ここ数年で昔ながらの布おむつが秘かに流行りだし、さらにおむつなし育児も話題になっています。
おむつなし育児と聞くと、床がおしっこやうんちで汚れるんじゃない???と疑問に思いますよね。
そんなおむつなし育児の方法やメリット、デメリットなどについてお話ししたいと思います。
おむつなし育児とは?どんな方法?
おむつなし育児は読んで字のごとくおむつを使わずにする育児です。
と言ってしまうとじゃあ、おむつをつけず下半身裸でってこと?と思われる方も多いかもしれません。そうではなく、できるだけおむつをつけないで排泄するということです。
「おむつなし育児」という言葉は最近できた言葉ですが、実はこのおむつなし育児は昔から普通にされてきたことです。日本だけでなく、海外でも普通に現在もされているところもあるほど自然な排泄なのです。
現在は便利な紙おむつなどが主流ですが、昔はそんな便利なものはなく、みんな布オムツでした。洗濯機もなく、畑仕事や家事をこなしながら布オムツで当然のように生活していました。
ですから、1回でもおむつが汚れなかったらお母さんは助かります。そうなるとおしっこが出そうなタイミングでおむつをはずして排泄させてたんですね。
赤ちゃんの排泄=オムツの中っていうイメージですよね。でも、赤ちゃんだって、オムツの中に排泄するのは気持ち悪いことです。
赤ちゃんだってトイレやおまるで排泄するのが気持ちいいというのは当然のことなのです。
どんな方法でするの?
どうやってするのかというと簡単です。
赤ちゃんが排泄をしそうなタイミングを見計らって、オムツをはずしておまるに座らせてみるのです。
毎日赤ちゃんのお世話をしているママならおしっこやうんちが出そうなタイミングが分かる時がありますよね。
布オムツ育児をされている方なら特におしっこが出たあとに泣く事が多いので、一日の中でどのタイミングで出ているかわかる方も多いでしょう。
うちも一人目は5ヶ月から、二人目は3ヶ月の終わり頃から始めていて現在進行中です。
長女はうんちの時もおしっこの時も出る前にブルっとする癖があり、次女はうんち前だけですが必ずブルっとします(笑)
これが合図です。
これは我が家の子どもたちだけの特徴かもしれませんが、その子によって出る前のサインは違うので、そんなサインを見つけてあげるといいですね。
他には、睡眠のあとなどはおしっこが出やすいですね。うんち前は特にサインが出やすいので、観察してみるといいでしょう。
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いつからできる?
昔の人は普通にしてきたことで、首が据わったら始めていたようです。
首が据わるというと大体3ヶ月から4ヶ月頃ですね。
その頃から始めるとスムーズです。
でも中には、ホーローの小さなおまるを使って授乳しながら排泄させる方もおられるようで、新生児からされているという方もおられます。
確かに新生児の排泄の回数はすごいですから、成功率は高そうです。
うちの娘の場合、長女は5ヶ月の頃におむつなし育児を知ったので、5ヶ月からです。
次女は2ヵ月半頃から首がしっかり据わってきていたので、機嫌のよい時におまるに座らせてみたのですが、怖がってだめでした。
その後も日をおいて何度か試してみて、やっと先日3ヶ月の終わり頃になって怖がらずに座ってくれるようになりました。
おむつなし育児のメリットは?
