昨年子供三人を連れ離婚した従姉妹から、「どうしよう・・・制服買えない。」という相談を受けました。
慰謝料・養育費一切もらわず離婚した従姉妹は、別れた元夫にお願いするという選択肢もない様子。
下は小学生(転校するため新しい体操服が必要)、真ん中は中学に入学、上は高校に入学することになります。
普通に考えて、制服・体操服だけで一人10万はかかることも多い入学準備金。
学校の制服が買えない場合、どのような方法があるのか調べてみましたので、
- どこに相談すればいい?
- どうしたら買える?
- もらえる方法もある?
など、経験談とともにお話しします。
学校の制服が買えない場合どこに相談したらいい?
制服が買えない生活困窮者はどの市町村にもいて、制服が入学式までに間に合わなかったから入学式にも出席できなかった・・・などという声を耳にしたこともあります。
- 教育委員会
- 社会福祉協議会
- 市町村役場
- 入学予定の学校
実は、この制服支援、各市町村によって対応は全然異なります。
全く支援がないところもあれば、手厚い支援がある場合もあったり、民間の制服バンクを紹介してくれたり様々。
市町村役場は、それぞれ何課が相談窓口になっているかは異なるため、受付相談窓口で聞くのが早いでしょう。
学校の制服が買えない!購入支援はある?
生活保護を受けている家庭は、別途申請をせずとも入学準備金が支給される地域もあります。(申請が必要な地域も)
それ以外にも、各家庭の事情にあわせ所得審査が行われ、許可が降りると入学準備金が支給され、
- 制服
- 体操服
- 給食費
- 修学旅行費用
- 部活用具費用
- PTA会費
など・・・様々な援助金が支給される場合もあります。
申請は、各市町村役場や入学予定の学校を通して行うことができます。
また、不認定の場合でも、色々な方法や援助をしてもらえることもあるので、最初から諦める必要はありません。
ただ注意すべきは、一度申請したらずっと支給されるわけではなく、毎年申請が必要ということです。
子供の学校の制服をもらえる場合もある?
援助金まで受け取ることはしたくないけど、お古の制服や体操服だけでももらえたら助かるという方もいらっしゃるでしょう。
そのような場合も、上記の相談窓口(教育委員会・社会福祉協議会・市町村役場・入学予定の学校)などに一度相談してみるのがオススメです。
中には、卒業生から制服を譲り受け、生活困窮者のために保管しているという自治体や協議会もあります。
また、民間の制服バンクというところを紹介してくれる場合もありますし、中古制服を販売している業者やサイトなども多々あります。
そして、標準型学生服の場合、他県でも校章さえ外せば着用OKということもあります。
最後に
従姉妹が住む県と私が住んでいる県は違いますが、うちの地域では、社会福祉協議会が卒業生から制服を寄付してもらい、いつでも譲れるように保管していました。
また、中には相談した担当者が「知り合いに当たってあげる!」と、卒業生から制服や体操服を譲ってもらってくれたという話も耳にしたことがあります。
そのため、消費者金融などから無理して借金をする必要はありません。
調べると、従姉妹の住む地域でも様々な支援はあったので一安心。
お金を貸して子供の入学準備資金に・・・というのはてっとり早いかもしれませんが、例え親戚間でもお金の貸し借りはしたくないところ。
ですが、忙しく子供のために働く従姉妹のためにやれることはあります。
真ん中の中学生の制服は標準型学生服だったので、校章の刺繍を外し、うちの子の制服を送ることにしました。
そして、従姉妹は社会福祉協議会に相談したので、今後相談に乗ってもらえることに。
卒業後に着なくなった制服や体操服を持て余している家庭も多いので、とにかく相談してみるのがオススメです。