ピタゴラスイッチ、といえばビー玉が転がる装置を思い浮かべる方が多いと思います。私もその1人なのですが、このピタゴラ装置が歌になっているものがあるってご存知でしたか?
他にもピタゴラスイッチの番組内の各コーナーで、歌が出ているものが沢山あるんです!
それがまた耳に残るというか、歌と一緒に頭の中で映像が蘇ったり、何とも気になるものが多いのです。
ここではピタゴラスイッチの番組内で流れている歌について、特に気になる何曲かをご紹介いたします。
「えっ!あの人が?!」っていう人も唄っていますよ(^-^)
ピタゴラスイッチでよく聴くあの声!歌ってるのは誰?
「ピタゴラスイッチ」といえば、あのオープニングの音楽が有名ですよね。
あの曲にも歌詞があり歌になっているんですよ!
歌の最初は「わしの名前は百科一之進♪」と自己紹介ではじまります。
そして歌詞の内容は次のような感じです。
- 百科おじさんと呼ばれている
- 甥のディックに”イッチ”と呼ばれていた
- ペンギンの「ピタ」と「ゴラ」、ねずみの「スー」、おじさんが「イッチ」で、「ピタゴラスイッチ」
そして歌の最後にピタが「そうだったんだ!」と言います(テレビのみ、CDでは言わない)。私も思わず同じセリフを思いました。
「ピタ」と「ゴラ」までは何となく思っていましたが、一之進=「イッチ」ときましたかっ!こじつけのようにも感じましたが、きっと番組の企画段階から決まっていたことなんでしょうね。
そしてピタゴラスイッチの番組内で唄われる歌は、殆どといっていいほど同じ人の声!素朴な感じの、いい感じで抜け感があるあの声!誰なのか気になりますよね?
栗原さんは本当に沢山の歌を唄っています。そして番組内の歌の作曲も多く手掛けています。
歌と作曲の両方を手掛けている歌は次の通りです。
- プチリヨンコってなんだ
- ひとつとびぶったいパタトクカシー
- おりたたみハンカチ劇場
- ぼくのおとうさん
- いたちのたぬき
- オノマトペのうた
- スーのうた
- 対応のうた
etc…
書くとキリがなさそうなので、この辺で(^^;)
特徴のある声ですから、聞くとすぐわかりますよね?
歌だけ、または作曲だけでしたらまだまだあります。
これだけでも凄いのですが、栗原さんは「栗コーダーカルテット」という音楽グループとしても活動されています。
そう思ったあなたは凄いです!
よく番組を見ていますね!
実はこの「栗コーダーカルテット」はピタゴラスイッチの演奏に参加していることが多いのです!
”コーダー”っていうくらいですから、リコーダーをメインに演奏している音楽グループなんです。
ピタゴラスイッチのオープニングの曲ってリコーダーの演奏ですよね?
これももちろん栗コーダーカルテットの演奏です。
リコーダーの音が聴こえる素朴な感じの曲は、大体栗コーダーカルテットが演奏しています。
これで気になるあの人の疑問が解決しましたね。
栗原正己さんとピタゴラスイッチの音楽は、切っても切れないほどの関係だったんですね。
栗原正己さん=ピタゴラスイッチの音楽といっても過言ではないでしょう!
次の章ではピタゴラスイッチの装置の歌について調べていきます。
ピタゴラ装置にも歌があるってご存知でしたか?
[adsense]
ピタゴラ装置にも歌がある?
この3曲、映像で流れるピタゴラ装置に連動した歌になっています。
歌のテーマはそれぞれ違いますが、どの歌も個性的で1度聞けばもう1度聞きたくなり、もう1度聞くとその装置の映像が頭の中で勝手に流れることうけあいです!
ピタゴラ装置41番の歌
ピタゴラ装置史上最も長い(1分30秒)装置No.41の動きを実況中継した歌です。
イントロにピロピロと笛の音が入り「下りてきたのは空気ポンプ~♪」と始まります。
シンプルな音楽、抑揚のない歌声、ひたすら装置の状況を唄う歌はお経のようにも聞こえます。
それにしてもこれほど長く、状況を詳細に歌にするとは!!
と衝撃を受けたことを覚えています。
今でこそ長い装置や装置の状況を唄った歌はありますが、この歌の発表から約10年も後のことです。
がんばれ!装置151番のマーチ
最初にナレーションが入り、小太鼓のみのリズムでデーモン閣下が唄い始めます。
まるで「独唱」です。
装置のスタートは順調に進みますが半分近く進んだところで失敗、止まってしまいます。
そして何回繰り返しても、そこまですら進まなくなります。
「次は上手くいってくれ」「鉄球頼む」など神頼み的な言葉が相次ぎ、事態の深刻さが伝わってきます。
「気が付けば54回目~♪」
え!!
