最初に…現在子供への予防接種というのが昔に比べて増えた気がします。
私が子供の頃の代表的な予防接種と言えば、インフルエンザやBCGと言ったものが主でしたが、現在では流行り病や感染病など、そう言った病原菌に対する免疫力も現代社会において落ちてきている、もしくは病原菌が進化しています。
なのでその病原菌に対抗する免疫力をつける為にも予防接種は必要不可欠なものだと思います。
でも子供にとって注射は恐怖となってしまうこともあります。
病院にすら行かない、泣いて暴れて抵抗する子もいます。
そんな注射を嫌がる子供に、すんなりと予防接種を受けてもらうにはどうしたらいいか?
注射に対する子供と親の気持ちを考えてみました。
注射を受けに行く事を子供に黙っているべきなのか?
まずはこの「注射」と言う単語、大人でも聞くと嫌な気持ちになりますよね?
この「注射」を子供にこれから行かせる訳なのですが、果たして子供に「今から注射をしに行くよ」と言ったところで、子供は素直に首を縦に振ってくれるでしょうか?
元気よく「はーい」なんて言わないと思います。
しかし幼稚園や保育園・小学校低学年で、きちんと会話を理解している子供であれば「注射」に対する言葉を聞いた時に反応が変わるはずですね。
注射に行くよ、と宣言すると嫌がる子供もいるでしょう。
ですが、なぜ打たなくてはいけないかという理由を一緒に話せばわかってくれる日もくるかもしれません。
黙って連れて行った先が病院での注射だったら…自分が同じ目にあったら騙された!と思いませんか?
ネットの声でも、いつ行くのかなぜ注射を打たなくてはならないか、を正直に話す!または話したほうがいい、という意見が多かったです。
前もって話す、行く直前に話す、など話すタイミングをお子さんに合わせて考えるにもひとつの方法かもしれませんね。
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注射が終わった後のご褒美を約束するのはいいの?
注射・・・嫌ですよね。私だって出来れば受けたくありません!
しかし大事な子供に重い病気にはかかって欲しくないと思う親は当たり前だと思います。
「注射は嫌だぁ!」と、診察室の待合所で泣き叫ぶ子供も少なくはありません。注射を待っている間にも先に注射を打った子供が大泣きをしていて、その泣き声を聞いて泣いていなかった我が子も、不安になって注射を打つ前に泣き出す事もあるかと思います。
そこで使ってしまう場合がありますよね?
「注射我慢したらご褒美あげるからね」
このご褒美、アイスかもしれないしチョコかもしれないし、ガチャポンかもしれないし本かもしれない。
そしてご褒美はモノに限った事でもありません。
「注射できたら○○して遊ぼうね」「帰ってクッキー作ろうね」「大好きな絵本、一緒に読もうね」「DVD観ようね」
など、遊ぶ約束でもいいかもしれません。
子供が機嫌よくがんばって予防接種を受けてくれるなら、多少のご褒美作戦はアリだと思います。
注射を打つ予定が決まったり、病院に行く前や注射を打つ前など言うタイミングはいつでも到来します。
親としては大事な子供が病気にかからない様に対策をする為に、子供にはとても魅力な「ご褒美」を使うわけです。
もしくはご褒美をあげれば子供は注射を打ってくれるだろうと思う親御さんもいるかもしれません。
もしかしたら、年頃になった子供はご褒美では気持ちが揺るがない子供もいるかもしれません。
「たとえご褒美が貰えるとしても注射だけは嫌だ!」こう言われてしまうとどうしますか?
色々な言い方で「ご褒美」からの注射を逃れようとする子供もいるはずです。
でもそれだけ自己主張ができるということは、ご褒美がなくても根気強く言い聞かせればわかってくれる時期にきている、という見方もできるかもしれませんね。
「痛くないから!」と言うのはNGなの?
さて、先程の「ご褒美」が通じなかった場合、もしくはご褒美を使わずにいた場合にでも「痛くないから!」等と言ってしまう事もあるかと思います。
私も恐らく言ってたかもしれません。
言葉は理解出来ない年齢の子供だというのは解っていても、その「痛くないから!」にはどこか、おまじない的な意味合いがあるような気もします。
だけど、この「痛くないから!」って言葉、少し頭の機転の良い子供や、注射を受けたことがある子供からしたら、痛いことはわかっていると思います。
これは子供だけでなく、大人にでも言える事だと思います。
注射に限らず、大怪我したり何か病気にかかってしまった時の治療や施術。
看護士さんや医者に「痛くないですからね!」何て言われても不安になる時があるはずです。
そして結果、受ける人の主観にもよりますが「やっぱり痛いじゃないか!」となる場合もある事が大人や子供のどちらにでもあるかと思います。
注射が苦手な人にすれば「痛くないから!」という声掛けは気休めでしかないのだとも思えます。
なので、子供に声掛けをする場合、「痛くないから!」とは言わずに、
「がんばって!」
など、励ましの言葉にしたほうがいいかもしれません。
実際、注射はじっとさえしていればものの数秒で終わります。
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注射を嫌がる子供への対策や対応はみなさんどうされてるのでしょうか?
