ある日出来たほくろのようなもの。普通、ほくろは黒いのにそれはなぜか赤い。何だろう、何かの病気・・・?と不安になりませんか。私も胸元にぽつんと赤いほくろが出来たとき、すごく不安になりました。
でも、あなたは不安にならなくても大丈夫!赤いほくろの正体と原因、対処法についてここで詳しく解説していきますね。
赤いほくろの正体は?
赤いほくろは、ほとんどの場合老人性血管腫と呼ばれるものです。加齢によって現れるため「老人性」という名前がついていますが、実際は比較的若い年代にも見られます。
老人性血管腫は赤いほくろのように見えるものですが、ほくろとは別物です。毛細血管が増殖して皮膚の上に露出しているものです。
老人性血管腫は、顔や胸元、背中によくできます。
関連記事)赤ちゃんにもほくろはできるの?いつから?
血管腫ができる原因は?
- 紫外線
- 肌への刺激
- ホルモンバランス
老人性血管腫ができる原因は、紫外線を多く浴びることや、肌への強い刺激で炎症を起こすことです。
また、ホルモンバランスにも関係していて、生活習慣が不規則な方にできやすいと考えられています。
予防のためには、しっかりした紫外線対策をする、入浴時にごしごし洗わず優しく洗う、保湿をしっかりするなどのスキンケアに心がけることと、規則正しい生活を送ることが大切です。
[adsense]
血管腫は治療が必要なの?
老人性血管腫は病気ではないので誰にでも起こりうりますが、特に放置していても悪化することがないので、必ずしも治療を必要とはしていません。
気になってしまい、触りすぎると多少出血することもありますが、皮膚の上に血管が浮き出ているようなものなので、心配することはありません。
とはいえ、顔や首など目立つところに出来てしまって美容的に気になる、と言った場合は除去手術をすることが出来ます。
治療法にはどんなものがある?
☆凍結療法
凍結療法は、液体窒素を利用した治療法です。老人性血管腫を液体窒素で凍結させます。約1週間で患部はかさぶたとなり、はがれ落ちて行きます。
とても簡単な治療法ですが、取り残しを防ぐためある程度肌の深い部分まで凍結させるので、跡が残りやすいデメリットがあります。
☆炭酸ガスレーザー療法
炭酸ガスレーザー療法では、炭酸ガスレーザーを老人性血管腫にあて、蒸散させて除去します。治療中の痛みもほとんどなく、治療痕を残すこともありません。術後の再発がないこともメリットです。
メリットの多い治療法ですが、保険適用外となるため、治療費が高額となる傾向にあります。炭酸ガスレーザーによる治療費は、かかる医療機関によってまちまちです。
参考程度にしていただきたいのですが、私の友人Cさんは、顔にできた3mmほどの老人性血管腫を神奈川県内の皮膚科で炭酸ガスレーザー療法により除去してもらって、約15000円かかったそうです。
☆メスによる切除手術
老人性血管腫の多くは4mm以下の小さなものですが、それ以上大きなものはメスによる切除手術が必要となってきます。
最後に
- 赤いほくろの正体は、老人性血管腫と呼ばれる、毛細血管が増殖して皮膚の上に露出しているもの。
- 老人性血管腫のできる原因は、紫外線、肌への刺激、ホルモンバランス。
- 老人性血管腫は必ずしも治療の必要のあるものではありませんが、美容上の理由から除去手術を受けることもできます。
- 治療方法は、①凍結療法、②炭酸ガスレーザー療法、 ③メスによる切除手術 があります。
気になっていた赤いほくろ。放っておいて平気なものと分かって安心されたのではないでしょうか。私はそのままにしていますが、大きくなったりはしていません。
とはいえ、顔など目につきやすいところにあると、やはり気になりますよね。そのような場合は、お近くの医療機関に複数訪問して、見積りを取ってもらうことからスタートしたらどうでしょう?
気になっていた老人性血管腫を除去したCさん。以前より明るく積極的になった気がしますよ。気になっているあなたもCさんに続きませんか?