そんなに失敗していたの?!
そりゃ心が折れそうになるわ…と思うと同時にもうすっかり感情移入していて、一緒に「次こそは!」と祈っているんですよね。
そして成功のテイクでは、音楽も小太鼓だけでなくトランペットなど本格的なマーチングバンドでデーモン閣下が唄います。
ゴールの直前に今までの回想シーンが走馬灯のように蘇るのが、感動を引き立てる良いスパイスになっています。
ビーだま・びーすけの大冒険
この歌はピタゴラ装置史上初のストーリー仕立てになっています。
主人公は赤色のビー玉のビースケ。
捕らわれた兄弟のビータ(緑色)、ビーゴロー(黄色)を救出に向かいますが、逆にビーすけも捕らわれてしまいます。
なんとか脱出して兄弟を無事救出したと思ったら今度は大玉に追いかけられて苦戦しますが、最後にはみんなで家に帰れてめでたし、めでたし、です。
トータル約2分半のハラハラ・ドキドキストーリーですが、登場人物は全て「玉」です(^^;)
最初から最後まで同じ玉(ビーすけ)が活躍するというものも、長いピタゴラ装置の中では珍しいようです。
歌は浜崎貴司さんとピタゴラ少年少女合唱団。
浜崎さんの力強くざらっとした(?)声と合唱団の美しいコーラスが見事にマッチして、装置のみならず歌まで素晴らしい仕上がりになっています。
[adsense]
他にも…こんな人も歌ってる!
番組内での「新しい生物」は、身近な小物たちが奇妙な動きでそこやかしこを移動する日常を紹介するコーナーで、
「(撮影が)すごいな」
「面白いな」
という感じなのですが、歌では角田さんの声にぴったりのハードボイルド且つカッコイイ仕上がりになっています。
角田さんといえば格闘家やレフェリーのイメージがあるのですが、調べてみると声優もされているしCDもかなり出されているようで、外観のみならず声のカッコ良さも既に業界では認知されているようです。
ピタゴラスイッチの各コーナーには沢山の有名人が声優として参加されていて、他にもこんな方々が歌っています。
- 「ぼてじんの唄」フットボールアワー
- 「フレーミーのうた」井上純
- 「もりのおく」桜井秀俊(真心ブラザーズ)
- 「ぞうのあしあと係」知久寿焼(元たま)
関連記事:NHKのピタゴラスイッチ!装置のことがもっと知りたい!
まとめ
- オープニングの曲にも歌がある(「わしがイッチのうた」)
- 栗原正己さんは多くの歌を作曲し唄っている
- 有名人が唄っている
- デーモン閣下、角田信朗、桜井秀俊、他
- ピタゴラ装置にも歌がある
ピタゴラスイッチの歌を唄っている有名人は、どういったいきさつで参加することになったのでしょう?
スタッフの方々の熱烈なオファーでしょうか?
逆に有名人の方々がピタゴラスイッチの熱狂的なファンなのか?
どちらにしてもおおよそピタゴラスイッチとは無縁そうな方ばかりです。
そこがまた面白いというか、ピタゴラっぽいところですよね(^-^)
今回は数曲しかご紹介できませんでしたが、この他にもピタゴラスイッチには面白くて素晴らしい曲がいくつもあります。
最近の私の一押しの曲は、2016年から始まった「まきじゃくのジャック」です!
なんといっても主人公であるジャックが可愛すぎます♡
またキャラクターもさることながら、本編より長いのでは??
と感じるオープニングのイントロが何とも可愛く、ちょっと抜けた感じの曲が聞く人を惹きつけます。
ピタゴラスイッチはどうしても映像がメインとなる番組なので、CDは2010年に発売されて以来新しいものは発売されていません。
ですがiPad、iPhon用に2014年10月「ピタゴラスイッチうたのアプリ」が発売され、次々と続巻も販売されています。
もちろんCDには収録されていない新しい曲も入っています。
でも出来れば2枚目のCDを出してもらいたいです。
私がガラケーユーザーだからという理由だけではありません。
ピタゴラスイッチのどの曲を聞いても、その映像が頭の中で勝手に流れ出すのが、ピタゴラスイッチの曲の醍醐味だと思うからです。それほど1曲1曲に個性とインパクトがあるのです。
新しいCDの発売を心から楽しみにしています♪
by hani-