赤ちゃんが毎日何度も飲むミルク。ミルクを作る水は水道水でいいの?ミネラルウォーターって何が違うの?知っておけば安心して赤ちゃんにミルクを与えられますね。
ミルク作りに水道水は使えるの?
OK!使えます。
日本の水道水は軟水と呼ばれ、カルシウムやマグネシウムといったミネラル分が少ない水です。赤ちゃんは内臓の機能が未熟なためミネラル分を排泄するのが難しく、負担をかけない軟水が良いそうです。水道法で水質基準も厳しく定められているのでミルク作りに適していると言えます。
でも水道水ってトリハロメタンや残留塩素がよくないって聞いたことありませんか?
私も赤ちゃんに使う水だから気になりました。
調べてみると水の安全性を確保するために塩素消毒が必要不可欠で、そのため水道水には残留塩素が含まれており、塩素からはトリハロメタンという有害物質が生成されるようです。
しかし、トリハロメタンも残留塩素も沸騰させることで除去が可能です。この場合、やかんの蓋をあけて20分くらい沸かしましょう。ポットの場合は沸騰操作を繰り返すと良いそうです。
私の場合ですが、このような水道水のデメリットを理解した上で、ミルク作りにはポットで1度煮沸しただけの水道水を使用しました。(ほぼ完母だったためと、水質基準をクリアしている以上水道水は安全だと自分で納得したためです)
ミルク作りにミネラルウォーターは使えるの?
OK!使えます。
でも、注意が必要です。必ず成分をチェックして、ミネラル分が少ない軟水を選びましょう。
日本の市販のミネラルウォーターはほとんどが軟水ですが種類も成分も多種多様です。
水の種類によってはミネラル分が多く含まれ、粉ミルクのミネラルバランスを崩してしまうこともあるそうです。心配な場合は、ミネラル分をはじめその他の不純物がほとんど含まれていない調乳専用の水もあります。
一方で外国のミネラルウォーターはミネラル分が多い硬水が多く、ミルク作りには不向きです。
最近ではミネラルウォーターや調乳専用の水を衛生的にボトリングしたウォーターサーバーが人気のようです。温度調節機能もついており、温水と冷水の両方が使えるので便利ですね。
ミルク作りに浄水器を通した水は使えるの?
OK!使えます。
但し、ミネラル分を付与する製品もあるので気をつけましょう。浄水器はフィルターを使って有害物質(トリハロメタンなど)やごみ、においの元(カビや雑菌)を取り除く効果があります。使用する際は、必ず浄水器に表示されている期間内でのカートリッジ交換が必要です。
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軟水と硬水の違いは?
一般的に軟水はカルシウムとマグネシウムの含有量が比較的少ない水、硬水は比較的多い水を指します。日本の水は軟水が多く、その特徴は口当たりがまろやかで飲みやすい。旨みや香りを引き出しやすい。吸収されやすく、老廃物の排出がスムーズになるため内臓に負担をかけにくいとのことです。
安全なミルクを作るためのポイントは?
①軟水を選びましょう
赤ちゃんの内臓に負担をかけないミネラル分の少ない水が最適です。
②煮沸してから使用しましょう
どのような水の場合も一度沸騰して殺菌してから使います。
(ミネラルウォーターの場合、湯冷ましとして使う際はそのままでOKなようです)
③長時間放置せずできるだけ早く使用しましょう
煮沸して殺菌した水でも放置すると雑菌が増殖します。このためミルクの作り置きも厳禁です。
最後に
水はミルク作りだけでなく、赤ちゃんの成長とともに離乳食や飲料水として今後たくさん利用していきます。どの水が赤ちゃんにとってベストであるかはその時々によって変わってくるはずです。そのためにも様々な水のメリット・デメリットを知って、理解することが大切です。生活に応じた選択をして、水と上手く付き合っていけるといいですね。
あんつぶ