赤ちゃんの成長に伴って回数や量が増えると離乳食作りも大変になってきて、「今日は何にしよう?」と悩まれる事も多いと思います。
そこでおすすめなのが大人の食事作りからの取り分けです。しかし、いつから取り分けが可能になるのでしょうか?また、その際の注意点は?
今回は、離乳食での大人の食事からの取り分けについてまとめました。
離乳食で大人の食事からの取り分けはいつからOK?
取り分けとは、大人の献立と同じ食材を使ったり、調理途中のものを利用したりすることです。
このため初期からでも可能ですが、中期からの方が食べられる食材の幅がぐんと増えるので取り分けしやすいと思います。実際私も中期からはじめました。
取り分けできると離乳食の献立がたてやすくなったり、大人の食事と離乳食をほぼ同時に作る事ができたりと毎日の食事作りがスムーズになりますよ。
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大人の食事から取り分ける際に注意したいこと
①素材を選びましょう
赤ちゃんが食べやすい食材を選びます。
脂の多い肉やいか、貝類など歯茎でつぶしきれないものは不向きです。
また、できるだけ新鮮な材料を利用し、旬のものを取り入れるとさらにgoodです。
②味付け前に取り分けましょう
離乳食は薄味が基本です。
大人用の味付けをする前に取り出して、赤ちゃんの成長に合わせてだしや野菜スープ、少量の調味料で味を調えます。
(炒め物など味付けした後に取り分ける場合には、お湯を加えて蒸し煮にするといいそうです)
買ってきたお惣菜は味の濃いものや、香辛料や脂質が多いものがあるので不向きです。
③かたさや大きさを工夫しましょう
赤ちゃんが食べやすいように必要があれば取り分け後、さらに加熱して柔らかくします。
また離乳食の進み具合に応じて刻む・つぶす・とろみ付けをします。
(とろみ付けは片栗粉の他に、お粥とまぜる、ねばねば食材とあえるという方法もありますよ)
大人の食事からの取り分けで簡単離乳食レシピ
具材は大根や人参、さつま芋やじゃがいもなどが使いやすいですが、何でもOKです。
私の場合、月齢によって使えない食材があればそれ以外を取り分けし離乳食に使用しました。
- だしをとる⇒多めに作って製氷皿などで冷凍すればだしキューブの完成
- だしで具材を柔らかくなるまで煮る⇒初期なら具材をつぶして一品完成(固い場合はだしでのばします)冷凍ストックにしても便利です。
- 味噌を溶き入る⇒火を止めてしばらく経つと具材や味噌が沈んで「上澄み」ができます。みそ汁そのものは塩分が多すぎるので離乳食には上澄みを利用します。赤ちゃんの状態に応じて具材をカットして上澄みに加えて赤ちゃんみそ汁の完成さらにたんぱく質(豆腐や鶏肉、鮭など)を加えてアレンジすれば立派なメイン料理になります。
カレーやポトフ、煮物はたくさん作って取り分けしましょう。
基本は「みそ汁」と同じです。少量の油で炒めた(省略してもよい)具材を水で柔らかくなるまで煮て大人の味付けをする前に取り出し、離乳食用に味付けします。
今回は我が家のカレー取り分けレシピを紹介します。
=初期=
野菜のマッシュ
取り分けたじゃがいも・人参・玉ねぎをつぶし、固ければさ湯でのばして完成。
=中期~後期=
鶏ささみのクリーム煮
- 鶏ささみはゆでて、すり鉢で滑らかにすりつぶす。
- 取り分けたじゃがいも・人参・玉ねぎを食べやすい大きさにカットし、湯で溶いた粉ミルク、ささみを加える。
- ひと煮立ちさせたら、水溶き片栗粉でとろみをつけて完成。
=完了期=
ころころコロッケ
- 合挽きミンチとみじん切りにしたピーマンを炒める。
- 取り分けたじゃがいも・人参・玉ねぎをマッシャーでつぶして加え、塩で味を調える
食べやすい大きさに丸める。 - パン粉をフライパンできつね色になるまで炒めたものをまぶして完成。
なんちゃって赤ちゃんカレー
- 鶏ささみはゆでて、ほぐす。
- 取り分けたじゃがいも・人参・玉ねぎを食べやすい大きさにカットし、煮汁、ささみを加える。
- 少量のケチャップで味付けし、ひと煮立ちさせて片栗粉でとろみ付けして完成。
関連記事)離乳食中期、後期から大人まで利用できるじゃがいもを使ったレシピご紹介します。
最後に
取り分けをマスターしておくと離乳食期はもちろん、幼児食期にも手早く食事作りができるのでとても便利です。
また、赤ちゃんも成長するにつれてパパやママと同じものを食べることに興味や喜びがでてきます。
「今日のごはんはママと一緒だね~」と声掛けしながら食事を楽しんでみてはいかがですか?
あんつぶ