「いつまでテレビ見てるの!勉強しなさい!」
「遊んでばっかりいないで宿題しなさい!」
昔からあるこの母親と子供のやり取りですが、実はこの母親の「勉強しなさい」は逆効果であることが科学的に証明されたのです。
つまり、勉強しなさいというだけエネルギーの無駄ということです。
「なんでうちの子は、言っても勉強しないのだろう」
その疑問もこれで晴れましたね。「勉強しなさい」と言うだけじゃダメなんです。
ただし、言いながらも「あること」をすると、効果はあります。
勉強しなさい!丸投げでは子供は勉強しない。
母親「勉強しなさい!」
子供「はい!かしこまりました、お母様!」
もはや、これはフィクションか、よほど厳しく教育しているかということです。
普通、勉強しろ!と言われても、目の前の遊びを取ってしまうのが子供です。
いいえ、子供だけじゃないですよね。大人もです。
「ダイエットは明日から!」
「禁酒は明日からにしよう。」
耳が痛いです。私もです^^;;
いくら身内から「ダイエット中じゃないの?」「禁酒中じゃないの?」と言われても、つい目の前の誘惑に負けてしまうのが人間です。子供ならばなおさらです。
実際、特に母親からの「勉強しなさい」は効果がないばかりか、女子にとっては逆に勉強しないということが、科学的に証明されています。(Nakamuro M et al;2013.RIETI Discussion Paper Series No.13-E-095)
ちなみに、父親からの「勉強しなさい」は母親に比べると多少の効果はあるようです。
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勉強しなさい!だけじゃなく介入することが大事!
母親「勉強しなさい!」
子供「何よー。お母さんはバラエティ番組見てるじゃない!」
これでは、勉強しないですよね。
より効果があるのは、
子供「はーい。」
さらに、特に父親に効果があるのが、
子供「わかったよ。勉強するよ。」
コレですよ。これは特に男子に有効です。
これは何も私の考えではなく、これも科学的根拠に基づいたものです。(Nakamuro M et al;2013.RIETI Discussion Paper Series No.13-E-095)
結局これらからわかることは、言葉で単に勉強しなさいというだけでなく、より子供の勉強に介入することが大事です。
かといって、隠しカメラを仕掛けろと言っているわけじゃないです。
両親も、子供の勉強に興味を持ち、時に一緒に勉強し、教えるということが大事なんですね。
参考文献)学力の経済学
最後に
母親「お母さんは大人だから勉強しなくていいの。お母さんも子供の頃はたくさん勉強したわよ。」
父親「仕事で疲れてるんだ。家に帰ったときくらいゆっくりさせてくれ。」
では、ダメだということです。
もちろん、できる範囲で、ということになりますが、ちょっとした意識を持って、子供の勉強に携わろうとすることで、子供の意識も変わってくるということですね。
また、忙しかったり、子供の反抗期などで、両親の対応に限界があるときは、学習塾や家庭教師などを使うのも一つの手です。
大事なのは、子供の教育に親が興味を持ち、可能な範囲に携わるということです。
by kudi