子供が小さいうちは食べる物に気を使い、おやつも手作りの白玉団子やさつま芋など、優しい甘さのものを食べさせるのが理想・・・。

と、優しい眼差しでわが子を眺めていると、ん?なんか口がモグモグしているぞ?

なんとパパが勝手にガムを与えていました。

だって欲しがるんだもん。
だめだめ!まだガムは早すぎます!
じゃあ何歳から食べさせていいの?

 

なんとなく「ガムはまだ早い」と考えていたけれど、「じゃあいつから?」と言われると答えられない・・・。

そんなお子様のガム問題で頭を抱えているママさんのために、

  • ガムは何歳から?
  • そもそもなにからできているの?
  • 食べることによるメリット・デメリット

について、解説していきますね。


子供にガムはいつから?

4歳の息子が最近ガムを食べたがります。

まだ早すぎませんか?

では、何歳くらいから食べさせてもいいのか、理由とともに説明しますね。

ガムの原材料についても見ていきましょう。

何歳から食べていいの?

ガムには、「食べた後は食べた後は口から出さないといけない」という特徴があります。

あまり小さい子供だと、口に入れて噛んだ後に飲み込んでしまう可能性がありますね。

そのあたりをちゃんと理解できる年齢になるまでは、与えないほうがよいでしょう。

子供 ガム いつから 年齢

「噛んだ後は飲み込まずに口から出してね」というお約束が守れるようになるのは、3~4歳くらいではないでしょうか。

ただ個人差があるので、お約束が守れるかどうか、保護者の見極めが大切です。

ガムってなにからできているの?

食べ物なのに飲み込んではいけないガム。

いったい、なにから作られているのかご存知ですか?

そもそもガムは、中南米や東南アジアに生えている木の樹液を煮詰めた天然樹脂で作られていました。

現在は、天然樹脂に変わる「酢酸ビニル樹脂」という無味無臭の物質に味や香りをつけたものが一般的となっています。

 

「酢酸」とか「ビニル」と聞くと、食べても大丈夫なのかと心配になりますが、この物質は消化酵素によって分解されず、体内には吸収されません。

他にも弾力を出す「ポリイソブチレン」や噛み心地をよくする「エステルガム」が使われていますが、どれも試験で安全性を確認されたもので、小さい子供が食べると体に悪いという心配はありませんよ。

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ガムは歯並びがよくなるってホント?その他の効果は?

ガムを食べることで、歯並びがキレイになるって聞きました。

本当なら、うちの子にもガムを食べさせたいんだけど・・・。

ガムを噛むと歯並びがよくなるというには、科学的根拠があります。

歯並びが悪くなる原因のひとつに、あごの小ささがあります。

歯の本数は誰でも同じなのに、あごが人より小さければ歯がキレイに収まりきらないのは当然ですね。

この問題が、ガムを噛むことで解消されます。

固めのガムをよく噛ことであごの筋肉が刺激され、成長していくのです。

大切なのは、強く噛むことより、多く噛むということ。

すぐに口から出すのではなく、数分間噛み続ける必要があります。

子供 ガム いつから 歯並び

今の子供って、歯列矯正をしている子が多いと思いませんか?

うちの子も例外ではなく、お友達にもたくさんいるんです!

あごの小さい子供が多いことを実感しています。

 

歯列矯正といえば、経済的負担が気になりますね。

詳細は、こちらの記事を参考にしてください!

関連記事)子供の歯列矯正費用は?我が子の体験談をたっぷりご紹介

 

ガムを噛むことで、歯並びがよくなる以外にも次のようなメリットがあるんですよ。

虫歯予防

テレビCMなどでも、ガムで虫歯予防ができることは一般的にも知られていますね。

これは、甘味料にキシリトールが使われているガムの場合です。

子供 ガム いつから 虫歯 予防

歯医者さんなどで購入できるキシリトール100%のものは虫歯予防にとても有効で、歯垢が落としやすくなる・虫歯の原因菌ミュータンスを減らせるといった効果が期待できます。

脳を活性化

これはガムでなくてもいいのですが、「噛む」という動作が脳を活性化させることがわかっています。

脳の活性化により、

  • 集中力が高まる
  • 眠気がなくなる
  • 緊張やストレスの解消

という効果が出ます。

子供 ガム いつから 脳 活性化

子供が大きくなって受験勉強をするようになったら、ガムを差し入れするのもいいですね。

実際に、宿題をする時にガムを食べているお子さんもおられます!

ガムには注意点も!影響も考えて

ガムをかむとメリットがたくさんあるんですね!

さっそくうちに子にも食べさせます!

たしかにさまざまなメリットがありますが、逆にデメリットもあります。

ガムを食べさせる時は、次のことに気をつけてくださいね。

  • 飲み込み注意!
  • 虫歯に注意!

飲み込み注意

なんとなく、ガムを飲み込むと体によくない気がしませんか?

実は、ガム自体は体には無害。

怖いのは、喉に引っかかったり大量に飲み込んでしまった場合です。

ガムが喉に引っかかった場合は、チョコレートを少し口に入れて溶かすといいでしょう。

ガムの原材料である酢酸ビニル樹脂は、チョコレートに含まれるカカオバターによって分解され、溶けていきます。

 

また、飲み込んだガムは消化されず便として出てきますが、大量に飲み込んだ場合は腸の狭い部分に引っかかってしまうことがあり、腸閉塞になる可能性が。

腹痛・便秘・嘔吐といった症状が出ないか、様子をみましょう。


小さなお子さんは、とくに気をつけてくださいね!

虫歯に注意!

先ほど、ガムを噛むと虫歯予防になると説明しましたが、それはキシリトール以外の甘味料が使われていない場合です。

スーパーなどで売られている一般的なガムには、キシリトールの他に虫歯の元となる甘味料が使われていることが多く、長い時間口の中に入れておくことで虫歯のリスクは高まります。

食べた後に歯磨きをすることが理想ですが、ムリな場合はお茶を飲む・うがいするといった対処で虫歯のリスクを減らすことができますよ。

まとめ

子供にガムを食べさせる年齢・メリット・デメリットについてまとめます。
  • 食べた後にちゃんと出すことができる年齢からOK
  • ガムを嚙むことで得られるメリット
  • 歯並びがよくなる
  • 虫歯予防になる
  • 脳が活性化される
  • デメリット
  • 飲み込む危険性がある
  • ガムの種類によっては虫歯のリスクが高まる

 

しっかり噛むことが少なくなった現代の食事事情。

先日、イカの煮物を食べてあごが疲れてしまい、私自身も噛む力が弱いことを思い知りました。

ガムで噛む力をつけることもできますが、毎日の食事を見直してみるいい機会かもしれませんね。

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