おままごとやヒーローになりきる、お店屋さんに電車ごっこなど、ごっこ遊びにはいろいろな種類があります。
ごっこ遊びには、子どもの発達に大切だと言われています。
ごっこ遊びから見える子どもの発達とは?
親はどのように関われば良いのでしょうか?
お話ししていきたいと思います。
親の真似をするようになる
子どもは9ヶ月くらいから、親がすることや、テレビなどを見て、同じような動作をするようになります。
子どもの観察力はすごいもので、身近にいる人や周りのことをしっかり見ています。
そして、親が出している声と同じように「あー、おー、うー」などと声を出してみたり、動作を真似てみる、ということが見られるようになります。
このような真似が見られたら、親も積極的にいろいろな動作を見せてあげましょう。
電話を耳に当てて「もしもし」と話すふりをしたり、スプーンなどで、ごはんを食べるふりをしてみたり、車をブーブーと言いながら、前後に動かしてみたり、わかりやすく動作に声をつけてあげるといいですね。
子どもはそれをしっかりおぼえていて、親が使ったものを自分も同じように使って、真似をするようになります。
この真似をすることは、これから言葉をおぼえて毎日の生活を習慣づける上で、とても大切な関わりになっていくそうです。
真似からみたて遊びへ
真似をすることから、ごっこ遊びへの移行の前にみたて遊びや、人形遊びという段階があるそうです。
積み木を車にみたてたり、ブロックを電話にみたてたり、ぬいぐるみやお気に入りの人形、フィギュアなどをペットのようにみたてて、1対1で遊ぶというものです。
みたて遊びは2歳前後から始まるそうです。
みたて遊びからごっこ遊びへ
言葉が出るようになると、ごっこ遊びが始まります。
女の子ならおままごと、一番身近にいるお母さん役になる子が多いでしょうか。
男の子であれば好きなヒーローや電車の運転手など。
男女一緒にするのであれば家族みんなが揃いそうです。
そして、お店屋さんごっこならお店の人に買い物に来る人など、それぞれがなりたい役になりきります。
ごっこ遊びの特徴は、それが他者との関わりであるということ。
その役になりきることで他人の気持ちを理解できるようになる、ということです。
また想像力も広がっていくことでしょう。
お子さんがごっこ遊びを始めたら、できるだけ相手をしてあげてください。
その世界観を壊さない程度に、ヒントを与えてあげることも大事ですが、できればお母さんも一緒になって楽しんでみてください。
3歳ごろになると、お友達ともごっこ遊びができるようになってきます。
その中で集団でのコミュニケーション能力や言葉のやり取りなどを学んでいきます。
そこにルールが加わることで、おにごっこやかくれんぼのようなゲーム性を持った遊びもできるようになってきます。
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さいごに
こうしてみていくと、ごっこ遊びの過程は子どもにとって大きな成長であり、大事なステップであるといえます。
人形やおもちゃを与えていれば、1人で上手に遊んでいるわ、と安心せず、そこに親が一緒に遊んであげることで、もう1ステップ進んだ遊びができる、ということですね。
うちの長男は戦隊ヒーローや仮面ライダーが大好きでよく相手をさせられました。
たいてい私は悪者でしたが。
でもそれが、だんだんと友達と戦隊ごっこをするようになり、レッドは僕だの、○○くんはブルーだの、もめ事もありながらも友達と遊べるようになっていきました。
次男・三男は今はみたて遊びの時期、「見て見て!」とやっていることをアピールしてきます。
ついつい用事優先、あとでね、待ってねと言いがちですが、子どもの成長の芽を摘んでしまわないよう、私もこれからしっかりつきあってあげようと思ってます。
余裕があれば…(笑)
by meeco