おたふく風邪は学童時にかかると、出席停止期間があって幼稚園にも学校にも行けず、厄介ですよね。
もちろん外出も禁止です。
我が家の子供たちもおたふく風邪にかかったことがあるのですが、学校保健法の出席停止期が曖昧なので・・・
いつまで学校を休まないといけないのか?
とても悩みました。
とくに働いているお母さんですと、仕事を休まなければならないので、予定がわからないのは困りますよね。
私も仕事をしているのでこの点が1番困りました。
又、私は子供がかかるものだと思っていたおたふく風邪に大人になってからかかっててしまい、行動に制限がかかる上、症状も子供の時にかかるより重くなり本当に大変でした。
そんなおたふく風邪について、今回は
- おたふく風邪の出席停止期間
- みんなはどれくらいで治った?
- 腫れが引かない場合
という内容で解説していきます。
おたふく風邪の出席停止期間は?
最短で5日間になります。
少し前までは、「耳下腺の腫脹が消失するまで」と定められていた出席停止期間。
それが、2014年4月に「耳下腺・顎下腺又は舌下腺の腫れが始まった後5日を経過し、全身状態が良好となるまで」に改正され、最短で5日間の出席停止期間になったわけです。
ただ、目安はあるものの、個人差があるのが現状ですので、医療機関にご相談ください。
おたふく風邪とは?
まずは皆さんおたふく風邪がどういうものか知っていますか?
おたふく風邪は、耳の下にある耳下腺が腫れてしまいます。
唾液が作られる場所でもあるので耳下腺が腫れてしまうと、唾液がでにくくなってしまい頬が腫れてみえるのです。
多少腫れている場所に熱をもつこともあり、以下のような理由による痛みがあります。
口腔内の症状
- 唾液の分泌の度に痛みを感じるのでずっと痛みを感じる
- 耳下腺に唾液がたまるということは唾液の分泌量も減ってしまう
- 口の中が乾きやすくなり口内炎などの原因にもなる
おたふく風邪の痛みは1週間前後続きます。
おたふく風邪は、いつかかってしまったのか?
わからないままドンドン周りにうつしてしまうこともありますよね。
潜伏期間は?
潜伏期間は、一般的に2,3週間程度あるとされて、潜伏期間中・発症している期間中は、ほかの人にうつしてしまう可能性のある期間という事になります。
潜伏期間が10日から20日程度、発症期間が4,5日です。
流行りだしてしまった時にはもうかかっていた・・・。
ということも考えられるわけです。
でも、ひとそれぞれでしょ?
みんなはどうだったのかしら?
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おたふく風邪にかかった!その時みんなはどうだった?
おたふく風邪の経験についての声を集めてみました!
https://twitter.com/yzpiano_ballet/status/757520709379764225
しかも5日目でまだオカメ状態とは・・・。
採血検査をしなくてはいけないんですね。
月曜から人生2回目のおたふく風邪で寝込んで4日目。やっと腫れが小さくなって熱っぽさもなくなってきた。クーラーをつけるとくっついてくる猫が暑い。クーラーつけてない部屋に行けばいいのに。
— かずこ (@peace_mam) July 14, 2016
子供のころにかかっても、抗体には期限があるんですね。
小学4年生の時、終業式から帰ったら38℃の熱で病院直行!!
1週間位で治ったと思ったら、メドレーでおたふく風邪に罹り、治ったのがお盆頃…絵日記の宿題、よほど部屋の天井と病院だけ描こうかと思った(>_<)#夏休みの思い出
— 熊谷 公人(はむじん)🇺🇦 (@hamjin0113) July 19, 2016
https://twitter.com/morinokokinoko/status/757487874522492928
治りかけまでわからないことってあるんですね。
おたふく風邪は片側だけ腫れる場合もあるので要注意です。
どれくらいで治ったのか調べたところ、どうやら腫れが治まるのは1週間くらいが圧倒的に多かったです。
なので、平均的なところは1週間ほどで出席停止が解除になるということですね。
ただ、いろんな方のツイートを見ているとおたふく風邪が治った途端、別の病気にかかってしまって結局さらに長い期間家で過ごしたという方も多いようです。
一般的に、子供の頃にかかるより、高熱を伴って重症化することが多いんです。
免疫が下がっているので、他の病気にもかかりやすいんですね。
しっかり栄養を摂って免疫を上げないといけませんね!
一昨日からの高熱はおたふく風邪だったようで今週は仕事休まなければならないという…。
小さいときに予防接種した気がするけどかかってはないからかな〰
左耳下が腫れて痛いし熱い…。— みんちよみ(ΦωΦ) (@svfg1004mtk9__) July 21, 2016
おたふく風邪大人になってからかかると本当に厄介です。
腫れが引かない!!おたふく風邪ではない可能性も!?
上で説明した通り、おたふく風邪の腫れは、大体1週間程度でおさまる傾向にあります。
おたふく風邪は「流行性耳下腺炎」と言い、ムンプスというウイルスによって発症します。
耳下腺炎にはほかにも種類があり、反復性耳下腺炎というものもあります。
おたふく風邪とは違う反復性耳下腺炎とは?
耳下腺・顎下腺が、数カ月〜年間の間隔でくりかえし腫れる病気です。
反復性耳下腺炎の原因
はっきりとした原因は不明ですが、以下のようなことが考えられています。
- 耳下腺の先天性異常
- 唾液停滞
- アレルギー反応
- ウイルス感染
- 内分泌の異常
その他にも多くの発症要因があります。
反復性耳下腺炎の症状
- 耳の下がはれて痛む
- 腫れは2~3日くらいでおさまる
- 耳の下(耳下腺)のほか、顎の下(顎下腺)がはれることもある
- 熱は通常出ない
- 通常腫れは片側のみの場合が多いが、両側に見られるもの、または交互に腫れる場合もある
- 腫れは1~2日で消失するものもあるが、1ヶ月以上持続することもある
- 腫れは 、おたふく風邪より硬く痛みは軽く赤みもない
たしかに!
おたふく風邪との違いはわかりにくいです。
そこで、どんなふうに診断するのか調べてみました。
反復性耳下腺炎の診断
- おたふくかぜ(流行性耳下腺炎、ムンプス)に比べて、腫れはさわると硬くい
- 超音波検査(エコー検査)で特徴的な所見があり、おたふくかぜとの鑑別に有用
- 血液検査でおたふくかぜのウイルスに対する抗体価を見ることも診断に有用
このように一般的には判断が難しいので、どちらかわからない場合でも、医療施設での検査をオススメします。
関連記事)子供の耳下腺炎の症状とは?
最後に
- おたふく風邪は、耳下腺が腫れて痛みの出る病気
- 出席停止期間は、耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が始まった後5日を経過しし、かつ、全身状態が良好となるまで
- 症状は人によって様々
- 大人になってからかかると重症化する傾向にある
- 多くの人は1週間くらいで腫れがひき、外出可能になる
- おたふく風邪の腫れがひかない!そんな時は反復性耳下腺炎を疑ってみる
おたふく風邪についてまとめてみましたがいかがだったでしょうか?
子供がかかると本当に見ていてかわいそうになりますよね。
でも、熱が下がると意外に元気良くなって家の中にいるのが大変な状況になることもあるんですよね。
おたふく風邪は、予防接種をうけていてもかかる可能性のあるものです。
予防接種を受けるだけでも症状を軽くしたり、かかりにくくしたりという効果はあるのでぜひ予防接種はお子さんに受けさせてあげてくださいね。
大人になってからかかると本当に厄介なので。