私もそう思っていたわ。
まさしく、そうなの!
小学校の担任にクレームを入れたい!
でも、モンスターペアレントにはなりたくない!
そういう方に向け、今回は小学校に対するクレーム案件として
- 入れてもいいクレーム
- 入れる必要はないクレーム
- 実際私が入れたクレーム
を、二人の子を持つ私の体験談とともにお伝えしたいと思います。
小学校の担任にクレーム!これは入れるべき
以下のようなことは、まず担任に伝えるべきよ。
- 病院に行くべき案件
- 担任が把握していないこと
- 地域(学校外)で起こった問題
- 子供同士では片付かないトラブル
- 教師からの非違行為
- 登校拒否になるような問題
基本的に、家庭(親)でとどめておけない問題や学校側に非がある問題などは、クレームを入れた方がいいでしょう。
病院に行くべき案件
これは、外傷だけでなく、心の問題も含まれます。
- 友達に怪我をさせられた
- 学校では我慢していたけど、家ではそれが悪化していた
- 心に傷を負い、夜泣きをする・暴れる・泣き止まないなどの問題
放置すると、親のモヤモヤが残るだけでなく、子供の精神面にも影響しますからね。
担任が把握していないこと
- 嫌がらせ、いじめを受けている
- 学校で物を盗られた
など、色々あるとは思いますが、担任に把握していてもらわなきゃいけないことってあると思います。
後からこういうことがあの時あった、などと聞くよりも、起こった時にすぐ伝える方が無難です。
地域(学校外)で起こった問題
- 登下校途中に危険な箇所がある
- いじめ現場を目撃した
- 子供同士の問題が、親同士でも大きなトラブルとなっている
学校側にも知っていてほしい問題は、きちんと伝えるべきでしょう。
子供同士では片付かないトラブル
- 1人対数人のケンカ
- 長引く子供同士のトラブル
これはもう、子供の親それぞれが入るよりも、担任に立ち入ってもらった方が大きなトラブルに広がることも防げます。
親は我が子をひいき目で見てしまいますが、教師は中立の立場で見てくれることが多いからですね。
教師からの非違行為
- 担任の一言がいじめにつながっている
- 担任からの嫌がらせ
- 暴力・暴言、虐待とも取れる行為
教師は神様じゃありません。
間違いもあるでしょう。
それに教師自身が気付いていない場合、担任だけでなく学校長含めクレームを入れることも必要です。
登校拒否になるような問題
今後、子供の登校拒否につながるような問題は、担任に伝えなければ大変です。
学校に行けなくなってしまった後に、
「言ってなかったんですが、こういう問題で学校に行けないと言っています。」
では遅いんです。
そうなる前に、入れるべきクレームは親がどう思われても、入れておいた方がいいでしょう。
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こんなクレームは入れる必要なし!
何でもかんでもクレーム入れちゃうと、それはそれで問題よ。
- 親で解決できる問題
- 学校に関係のないこと
- 小さな怪我
まずは原因を探り、我が子に原因があるのかどうか?
