安くすむといったら、走るだけですむ陸上部かしら?
その安易な考え、数年前の私と同じ。
テニス部だと、ユニフォームに練習着に、シューズにラケット、ボール。
卓球部だと、ラケットにその都度変えのいるラバー、専用シューズに、ユニフォームなどなど。
どの部活をイメージしても、なんだかお金がかかりそうなイメージがしますよね。
でも、陸上部は走るだけなんだから、シューズ一つでいいでしょ!
そんな考えをお持ちの親御さん、多いと思います。
そこで、実際はどうなのか?
現役の中学生で、陸上部の子供がいる私が、中学の陸上部について
- いるもの
- かかる費用
- 他の部活と比べて
といったところを、生の声を入れつつ説明します。
細かく言えば、学校によって異なることもありますが、だいたいこんなものなんだという参考程度にご覧頂ければ幸いです。
中学の陸上部でいるものは?
私もそうだったけど、シューズにも色々あるの。
絶対にいるものと、あるといいものに分けて説明するわね。
※ただ、同じ陸上部でも、種目によっているものは異なってきます。
今回はあくまでも、長距離をやっている我が子の場合で説明します。
絶対いるもの
- アップシューズ
- スパイク
- スパイクピン(土用・トラック用)
- シューズバック
- ユニフォーム
- 練習着
- ウィンドブレーカー
- 帽子
アップシューズ
まず、シューズ1足あればいいでしょうと思いがちですが、練習の際主にはくアップシューズというものがあります。
練習用だけとするなら履きやすいのが一番ですが、短距離と長距離、競技種目によって靴底の厚さが異なるんです。
スパイク・スパイクピン
そして、スパイクは靴裏にピンが付いているタイプのものが必要で、土用・トラック用では形状が異なります。
練習場所、大会場所によってピンを付け替えたり、シューズを履き替えたりといったことが必要です。
靴底の厚さについては、こちらの日本陸連ホームページで確認ください。
シューズにスパイクもいるの?
シューズバック
スパイクを入れる用のシューズバックは、必須です。
ビニールだと、危ないです。
すぐに破れてしまいますからね。
ユニフォーム
そして、ユニフォームは必須ですが、部で所有しているものがあれば新たに購入しなくてすみますが、うちの学校では1年生途中から揃えることになりました。
練習着
ユニフォームはランニング短パンです。
生地も薄く、毎日着ていたらボロボロになってしまうので、基本的にユニフォームを着るのは大会や記録会のみというところもほとんど。
そのため、練習着としてTシャツまたはランニング、短パンもしくはスパッツといったものが必要になります。
うちの学校は、先生が陸上競技場でも見つけやすいようショッキングピンクのTシャツで揃えていますが、なんせピンクなので男の子たちは通常練習ではそれを着ません。
体操服で練習をするという子がほとんどですが、毎日着るものだから、体操服の洗い替えやボロボロになった際の買い直しが必要になります。
ウィンドブレーカー
ウィンドブレーカーは必須ですが、こちらも部で揃えるのが基本です。
帽子
夏の炎天下でも、外を走り回る陸上部。
熱中対策として、帽子は必須です。
ただ、学校の体操帽を使用することも可能でしょう。
それ以外にも、色々あるといいものがあるので説明するわね。
あるといいもの
- 腕時計
- スパッツ
- 5本指ソックス
- ベンチコート
- サングラス
腕時計
腕時計は、ペースをつかむのに使う子が多いです。
特に、長距離だと一周ごとのタイムを測定し、それを見ながらペース配分を考えます。
ラップタイムが測れ、腕にフィットして邪魔にならない形のものがオススメです。
スパッツ
ユニフォームの下には、男の子でもスパッツがあったほうがいいでしょう。
というのも、一昔前のブルマを思い出すくらい短い陸上のユニフォームパンツ。
我が子も、ノーパンでスパッツを着用しています。
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長さは、それぞれの好みでかまいませんが、夏場は短いタイプ、冬場は足首まであるタイプを履いている子が多いです。
5本指ソックス
もちろん、いつも履いている普通のソックスでもかまいませんが、滑り止め付きの5本指ソックスがあれば、踏ん張りがききます。
ベンチコート
先ほども言った通り、ユニフォームはペラペラのランニング。
冬場も同じユニフォームなので、非常に寒いです。
そのため、走り終えたらすぐ肩から羽織れるベンチコートがあると助かります。
そんな時、ベンチコートなら、さっとかぶれて暖をとれます。
サングラス
夏場は日焼けをしますが、目も焼けます。
特に、陸上競技場なんかはすごく眩しく感じます。
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中学の陸上部!かかる費用は?
