「学資保険に入るなら自分で貯金しておけばいい。」
よくそういうセリフ耳にしますよね。ですが、中には逆に貯金代わりに学資保険に入る人もいるってご存知ですか?
先日、うちの両親から「○○(うちの子)の名前で学資保険に入ろうと思うから。」そう言われ、「え?じーじが学資保険に入ってくれるの?」と聞いたところ、「違う違う。貯金代わりに名前借りるだけ。」という答えが返って来ました。「それってどういうこと??」
そしてその後、実際に郵便局の人がうちに訪ねてきて、本契約となりました。今、そういう貯金の仕方をしてる人も多いそうな・・・。
そこで今回は、この郵便局の学資保険
- 貯蓄代わりになる?
- 返戻率は?
- 受取人は?
ということいついて、うちが(うちの両親が)加入した内容を元にご説明したいと思います。
郵便局の学資保険は貯蓄代わりになるって本当?
銀行の預金金利というと、(2016年8月末現在)0.025%くらいが相場。でも、これはあくまでも定期預金にした場合の相場で、ある程度な定期預金額も必要。普通預金の場合は、更に更に低い0.001%。もう、ただ預金口座に入れたというだけ。
昔ならば「銀行に預ける=いつのまにか金利がついて増えてた」という感じでしたが、今はなかなかそうはいきませんよね。だからこそ、貯蓄代わりに利率の良い学資保険に入るのが貯金するよりも良いとなってくるんです。
でも、保険会社にもしものことがあったら・・・というのが不安でもありますよね。
「学資保険はじめのかんぽ」
実はこの保険の返戻率にビックリポン!払込金額より増えるんです!元本割れしないどころか増えるなんて、そりゃ貯蓄代わりになっちゃうはずですよね。
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郵便局の学資保険の返戻率は?
大学入学時に一括で受け取れるコース
出産140日前~12歳までの加入。18歳の満期時に一括でまとまった金額を受け取れると助かりますよね。1番お金がかかる時期でもあります。
保険料を払い込み終える年齢 | 12歳 | 18歳 |
返戻率 | 109.1% | 103.8% |
小・中・高・大、入学時に分けて受け取れるコース
5歳、11歳、14歳、17歳とお金が必要な時期に受け取れるのは助かりますよね。ですが、加入可能年齢は出産140日前から3歳までとなっています。
保険料を払い込み終える年齢 | 12歳 | 18歳 |
返戻率 | 107.2% | 102.0% |
大学入学時と在学中に4分割で受け取れるコース
出産140日前~12歳まで加入可能となっています。18歳~21歳までの4年間、授業料として使える金額があるのは助かりますよね。
保険料を払い込み終える年齢 | 12歳 | 18歳 |
返戻率 | 111.4% | 105.9% |
18歳の他のコースの満期とされる期間から更に3年間保険料を長く預けることになるので、最も返戻率が高くなってるんです。
他にも返戻率がいい学資保険はありますが、なんといっても郵便局がやってるという安心感が他とは比べ物になりません。
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受取人は誰?
- 保険の対象者→子供(特定の1人)
- 契約者→親もしくは祖父母、3親等以内の親族のことも稀にある
- 受取人→契約者もしくは保険の対象者
学資保険の場合前提にあるのは子供の入学資金となるということ。つまりは、保険の対象者ですね。この保険の対象者は必ず1人なので、途中で対象となる子供を別な子供に変えることは出来ません。
それを踏まえ、誰がまず支払うのかを考えると、親や祖父母が支払人となることがほとんどで、中には3親等以内の親族が払う場合もあります。で、受取人は・・・この契約者か、保険の対象である子供となります。
それは、契約者と受取人が異なれば、贈与税がかかってくるということ!
110万円までは非課税なんですが、それ以上であればかかってきます。では、契約者と受取人が同一であればどうなのか?というと、所得税の対象ではあるものの、支払った保険料を差し引いた50万円の控除があるので、かかりません。
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最後に
- 郵便局の学資保険は貯蓄代わりになる
- 預金するよりも返戻率が良い
- 長く預ければそれだけ返戻率が高くなる
- 受取人は契約者・保険の対象者のいずれか
ちなみにうちの両親が契約した内容は、孫(うちの子を対象)に祖父名義(うちの父)で加入し、受取人も加入者である祖父(うちの父)です。じゃあ、子供(孫)の学資保険という名だけど、自分のためにあてた保険に加入したのは何故かというと、もちろん預金がわりの貯蓄という意味もありますが、その貯蓄の意味するところ・・・
孫が3歳の15年後の受取時、現在65歳の父は80歳・・・。自分の葬式代のためのお金と考えてるようです。実際に郵便局の方も、そういう目的で学資保険に加入されている方、大変多いとのことでしたよ。
byちゃあ