子育てをしていると子供のアレルギーは気になることですよね。もしアレルギー検査をしてアレルギーがあることがわかったら対策を考えなければなりません。でも病院の検査でアレルギーが発見出来たら前もって対策を取れるから安心ですよね。
うちの子も検査で少しアレルギーがあることがわかっているのですがやっぱり安心感がありますよね。対策もできますし。でも、必ずしもそうではない場合もあります。ある日突然、アレルギーが発症してしまうケースです。
私の友人でも今までずっと普通にかにを食べてきたのに、ある日突然かにアレルギーが発症してしまった人がいます。確か25歳頃だったと思います。大人になってから発症する場合もありますので、特に子供のかにアレルギーの症状には気をつけたいものですね。
今回は特にかにアレルギーにスポットを当てて、お話ししていきたいと思います。
- アレルギーが出たら最初にすべきこと!
- かにアレルギーの症状別対処法!
- すぐには症状が出ない場合もある!?
それでは順番に見ていきましょう!
かにアレルギーの対処法 最初にするべきことは?
- まずは吐き出させる
- 食べてしまった場合は無理には吐かせない
- 横になって足を上げる
かにアレルギーの症状別対処法
- かゆみ、じんましん
- 口の周りが腫れる
- 発疹
- 下痢、嘔吐
- 鼻水、鼻づまり
- くしゃみ、咳、のどの違和感
- 呼吸困難
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軽い症状の場合
主にじんましんなどの皮膚症状や下痢などの症状だった場合は、
- 食べたものが口の中に残っていれば吐き出させる
- 食べてしまったものは無理やり吐かせない
- 横になって足を上げる
- じんましんが出た場合は抗ヒスタミン薬を使う
- 様子を見る
などの対処をします。
症状が重い場合
呼吸困難や血圧低下などのアナフィラキシーショックの症状が出た場合は、
- 他の人の助けを求める
- 救急車を呼ぶ
- 本人のそばから離れない
- エピペン注射をする
以上の対処をします
エピペン注射とは
この注射はアナフィラキシーを起こした時に病院以外でアドレナリンを注射するためのものです。エピペン注射をすれば一時的に良くなりますが、病院は必ず受診しましょう。
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かにアレルギーは発症が遅い場合も!
かにアレルギーには即時型(食後すぐ~2時間以内)、遅発型(食後数時間~半日)、遅延型(食後1日~数日)という風に分かれます。こちらでは発症するまでの時間別に対応を見ていきましょう。
食べてからすぐ症状が出た場合
まず食べてからすぐ症状がでた場合の対処法です。この場合はのどの痒み、イガイガ感、口の周りの腫れや吐き気などの症状が多いです。この場合は
- 食べるのをすぐやめる
これがまず鉄則です。食べた量によってアレルギーの強弱が変わってきます。ですのですぐに食べることをやめさせ、全身状態を観察しましょう。またアレルギーがすぐ出てくるほうが、症状が重いことが多いのでもしこれ以外の症状が出てきたら救急車を呼びましょう。
食べてから半日程度で症状が出た場合
この場合もやはりじんましんや腹痛、下痢などが起こります。この場合はかにアレルギーだと気が付かない場合もあります。もしこの症状が出たら経過を良く観察し、何かあったら病院へ行きましょう。
食べてから数日経ってから出た場合
かにを食べて次の日以降に症状が出た場合はアレルギーだとなかなか気が付かず、また病院でも判明しない場合があります。もしアレルギーと思われるなら食べたものを記録しておきましょう。そうすれば症状があった時に原因がわかるはずです。
その他のアレルギーの記事はこちら→こどもの花粉症。 何科を受診すればいいの?
そもそもかにアレルギーって?
かにやえびなどの甲殻類を食べると発症する甲殻類アレルギー。甲殻類アレルギーとはカニやえびなどを食べたことによって皮膚や消化器や気管を中心に症状が出るものです。このアレルギーは他の食物アレルギーとは少し違うのです。まず卵、牛乳、小麦などのアレルギーは年齢と共に食べられるようになるのに対して、甲殻類アレルギーは、
ということなんです。そして一度発症すると治りにくいと言われていて、結構厄介なのです。ですので特に学童期の子供には注意しなければならないのです。
特に注意したほうがいい食べ物には、
- えびせんやかにせん
- ちりめんじゃこ、しらす
- ちくわ
- かまぼこ
などがあります。
まとめ
- かにアレルギーは2~3歳から発症し始める
- アレルギーが出たらすぐに食べるのをやめる
- かにアレルギーはすぐに出ない場合もある
アレルギーを防ぐにはまずは誤飲を防ぐために食品の表示をよく確認することが大切です。基本的に食べないということが一番の対処法になるのでお買い物の時、外食の時にうっかり食べないように注意しましょう。