだ高校入学前、まだ未熟で完全には信用できない年齢の子供達。
「色々あったけど、いい経験になったね。」という締めくくりになりました。
最後に
ポイントをまとめると・・・
- 中学生だけで泊まれるホテルか確認
- 行くメンバーの親を含めたグループLINEを作成
- 計画書をたてさせる
- GPSをオンにする
- 交通系アプリを入れる
- 親への連絡はまめに
- テキパキ動く
- ゲームは寝る前だけ
- 集団行動・協調性
以上は、非常に重要です。
中学の卒業旅行をお考えの方は、そこをお忘れなく。
自分達のお年玉で、親の手出しなしで卒業旅行を実現した子供達。
今回の失敗は、今後にとっては、非常にいい経験となりました。
ただ、一つ言えることは・・・中学の卒業旅行は、電車で行ける場所がオススメです。
これが飛行機だったら、お金もスマホの充電も残りわずかだった子供達・・・帰って来れてないでしょう。