子どもにさせたい習い事として人気のピアノ。
ピアノはやっておくと技術が身につくのはもちろん、脳や聴力が発達する、表現力が身につく、挨拶などの礼儀が身につくなどメリットも沢山です。
しかし、その反面で出費が思っていたより多い事に驚かれる親御さんも多いなど、事前に知っておくと後々助かる事もあると思います。
そこで、ピアノをお子さんに習わせる前に知っておきたい心得を4つご紹介しますので、参考にされて下さい。
ピアノを始める前の心得とは?
1.目的を明確に!
子供が「ピアノを習いたい」と、言い出した場合、どうして習いたいのか、どのぐらい上手になりたいのか、聞いてみてください。
それによって、先生の指導の仕方も変わってきます。
「○○ちゃんみたいに弾けるようになりたい」とか「○○が弾けるようになりたい」という答えなら、そのまま先生にお伝えしておくと良いです。
子どもの「ピアノが上手になりたい」という気持ちが一番大事ですから、親があまり口を出すのではなく、子供の持っている目標を大事にしてあげましょう。
親が子どもにピアノをさせたい場合は「音大に行かせたい」、「グレードやコンクールを受けさせたい」など、目的があればそれを先生にお伝えしましょう。
「マナーを身につけたい」、「どこまでやれるか試してみたい」などの理由でもOKです。
2.出費は多めに考えておく!
年齢やレベル、レッスン回数やレッスン時間で教室または先生によって設定が違いますので、事前に調べておきましょう。
さらにピアノには教材費がかかります。幼児でもピアノのテキストは1冊でだいたい1000円前後のものが多いです。先生や教室によって使う教材は違ってきます。
だいたいはじめはピアノの曲が載っているものと、音符を勉強するワークブックの2冊は使用するので教材費だけでも3000円前後はかかります。
そして、一番の出費はピアノです。自宅での練習が必須なので自宅にもピアノが必要になります。
鍵盤の位置を覚える程度ならおもちゃのようなキーボードでもできますが、演奏するとなるとキーボードでは練習になりません。
一番良いのはピアノですが最近は電子ピアノも本物に近い音やタッチのものが多いので、楽器店や先生によく相談してみてください。
グランドピアノ、アップライトピアノの場合は年に一度は調律しなくてはいけないので、こちらも費用が1万円以上はかかってきます。
さらに、発表会があるときは別途で会費を集めます。会場費やピアノ使用料などに使われますので1人5000円前後から支払う場合が多いです。
グレードやコンクール受験の際も受験料が必要です。レベルによって金額が上がる場合が多いですが、だいたい5000円前後~1万円前後です。
3.先生との付き合いは大切!
とくに小さい子どもの場合はお親と先生のコミュニケーションも大事です。
レッスン中に親が付き添っている場合は大丈夫ですが、送迎だけの場合は、先生とお話する機会がほとんどありません。
レッスン中どんな様子か、どの程度弾けているのかなど、気になることは気軽に相談できる間柄だとお互いいいと思います。メールで聞くのもOKです。
また、発表会の際のお礼や、もちろん習い始めの挨拶も大切です。
必須ではありませんが、習い事ですので挨拶やお礼のマナーもしっかりとしておきましょう。
ピアノ教室は、保育所や託児所ではありません。ピアノの技術、マナーを教えていただいている、という意識を忘れないようにしましょう。
4.手洗い、爪切りは基本!
ピアノは楽器であり、おもちゃではありません。泥遊びをしてきたそのままの手で触るようなことがあってはいけません。
レッスン前には必ず清潔にしておきましょう。
また爪も伸びていると傷が付きます。ピアノも指の先端を使うので爪が伸びていると弾きにくいです。必ず伸びたら切っておきましょう。
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ピアノを習い始めるのに適した年齢は?
できるだけ早くから習わせたいという親も多いですが、あまり早すぎても身に付かないのが
本当のところです。
早く習わせたい親の気持ちもわかりますが、子どもの体力、気持ちもしっかりと考えてはじめると良いでしょう。
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最後に
一番大事なことはピアノが上手になりたい子どもの気持ちです。
いざ習わせてみて、こんなはずじゃなかった!という親の気持ちが、子どもの向上心の妨げになってはいけません。
今回ご紹介した始める前の心得を頭に入れ、親としてしっかりとお子さんをサポートしてあげて下さいね。
mkmmより