想像以上に色々いるのね。
だいたいいくらくらいかかった?
- アップシューズ・・・年間約10,000円
- スパイク・ピン・・・1,2000円ほど
- シューズバック・・・2,800円
- ユニフォーム・・・9,000円
- 部のTシャツ・・・4,000円
- ウィンドブレーカー・・・14,000円
- スパッツ・・・1,900円
- 5本指ソックス・・・1,500円
- 腕時計・・・20,000円ほど
- ベンチコート・・・3,900円
- 大会出場費用・・・1回1競技400円
- 陸上競技場使用料金・・・1回40円(場所によって異なる)
- 部費・・・年間5,000円(学校によって異なる)
- その他・・・バス代・交通費
はい・・・トータルで見ると、10万以上かかってます。
アップシューズは、半年でボロボロになるので、買い直しました。
そして、最初に買った腕時計(G-SHOCK)が重いということで、買い直す羽目になったり。
うちの子は練習着で体操服を毎日着ているので、この体操服や帽子も買い足しました。
貰い物だったり、中古だったりで費用を抑えることがオススメです。
ただ、成長期の中学生。
我が子は、1年で身長は10cm伸び、足のサイズも2cm大きくなっています。
最初に大きめを買っておいたものの、そろそろ買い直しが必要なので、今後も出費はかさみそうです。
めっちゃいる!
というか、陸上部がこんなに費用かかると思わなかった。
中学陸上部!他の部と比べてどう?
私も、陸上部がこんなにかかると思っていませんでした。
そこで、他の部のママたちにも話を聞いてみました。
※ただし、こちらの情報、学校や顧問の力の入れようによっても異なるので、そこは頭に置いてだいたいの目安としてお考えください。
テニス部
- シューズ・・・6,000円ほど
- ラケット・ボール・・・10,000円ほど
- ユニフォーム・・・8,000円ほど
- ジャージ・・・13,000円ほど
マンモス部として有名なテニス部は、基本的に一年生は球拾いのみで自分で買うのはシューズとラケットだけだったとのこと。
バスケ部
- バッシュ・・・12,000円ほど
- ジャージ・・・14,000円ほど
なんと、ボールやユニフォームは部のものがあるので、自分で買ったのはバッシュ(シューズ)だけだったそう。
卓球部
- ラケット
- ラバー
- 球
- ケース・バック
- ユニフォーム・・・10,000円ほど
- ジャージ・・・12,000円ほど
- シューズ・・・7,000円ほど
聞いたママ友は、ラケット・ラバー・球・ケースをセットで10,000円ほどで購入したそうです。
ラケットはピンキリだそうですが、最初からいいものを揃えるのではなく、上達したらいいものに買い直すようにしているそうですよ。
野球部
- スパイク・・・7,000円ほど
- バック・・・10,000円ほど
- インナー・・・洗い替え含め3,000円ほど
- グローブ・・・10,000円ほど
- ウィンドブレーカー・・・15,000円ほど
- バット・・・10,000円ほど
- 練習着・・・10,000円ほど
ユニフォームは、部所有のものがあったため、新たに購入はしていないそうですが、練習着の消耗が激しいとは言われていました。
野球の場合、家に帰っても素振りやキャッチボールなど、頑張っている子が多く、その際の練習道具なんかにも費用はかかっているそうです。
ただ、聞いた中では室内スポーツの方が、比較的費用は抑えられているところが多いような感じでした。
最後に
いかがでしたでしょうか?
陸上部が、こんなに費用かかるとは思っていませんでした。
もちろん、中には顧問のやる気がなく、ゆる〜いところもあるでしょうが・・・
うちの子の学校では、先生自身も陸上経験者の体育教師。
熱の入りようが半端なく、毎週のように陸上競技場まで電車で行って練習し、月に2回は記録会(多いときはもっと)。
そして、月に1度は大会なんてこともザラです。(月に2.3回あることもあるし、駅伝は年明けすぐ)
陸上競技場がまた、県内各地にあるため、遠い!
その都度学校からのバスが出るわけではなく、競技によっては日程が違ったり、出場者数も異なるため、平日の大会以外は親の送迎必須。
交通費・高速代なんかもプラスすると、かなりかかっています。
めちゃくちゃ大変ですが、結果が記録として現れ、自分との戦いでもあるので、子供自身はすごく楽しそうですよ。