春になると男の子のいる家庭では飾ることの多い鯉のぼり。
鯉のぼりって子供の頃、祖父や父がいつの間にか出して飾っていて、いつの間にか片付けられていて、細かく気にしたことはなかったんですが、自分が親になって初めて、いつ出していつしまえばいいんだろうと、疑問に思いますよね。
優雅に悠々と空を泳ぐ鯉のぼり、今回は、知らないと損!いつ飾って、いつしまうのか?おすすめの日や、洗い方、しまう時のポイントなどをご説明したいと思います。
鯉のぼりはいつ飾る?
- 基本的な決まりはない
- 春分の日を過ぎた3月23日以降
- 4月初めにあげるお宅が多い
鯉のぼりはいつ飾るっていう決まりごとはないんです。五月人形を飾る時期と同じく、春分を過ぎた3月23日あたりからならいつでも良いとされているんです。
しかし、早すぎると気合いが入ってるなと感じるのか?実際は4月の初めにあげるというお宅が多いようです。
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おすすめの日は?
決まりごとはないといっても、できることなら良いとされる日に縁起をかつぎたいものですよね。
晴れた日
鯉のぼりは、鯉が青い空を悠々と泳ぐもの。飾ったはいいが、雨が降っていてぐっしょり濡れてしまったり、曇り空のもとではせっかくの鯉のぼりも台無しですよね。
そこでおすすめなのが晴れた日、少し風のある日だとなお、あげた鯉が青空に泳ぐ姿が見れ、苦労してポールをたててあげた分、テンションもあがるでしょう。
大安
日本人は基本的にゲンをかつぎますよね、お祝いごとに最も良いとされるのは大安です。
したがって大安がおすすめですが、早くあげすぎると周りの声も気になることから、おすすめは4月最初の大安の日がいいでしょう。
鯉のぼりはいつしまう?
- あげる時期同様決まりはない
- 5月5日を過ぎた5月中旬くらいまで
- 晴れた日の大安が最もおすすめ
飾る日に決まりがないように、しまう日にもこれといった決まりはありません。5月5日端午の節句まではあげてなければ意味がありませんが、長くあげすぎると、いつまであげているんだ、端午の節句はもう終わったのに、という周りの目も気になります。5月中旬までがおすすめです。
あとは、あげる日同様、鯉のぼりの最後の雄姿を見納め、天気の良い大安の日が最も良いでしょう。
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鯉のぼりのしまい方は?しまう時のポイントは?
鯉のぼりの洗い方
- たらいや浴槽などに水をためる
- 台所洗剤など漂白剤の入ってない液体洗剤を使う
- つけ置き洗いをする
- 汚れがある場所は優しく手で洗う
- 決して絞らない
- 乾くまで天日干し
金箔を使ってあるものの場合、優しく洗っても多少ポロポロと剥がれてしまうこともあるので注意しましょう。
クリーニングに出してもいい?
クリーニングは壊れたり、色落ち、金箔の剥がれにつながりますのでNGです。
しまう時のポイントは?
- 完全に乾かして
- ポールは乾拭き
- 可動部分には油をさしておく
- 湿気の少ない場所に収納
鯉のぼりの本体部分は完全に干して乾かしてからじゃないと湿気によりカビにつながります。ポール等は乾拭きし、汚れを落としておきましょう。矢車や滑車部分は油をさしてからしまうと錆防止にもつながります。
最後に
- 飾る日も、しまう日も決まりはない
- 飾る日は、春分を過ぎてから4月初めの天気の良い大安の日が最もおすすめ
- しまう日は、5月5日を過ぎた晴れた日の大安、5月中旬頃までがおすすめ
- 洗濯機やクリーニングはNG
- 手洗いまたは、つけ置き洗いして、絞らず乾くまで干す
- しまう時は、湿気やサビに気をつける
いかがでしたでしょうか?決まりはないといっても、できることなら縁起のいい日にしたいですよね。
また、地方によっては決まりがあるところもあるかもしれないので、一応ご両親に聞いたうえで、決まりがなければ上記のことに注意したら良いでしょう。