小さい子供の食事にはかかせないエプロン。
いろんな素材・形状が販売されていますよね。
私も今までいろんな種類の食事エプロンを使ってきました。
でも、すぐに汚れがついてしまったり、乾燥機には向いていなかったり。
ひっくり返すとポケットになる形状は、便利だけど早く乾かすにはいまいち。
これだ!と思うエプロンになかなか出会えませんでした。
今回は、市販のエプロンは悪くないけどもっとこうだったらな~といった思いを持っている方のお役に立てるかも?
ということで・・・
私が手作りしたエプロンの作り方を紹介したいと思います。
子供用食事エプロンを作るのに必要な材料は?
- ナイロンタフタ
- ナイロン製のバイアステープ
- ワンタッチプラスナップ(※工具不要タイプ)
- スナップパッキン(なにに使うかはのちほど)
今回紹介するのは、「ナイロンタフタ」という撥水性がありラミネートよりも薄い生地を使ってつくるエプロンです。
周りの縁もナイロン製のバイアステープを使います。
この2つを組み合わせることで、
- 「洗いやすく」
- 「乾きやすく」
- 「汚れにくい」
食事エプロンができますよ。
子供用食事エプロンの作り方!
STEP(1)型紙に合わせて生地を切る
この食事エプロンは、切った生地の周りをバイアスで縫っていくだけなので正確性はそんなに重要ではありません。
※ナイロンタフタやラミネートなど、撥水性のある生地にまち針を使うと穴があいてしまうので、型紙をおいたら重しを置くか、テープで型紙を固定して写しましょう。
STEP(2)バイアステープの長さを決める
切った生地に、バイアステープをクリップなどで留めていきます。
最初まできたら少し長め(+2㎝)にカットします。
バイアステープをよく見ると、端が微妙にずれています。
幅の短いほうを表生地側にして使用すると、一気にミシンをかけても、縫い目が落ちることないんです。
STEP(3)バイアステープを縫う
生地の表側を上にして、バイアステープに生地をはさみながら端2mmの位置を縫っていきます。
最後は1cmほど内側に折りたたみ、はじめの部分に重ねて縫いましょう。
カーブを縫うのは難しいですが、一針一針ゆっくりと向きをかえながらミシンを動かしまょう。
私もカーブはまだうまく縫うことができず生地がよったりしますが、自分の子供がつけるものなので神経質にならずに「まっ、いっか」の気持ちで作ってます。
STEP(4)スナップボタンをつける
スナップボタンをつける場所に印をつけ、キリで穴をあけます。
ポケットになる部分4か所と、首部分2か所の計6か所。
プラスナップには、3種類の部品があります。
- 画鋲のような部品
- 凸部品
- 凹部品
1と2または1と3を組み合わせて使います。
スナップボタンの洋服があれば見ていただくとわかりやすいと思いますが、2つの部品を生地の両側から挟むことで片側のボタンが完成です。
また、プラスナップには使用できる生地の厚さが決められているので(今回使用したものは約0.8mm~1.6mm)その範囲外だときちんとボタンがとまらないことも。
上でも触れましたが、ナイロンタフタは薄い生地なのでそのままではプラスナップがうまく付けられません。
スナップパッキンを使うことで、取り付け部分の厚みが調整されます。
プラスナップの取り付けは、
- 生地にスナップパッキンを貼り
- 表側から平らな部品を差し込み
- 裏側から凹凸部品を1つずつ置いてパチンと音がするまで指で押す
STEP(5)ボタンを留める
ボタンを留めて、くるりと返したら完成です。
ナイロンタフタは、使い始めは少し張りがありますが、水洗いを繰り返していくうちにだんだん生地が柔らかくなっていきます。
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生地を変えてアレンジ自在
食事エプロンを手作りされている方はたくさん!
凝ったものを作成している方も多く、関心するばかり。
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ちょうどよい大きさのタオルを使用すれば、首にかける部分だけ作ればいいので簡単ですね。
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少し手を加えれば、ポケット付きも。
端の処理をしなくていいところがタオルを使うメリット。
市販でもよく見るポケット部分が2重になっているタイプ。
スナップボタンを使わなくてもポケットが作れます。
ラミネート生地はナイロンタフタより汚れが染み込みにくいので、より汚れを避けたい方にはオススメ。
生地に厚みがあるのでカーブを縫うのはより難しくなります。
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袖までカバーしたいときは、やっぱり袖付が安心です。
私も袖付のエプロンを作ったことがありますが、バイアスに綿素材のものを使って作ったのですぐに汚れが付着しちゃいました。
我が家はこうやってフル活用!
ナイロンタフタの食事エプロン。
我が家ではほんとに大活躍。
食器と一緒に洗えちゃう
後片付けのとき、食器を洗うついでに一緒に洗っちゃいます。
洗った食器の上にかけておけば次の食事の時間までには乾いていますよ。
※カレーやケチャップなど色の濃いものは色が移ってしまうこともあります。
外食時は袋にいれて持ち歩く
外食時には、使い捨ての袋に入れて持ち歩きます。
たたむと小さくなるのでかさばりません。
使い終わった後は、ウエットティッシュで拭いて袋へIN。
長時間持ち歩かないといけないときも、汚れが気にならず楽ちんです。
シリコン製エプロンを嫌がる子供に
下の子はシリコンエプロンを嫌がってつけてくれませんでした。
こぼしたもののキャッチ力や汚れのつきにくさでいえばシリコン製にかなうものはないと思いますが、つけてくれないならないのと同じ。
ただ、シリコン製はあの形状ゆえ
- 外に持っていくとき荷物になる
- ポケットの厚み分テーブルから体が離れてしまう
のが弱点だと思っています。
汚れを落としやすく、乾きやすいナイロンタフタの食事エプロンは、我が家ではシリコン製エプロンに「負けずとも劣らない」食事エプロンなのです。
エプロンのポケット部分をテーブルの上にのせてしまえば、テーブルクロス的な役割もしてくれますよ。
食事エプロンの他に小さな子供には必須のスタイ。
最後に
いかがでしたか。
市販でも同じような形状の食事エプロンはありますよね。
でも他の食事エプロンに比べて、種類が少なかったり、高かったりしませんか?
手作りエプロンのよいところは、自分好みの生地を選べたり、市販のものを買うより安く済むことが多いところです。
一見難しそうにみえますが、形状がシンプルなので作ってみると意外と簡単で時間もそんなにかかりません。
興味を持たれた方は是非一度作ってみてくださいね。