コミュニケーションがたくさん取れる
排泄のタイミングをわかるようになるということは、赤ちゃんをしっかり見ているということです。
まだまだ話せない赤ちゃんとしっかり意思疎通ができるのです。
成功した時の達成感はすごいものがあります。
うんち後の処理が楽
おむつなし育児をされる方は布オムツの方がほとんどだと思います。
布オムツの場合ですと、うんちのオムツを洗うのは一番大変ですがその作業がなくなるのです。
紙おむつ、布おむつの両方に言えることは、うんち後のお尻をきれいにする範囲が小さいこと。
月齢が小さいほど、形のないうんちなので、広い範囲が汚れるのできれいにするのが大変ですね。
お尻ふきも沢山必要です。
おまるですると、拭くのは肛門のあたりをちょんちょんという感じで済むので楽チンです。
おむつかぶれにならない
お肌の弱い赤ちゃんは、どうしてもおむつかぶれになりやすいですね。
オムツかぶれは排泄物や紙おむつからの化学物質などの刺激によって起こります。
排泄物にお肌がほとんど触れず常に清潔に保たれるので、おむつかぶれ知らずです。
エコで経済的
おむつが汚れないので、水道代の節約、洗濯物が減ると洗剤も少なくてすみますね。
紙おむつを使用する場合でも、ゴミが格段に減ります。
オムツ代もバカになりませんし・・・。
最近はゴミ袋が有料の地域もありますね。
おむつはずれが早い傾向に・・・
おむつなし育児の場合、おむつはずれが早い傾向があるようです。
かなり個人差がありますので、一概には言えませんが。
おむつなし育児はおむつはずれが目的ではありません。
排泄を通してコミュニケーションをとっているとおむつはずれが早くなるかも・・・という特典くらいに考えてください。
おむつなし育児のデメリットは?
時間と手間がかかる
赤ちゃんの排泄は大人よりも頻回です。
そうなると何度もおむつをはずしておまるに座らせていると結構時間を取りますね。
家事に忙しいママとしては時間は何より大切。
私は時間ももったいないですが、赤ちゃんとのコミュニケーションの時間だと思って割り切っています。
でも、やはり、頑張りすぎると自分もしんどくなりますから、「何がなんでもおまるで!!」とは思わずに、ちょっと忙しい時はできる時だけでいいんです。
ママと赤ちゃんが楽しくコミュニケーションが取れるのが一番ですよね。
床が汚れることがある
ちょっとタイミングがずれて床にこぼしてしまったりということもあります。
ですから、おまるを置く場所やオムツをはずす場所は汚れてもいい場所で行うようにしましょう。
デメリットはありますが、おむつがはずれるまでの1年くらいの間のことです。
楽しみながら無理せずにできたらいいですね。
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おむつなし育児をやってみたい!準備するものってある?
おむつなし育児で準備しておきたいものはおまるですね。
おまるがあればいつでもできます。
おまるは大きいものだと場所を取るしインテリア的にもちょっと・・・という方にはおしゃれなおまるもあります。
我が家はおさがりでもらったアンパンマンのおまるだったから怖がってなかなか座ってくれなかったのかもしれません。
これなら小さくて座りやすそうですね。
小さくてかわいいのでお部屋の片隅に置いてもインテリアを邪魔しません。私も購入を検討中です。
あれば便利なものとしては、おむつなし育児はすぐにおまるに座らせられるようにおむつ一枚という方が多いようです。
夏はそのままでもいいですが、寒い冬にはレッグウォーマーがあるとズボンなどをはかせなくても寒くなくていいですね。
おむつなし育児の成功率をUPさせるコツってある?
おむつなし育児も成功しないとだんだんやる気も失せてきますね。成功率アップの方法をいろいろと試してみましょう。
- 排泄の記録をつける
- 排泄前のサインを見つける(顔が赤くなる・震える・動きが止まるなど)
- おまるなどでできたら「気持ちいいね~」と声をかける
個人差がありますが、寝起き・授乳や食事後・授乳中などが主な出やすいタイミングです。
他にもその子によって特徴があります。
そういう特徴を見つけられると楽ですよ。
まとめ
期待しすぎないことが一番のポイントです。
特に新米ママさんは初めてのことだらけ。
排泄のタイミングだってすぐにはつかめませんよね。
おまるで出来たらラッキー♪程度に思っているほうが楽しくできます。
そのうち、自然と成功率も上がってきますよ。
byさっちん