プールの時期になると流行る水いぼ。
相談した相手によって対処法が違って悩んでしまう保護者の方も多いのではないでしょうか。
水いぼへの考え方や、治療法についてまとめてみました。
水いぼとは
皮膚や粘膜のウイルスによるいぼで、中心にニキビの芯のようなものが見えるいぼの一種です。
ライトを当てると光って見えます。
3~15歳の子どもにみられ、その80%は10歳未満の子どもです。
皮膚のバリア機能が低下しているとうつりやすいため、アトピーの子はかかりやすいと言われています。
また、かゆくてかくことで、傷口からウイルスが侵入して増えてしまうこともあります。
皮膚の接触による直接感染や、タオルなどを介しての感染があります。
治療の方法
皮膚科に行くと、すぐにとってくれることが多いです。
水いぼの大きさや数によって方法は異なりますが、液体チッソで焼く方法、ピンセットでつまみ取る方法が主です。
チッソで焼く場合は、麻酔を使ってくれるところもあるそうですが、使わないことのほうがはるかに多いです。
ピンセットでとる場合は、子どもが動かないよう、看護師さんが馬乗りになって押さえつけ、先生が取ります。
我が家はお尻だったので、うつぶせの次男に看護師さんが馬乗りになり、痛くて泣き叫ぶ次男を押さえての治療でした。
取り残しは家でとるか、また来院するように言われましたが、そこまで痛いことを、もう一度やりたいはずがありません。
小さないぼだったのでそのまま放置しました。
取った芯はウイルスのかたまりなので、触らないようにティッシュなどに包んで捨てます。
また、芯を取った後の患部は清潔なガーゼで傷が治るまでおおっておきます。
小児科に相談すると、「自然治癒するものだから、あえて取ったりしなくても大丈夫」といわれることが多いです。
皮膚科の治療のように痛い思いをしなくてもいずれは治るのですが、その間にも他の子にうつる可能性がある。というところが、悩むところです。
家でできる治療法
痛くなくて家でもできる方法として、イソジン液とイソジン軟膏による治療があります。
ドラックストアなどで手に入るイソジン液を綿棒に含ませ、お風呂上りにたっぷりと、いぼ1つ1つに塗っていきます。
その上にイソジン軟膏を塗ります。
2~3日して芯が浮いてきたら、ピンセットで取り除きます。
この芯も、触らないようにしてすぐ捨てます。
イソジンを塗る手間はありますが、痛くないので子どもの負担は少ないと思います。
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プールはどうする?
学校保健法では、水いぼはプールを禁止する必要はないとされています。
なので基本的には入っていいのですが、いぼを取ったすぐ後など、傷になっているうちはやめておいたほうが安心です。
年配の先生ほどいぼを取ることやプールを禁止することが多いようですが、一度園や学校に相談してみるといいと思います。
最後に
治療法などいくつか紹介しましたが、これ!という正解はなく家庭の判断によるところが大きいです。
痛みに強いか、通院の時間が取れるかなど、家庭の状況と園の方針など総合的に考え、治療方法を考えていきましょう。
はれ より