誰でも一度は悩んだことがある、乾燥肌。顔だけでなく、背中やうでがカサカサしてかゆくなると、気になってイライラしてしまいますよね。私も季節の変わり目になると、顔やうでがカサカサして、毎年困っています。
乾燥肌になる原因には体質的な問題もありますが、実は普段なにげなくしていることや、食生活が、乾燥肌に大きく関わっているのです。よかれと思ってしていることが、逆に乾燥肌を招いている、なんてこともあります。
今回は、乾燥肌の原因や食べ物による改善法、けっこうやりがちな逆効果なことについてもご説明します。
乾燥肌の原因とは?
- 季節の変わり目
- 環境の変化
- 食事や生活習慣
季節の変わり目や、エアコンが効いた部屋に長時間いる時期になると、空気が乾燥して乾燥肌になりやすくなります。春と秋は特に空気が乾燥しているので、のどが痛くなったりして乾燥を体感できるほどになりますよね。
過度なダイエットも、乾燥肌の原因になります。若い女性に多いのが、食事量を極端に減らすダイエット法ですが、食事量が極端に減ることによって栄養不足になり、肌のバリア機能が正常に働かず乾燥肌を引き起こします。
乾燥肌を予防できる食べ物があるってホント?
- たんぱく質を含む食べ物
- 必須脂肪酸を含む食べ物
- ビタミン&ミネラルを含む食べ物
タンパク質を多く含む食べ物
- 肉
- 魚
- 豆腐
- 卵
たんぱく質は、体を作るためには必要不可欠ですが、肌にとっても特に重要な栄養素です。たんぱく質が不足すると、肌のターンオーバーが正常に行われなくなり、乾燥肌を引き起こします。たんぱく質は肉や魚、豆腐、卵などに含まれるので、毎食になるべく取り込んでターンオーバーの乱れを防ぎ、乾燥肌を予防しましょう。
必須脂肪酸を含む食べ物
- サバ
- サーモン
- コーン油
必須脂肪酸は、細胞を包む細胞膜の主成分です。必須脂肪酸は体内で生成できないので、食べ物から摂取する必要があるのです。必須脂肪酸を含む食品には、サバ、サーモン、コーン油などがあります。積極的に食べ物に取り入れましょう。
ビタミン&ミネラルを含む食べ物
- レバー
- チーズ
- 緑黄色野菜
ビタミン&ミネラルも、肌にはとても重要な栄養素です。ミネラルの中でも亜鉛は重要で、レバーや牛肉に含まれていて、不足すると皮膚炎になったり湿疹ができるなど、肌トラブルが起こります。乾燥肌だけでなく肌トラブルを防ぐためにも欠かさないようにして、予防しましょう。
ビタミンCはコラーゲンを生成するのに必要な栄養素で、イチゴやパプリカ、緑黄色野菜に多く含まれます。ビタミンBは肌のターンオーバーを正常に保つのに必要な栄養素で、一般的な食事をとっていれば不足することはありませんが、ストレスやアルコール、甘いものをたくさん食べると大量に消費されますので気を付けましょう。
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これは逆効果!乾燥肌トラブルのもと
- 入浴をシャワーですませる
- 過度のスキンケア
- フェイスパックの長時間使用
仕事で疲れて帰ってくると、早く体を休ませたくて、入浴をついついシャワーだけで済ませてしまっていませんか?シャワーだけでは体が温まりにくいので、血行が悪くなってしまい、栄養を肌に行き渡らせることができず、乾燥肌を引き起こしてしまうのです。
寒い時期だけでなく暑い夏でも、エアコンで意外と体は冷えていますので、なるべく湯船につかるようにして血行がよくなる体質改善をすれば、肌にいいだけでなく疲れを取ることもできます。
しかし、あれこれクリームやオイルを塗っていると、肌が自分で潤いを保とうとする力が弱くなってしまいます。オイルの中には表面の保湿膜を傷つけてしまうものもありますので、保湿クリームやオイルを塗るときは、最小限にしましょう。
特に乾燥するのは、顔の肌ですよね。保湿アイテムとして、日常的にフェイスパックを取り入れている方も多いでしょう。しかし、フェイスパックの使用は決められた時間内だけにしてください。
保湿液がまだ残っているからと言って長時間肌に乗せていると、パックの乾燥にともなって肌の水分も乾燥し、逆に乾燥肌を引き起こしてしまうことになります。
関連記事)子供の乾燥肌対策!保湿はどうする?
最後に
- 乾燥した空気、、ダイエットによる栄養不足が乾燥肌の主な原因
- たんぱく質、必須脂肪酸、ビタミン&ミネラルを含む食べ物で乾燥肌を予防できる
- 入浴はシャワーより湯船につかることでも乾燥肌は防げる
- スキンケアはやりすぎに注意する
乾燥肌は体質だけでなく、いろいろな原因が重なって起こるものです。乾燥で悩んでいる人は、今一度、自分の生活習慣や食事内容を見直してみてください。あまりにもひどい場合はスキンクリニックを受診することもおすすめです。