双子の妊娠がわかったのは、妊娠9週目のことでした。待望の2人目の妊娠に喜んでいたのですが、双子の妊娠がわかってから不安が一気に押し寄せてきたことを、今でも思い出します。
双子妊娠には安定期はないと言われています。
そのため、トラブルがなくても妊娠8ヶ月から9ヶ月に管理入院をすすめる病院が少なくありません。
私もちょうど8ヶ月、妊娠30週で入院になりました。いつも通り検診に行ったらそのまま入院…と急だったため初めは主人と長男と一緒に過ごせないことと、おなかの張り止めの点滴のつらさに泣いてばかりいました。でも泣いてばかりいてもしょうがないので、どうせしばらく病院で過ごすなら何か今しかできないことをしよう!と前向きな気持ちになっていきました。
管理入院について、私の経験をお話ししたいと思います。
管理入院について
双子妊娠中は、順調に過ごしていても早産防止のため、入院をすすめられることが多いです。普通は1人でパンパンのおなかの中に、2人も入っているわけですから、おなかが大きくなるのも早いですし、トラブルも起きやすくなります。
しかし、1人目の妊娠なら旦那さんの心配だけしていたらいいのですが(旦那さんについてはほぼ心配はないですね。笑)、2人目以降に双子を妊娠すると上の子の心配があります。できるなら出産まで自宅で過ごしたい、と思う方も多いと思いますが、自分の思いだけではなんともならないこともあります。
でもどこの病院も絶対管理入院しなければいけないということはありません。自身の体調や赤ちゃんの様子を見て、になるとは思いますが、強制ではないと思うので、ご家族と医師とよく相談されるといいと思います。
管理入院中の病院での過ごし方
管理入院中は、妊娠の経過に特に問題がなければ、とにかくゴロゴロ過ごすことになります。
でもこのゴロゴロがとても大事で、家にいたらとてもできない生活なんですね。2人目以降なら特に、こんなにのんびりゆっくり過ごせることは まずありません。
安静に、と言われていても家ではずっと寝ている、なんてことはやっぱり難しいと思います。
私が入院していた病院の1日のスケジュールは…
6:00 起床(1週間に1度くらい採血と検尿)
8:00 朝食
午前中のうちに、検温と血圧測定とNST
12:00 昼食
夕方から夜にかけて入浴(シャワー)
18:00 夕食
21:00 消灯
と、こんな感じでした。あと、1日3回くらい赤ちゃんの心音の確認、何もなければ1週間に1度ほど主治医の診察があります。
ちなみに私の主治医の先生はお休みの日以外毎日病室をのぞきにきてくださいましたので、とても安心することができました。
安静度によって動ける範囲に制限はつきますが、言ってみれば、上記以外あとはすべて自由時間のようなものです。
産まれてからはほんとに大変なので、家族の協力が得られるなら、私は入院することをおすすめします。
順調と言っても何が起こるかわかりませんから、毎日赤ちゃんの様子を確認してもらえて、何かあればすぐに対応してもらえる、こんなに安心なことはありません。
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双子妊娠による入院 私の場合
私の場合、管理入院というよりは切迫早産と子宮内胎児発育不全に妊娠高血圧症候群疑いによる緊急入院でした。
いずれは管理入院の予定でしたが、診察に行った日に通常4cmはある子宮頸管が2cmをきっていて、切迫早産で即入院になってしまいました。
そこから出産まで24時間ウテメリン点滴と、フロア外への外出禁止と、安静に制約がつきましたがシャワーは毎日OK、面会もOKだったので、不安や家族に会えないさみしさはありましたが、両親らの支えもあり、比較的のんびり過ごすことができました。
入院中に私がしたことをあげてみますね。
- 読書
- DSやスマホでゲーム
- 観たいドラマを全部観る
- 日記を書く
- 長男との手紙交換
私は本を読むことが好きだったので、読みたかった本をたくさん買ってきてもらい、ほとんど本を読んで過ごしました。本好きを知っている友達がお見舞いにたくさんマンガを届けてくれたときは嬉しかったです。 あとは子どもみたいですが、DSやスマホでゲームをして時間つぶし(笑)、ドラマも毎日楽しみに観ていました。
あと、これはおすすめ!毎日日記を書きました。つらかったことも嬉しかったことも、おなかの赤ちゃんの様子やお見舞いに来てくれた人たちのこと、1日の終わりになんでも書きました。 今でもたまに読み返しますが、とてもいい記録になったと思います。 長男との手紙交換も楽しかったです。
思えば、入院前の1ヶ月はおなかの張りも頻繁にあり、長男とほとんど遊んであげることも家事も最低限のことしかできず、寝てばかりの日々でした。それでも幼稚園の送迎に、ごはん作りに洗濯など動いていたので、入院してなければ、もっと早くに双子を産まなければならなかったかもしれません。
そう思うと、入院してよかったな、と思うのです。入院した最初の1週間は泣いてばかりいましたし、不安で仕方なかったですが、私は同室の人にも恵まれ、みんなで励ましあいながら、今から思えば楽しく入院生活が送れました。そこで出会った人たちとは今でも連絡を取り合い、会う友達です。
まとめ
子どもが生まれたら、眠る間もない忙しい日々が始まります。 のんびりできるのは生まれるまでのほんの少しの間です。そして、おなかの赤ちゃんのためにもお母さんがのんびりゆっくり安心して妊娠生活を送ることはとても大切です。
管理入院、家族と離れてつらくて泣きたいこともあるかもしれませんが、赤ちゃんを信じてがんばってくださいね。
by meeco