昼のおむつははずれても、夜のおむつがなかなか取れない。
夜のおむつをはずすタイミングがわからない。そんな「夜のおむつ外し」にお困りのママも多いのではないでしょうか?
かくいう我が家も、上の子は年長になるまで夜はおむつをはいていました。「もうすぐ6歳になるのに、いつまで紙おむつしてるんだろう」と思っていたものです。でも大丈夫。夜のおむつは必ず取れます。夜のおむつのはずし方についてご紹介します。お困りの方は参考にしてみてくださいね。
昼のおむつとは別物?夜のおむつが取れる条件てあるの?
昼のおむつは2歳~3歳ごろになるとはずせる子が増えてきます。
それは体が発達し、おしっこがたまる感覚と「おしっこがしたい」という感覚がわかるようになるから。5歳ごろには昼間のトイレはできるようになります。
しかし、夜は別物。寝ている間は脳も眠っており、昼間はできる「おしっこをトイレに行くまで我慢する」ということが、夜はできません。
- 膀胱の成長
- 夜間の尿の量を抑えるホルモンの分泌量が増える
- おしっこが溜まると目が覚める能力
夜のおむつはずしは、この3つの条件がそろう必要があります。これらには個人差があります。
[adsense]
夜中に起こしてトイレに連れて行ってもいいの?
夜中にトイレに起こすことは、寝ている間に分泌される、子供の成長ホルモンの分泌を阻害する恐れがあります。またおねしょ防止に寝る前の水分制限などをすると、暑い季節では寝ている間に脱水症状を起こしてしまう可能性も。
また子供にプレッシャーを与えると、簡単にホルモンバランスは崩れてしまいますので、子供の成長に影響が出る恐れがあります。
夜中にトイレに起こすのは、賢い方法とは言えないのです。
夜のおむつはずしに何かできることはある?
夜のおむつはずしの第一歩は、夜中におむつの中におしっこをしないことです。
そのための習慣として、
- 寝る前にトイレに行く
- 塩分を取りすぎない
- 夏でも寝ている間は体が冷えないようにする
- 規則正しい生活リズム
を心がけることが大切。
塩分を取りすぎると喉が渇き、水分をたくさん摂ってしまいます。だからトイレも近くなるので、味の濃いものは控えましょう。
また寝ている間は体温が下がります。体が冷えるとトイレが近くなるので、夏場でもお腹は冷えないように工夫してあげましょう。
規則正しい生活は自律神経を整え、成長ホルモンの分泌を促します。しっかり体の中の成長を促してあげると、「夜のおしっこ量を抑える」ホルモンも増えるので、おねしょの回数が減ってきます。
夜のおむつはずしは焦らないで!
夜のおむつはずしは、体の発達と多いに関係があります。
無理にパンツで寝かせたり、夜中に起こしたり、おねしょを叱ったりすると子供にプレッシャーがかかり、萎縮してしまいますので、「いつかは取れる」という気持ちでおむつを用意してあげましょう。
小3くらいまでは様子を見てもかまいませんが、小学生になってもおねしょの回数が減らないようなら、学校での宿泊行事がある前に一度お医者さんに診てもらいましょう。
最後に
体が成長しておねしょの回数も減りました。いつ外しましょう? 失敗する可能性はゼロではないし…。
不安に思うのは子供も一緒です。失敗したらどうしよう、というプレッシャーは子供も感じています。
そんな時は期限を区切ると子供も納得しやすいです。たとえば「1か月、おねしょをしなかったら、もう大丈夫だから紙パンツをやめようか」「1か月以上、おむつを濡らしていないからもう大丈夫だね」のように。1週間でも2か月でも、好きな期間でOKです。
我が家はこれで外しました。子供が二人とも自分から「もう1か月たったから、おむつはいらない」と言いました。一人は6歳手前、もう一人は3歳半と年齢差はありましたが、本人が納得できればすんなり卒業できるものだと思います。本人の宣言以降、一度も失敗しませんでした。
子供の生活リズムや食生活など、生活環境を整えてあげて、おむつ卒業の日を待ってあげましょう。
by 武藤はづき