最終的には注射は打つ事になるのですが、色々な方法を試してはみたが結局どうすれば良いのか?みんなはどうしてるの?と思いますね。
ネットから、みなさんの工夫を少し挙げてみます。
- 家で注射のシュミレーションをする
お医者さんごっこのおもちゃなどがあれば、診察室に入るところから終わるまでの一連の流れをおもちゃの注射で練習してみる、という意見もありました。 - お気に入りのものを持っていく
待合室でリラックスさせるために、子供が大好きなおもちゃやゲームなどを持っていくと、嫌がらずに待っていてくれることがあるそうです。 - 兄弟がいる場合やママやパパも一緒に打つ場合、先に大丈夫なところを見せる
- 注射ができたら、おおげさなくらい褒める
- 注射を打つ病院を選ぶ
注射が怖い上に、先生や看護師さんにまで怒られると恐怖が増してしまうので、ネットやママ友からの口コミで、先生や病院の評判を聞いておく、という意見もありました。
「注射を嫌がる」・・・まずはここに問題があるのかもしれません。
1歳3ヶ月の私の娘にはその嫌がると言う気持ち、注射は嫌なものだと言う概念はまだありません。
出番が来れば娘を抱っこして診察室に連れて行き先生の指示に従って頭と腕を押さえて注射を打ちますが、「強い子ですね」と先生に言われました。
それは注射が痛くて泣いたのではなくて、押さえ付けられて自由が効かない事に泣いていた様なのです。
打ち所が悪いとやはり痛くて泣いてしまいますけどね。
しかし、自分の意思や言葉の理解力が高くなった子供には注射が痛いと認識されてしまう場合もあります。
注射は痛い⇒注射は怖い⇒注射は嫌だ、と子供の中に植えつけられてしまうと結果注射が嫌な子供になってしまいます。
それは大人にでも同じ事だと思います。
まずは、注射を打つ意味と言うのを子供に解り易く明確に伝える事が大事なのではと私は思います。
それは逆に子供に聞かれる事もあるかと思います。
「何故注射を打つの?」と。子供からしたら、何故痛い思いをして注射を打つのか疑問に思うはずです。
ご褒美が貰えるなら注射を打つ、痛くないなら注射を打つ、それも悪くははありません。
何の為に注射を打つのかと言うのと親の気持ちをしっかりと伝えて、理解させてあげれば良いのではないかと思います。
それは既に注射が嫌になった子供にでも伝わるはずだと思います。
他には良くTVとかで注射を打つシーンなどを観た事があるかと思いますが、その時にお医者さんや看護士さんが子供の気を逸らして子供が注射ではなく別の方に気を取られてる内に注射が済んでいると言った事です。
注射を打つ際には何か注射とは別の方に気を逸らしてあげてその間に済ますと言う方法もありではないかと思います。
病院内では携帯電話の使用は禁止ですが、そう言った気を逸らすアプリなどあれば見せるだけでも子供の場合は注射から気が背くかもしれません。
打つ前に先生に相談されてもいいかもしれませんね。
子供にも色々な性格や体質の子供がいます。
いろんな方法がありますが、結果予防接種を受けてくれれば、それは大事な子供に病気に対する免疫力をつけれる力を与えれるわけなので、結果良し!だと思います。
これが正しい対策、これが絶対良い方法というのはないかもしれませんが、その子に合った対応を行なえば良いと思います。
最後に
人間には「痛感」と言うのが存在します。
この痛感が作用した場合には本能的に人間は防御反応を起こします。
痛いと思ったらとっさに痛みから回避反応を起こすのですが、この痛みと言うのが脳裏にある場合に注射は痛いと認識されてるので、注射を打たなければ痛みから逃れられるという回避反応にもつながると思います。
気を逸らす事により、一時的に痛感が鈍るから痛みを感じる前に済むことがあります。
思いもよらない怪我をした時もそうですよね。
怪我した瞬間は何も感じません。
ですが傷口を観た時や、怪我をした時に痛みが伴うのもその一つだと思います。
それに、注射を打つ為にどんな対応をしたにしても、予防接種が以下に大事かと言う事を親としてしっかりと伝えてあげなければいけません。
文頭にお伝えしましたが、現代社会は本当に色々な病原菌が進化し、その対策を摂る為に様々な予防接種やワクチンが増えていくのも事実かと思います。
今後10数年経つと更に数が増えていくかもしれません。私達大人も含め今後の対策は出来るだけ行なった方が良いと思います。
そして何よりも大事な子供の為にと想うなれば、尚の事予防接種の大事さやその病気に対する怖さを伝えるべきだと私は思います。
「この注射には、あなたが子供から大人になっても元気でいられる様に、その病気はとても恐ろしいものだから、あなたを守る為その病気に負けない力をつける為に!そして私はあなたが病気になってしまったらとても悲しいから、頑張りましょ!」
例えるのであれば、私はこの様に伝えます。
大事な子供をまず守れるのは、親である私達自身だと思いますから。