学校側に関係があるのかなど、起こったことだけではなく、原因・理由に目を向けましょう。
親で解決できる問題
- 子供の持ち物に傷がついた
- お友達とケンカをした
- 先生に怒られて泣いた
よくあるのが、「ランドセルが学校から帰ってきたら傷がついていた。」
などという問題ですが、物は扱い方や悪気がなくても傷はつくもの。
これにいちいちクレームを入れていたら大変です。
物をなくしたなんていうのも、原因が子供側にあれば、自己責任。
まずは自分で探させ、なければ子供の口から先生に相談させるのが一番です。
また、友達とケンカをしたといっても、一対一であれば、子供同士でよく話合わせればすむでしょう。
そのほかに、先生に怒られて泣いたといっても、何が原因かによります。
子供が悪いことをして怒られたというのであれば、反省すべきは子供。
そこにいちいちクレームを入れるのは、おかしな話でしょう。
学校に関係のないこと
- 近所の大人に怒られた
- 友達の家のものを壊した
など、学校には関係ない問題をわざわざ伝える必要はありません。
小さな怪我
- 学校から帰ると擦り傷があった
- 保健室で治療を受けたのに、担任から連絡がない
小さな怪我は、子供なら誰しも起こりうるもの。
遊びの中や自分が原因でついた傷は、病院に行くような大きな怪我でなければ、これも経験の一つと考えるのもトラブルを大きくしないコツです。
生の体験から!私が入れた担任へのクレーム
二人の子を持つ私の体験から、実際に入れたクレームをいくつか紹介するわ。
私の場合は、この2つです。
- 休んだ日の宿題やプリント類を一切もらっていない
- 担任からのパワハラ
休んだ日の宿題やプリント類を一切もらっていない
これが1日・2日分なら、「体調悪い時はムリしないで」という意味かな?と、クレームは入れません。
ですが、我が子が休んだのは入院した日を含め3週間。
もらわなければ、勉強に遅れが出ます。
この遅れが、今後の授業にも影響しますし、学校が一人のために特別授業をしてくれることはないので、親が大変なことに。
そのため、「休んだ分の宿題やプリント類をすべてください。」
と担任に電話をしました。
すると・・・「探しておきます」という担任。
探すって・・・、とってないの?
結局、担任からもらえることなく、親が必死に教科書をもとに勉強を教えましたが・・・
「算数や国語は親が教えましたが、社会や理科は教科書を読んだだけなので、先生からも少し教えてもらえませんか。」
と、お伝えしました。
これは、クレームを入れなければスルーされて終わりだったと思います。
担任からのパワハラ
これは下の子が低学年の頃に起きたことですが、意地悪・虐待とも取れる担任からのパワハラ問題です。
- 叩かれる
- 悪いことをしていないのに、日々怒られ立たされて泣かされている
- 言葉で追い詰められている
連絡帳に書けばすむ問題をすぐ親に電話をしてきたり、ちょっとしたことを大きな問題にする担任でした。
質問して答えられなければ、怒って立たせ、泣けば邪魔になるからと廊下に出す行為。
担任に言えばいうほど敵対視され、余計にひどい扱いとなったため、主任教諭にも伝えました。
それでも学校側の対応がなく、子供はついに心が破裂し登校拒否に。
担任にクレームを入れても、こんなことが起こることもあります。
結局は学校内でおさまらず、教育委員会にまで出向き、そこですべて担任が悪いと認められ、校長からも謝罪を受けました。
最後に
ポイントをまとめます。
- 病院に行くべき案件
- 担任が把握していないこと
- 地域(学校外)で起こった問題
- 子供同士では片付かないトラブル
- 教師からの非違行為
- 登校拒否になるような問題
などは担任にクレームを入れてもいい。
- 親で解決できる問題
- 学校に関係のないこと
- 小さな怪我
は、いちいちクレームを入れない方が無難。
基本的に校長は、事が大きくならない限り教師を守ります。
問題を起こすことは、校長の評価にもつながるからです。
過去同じような事が起こったものの、教育委員会にまで行かなかった方の話を聞くと、ただ単に学校に行けない日がズルズル続いただけだったそう。
ヤバいと感じたら、担任ではなく別の権力ある先生に相談。
それでもなんの対処もない場合、教育委員会へ相談に行くことを経験上オススメします。
下の子に起きた問題も、本当はクレームなんて入れたくはなかった。
子供が笑顔で「楽しかった」と学校から帰ってきてくれれば、それが一番ですから。
でも、「100点のテストを持ち帰るのが、親は一番安心する。」と自信を持っていう担任でした。
そんなことでは安心しないし、学校は塾ではない!
100点にしたければ、自宅で分かるまで教えるし、塾に入れる。
学校は必要最低限の勉強を学びつつ、勉強以外の一般常識・友達関係・経験、さまざまな人間としてのスキルを身につける学びの場でもあります。
そこを守るために、親が動くことも大事かなと思いました。