5月5日はこどもの日。鯉のぼりや鎧や兜を飾るご家庭も多いと思います。しかし、この五月人形、いつからいつまで飾るって知ってる人はなかなか少ないんです。
おひな様は3月3日のひな祭りが済んだら早く片付けないと嫁に行き遅れるという言い伝えのようなものがありますよね。
うちには息子が2人いるんですが、実際いつからいつまで飾るって知らなかったところ、「NGな日もあるんだよ。せっかく子供のためのお祝いなんだから、そういうことは親が知ってないと」と親戚に注意を受けました。
今回は五月人形、いつからいつまで飾る、NGな日、飾る時の注意点とポイントをご紹介したいと思います。
五月人形(兜)はいつから飾る?
いつから飾る
この日から飾りましょうという決まりはありません。しかし、3つの鉄則があるのでご説明します。
- できるだけ早めに飾る
- 5月5日の一週間前までには飾る
- 春分の日が過ぎてから飾る
出来るだけ早めに飾るのがいいとされていますが、春分の日が過ぎてからという鉄則から、3月23日頃からが良いでしょう。
女の子もいるお宅では、雛人形を片付けたら、またすぐ飾らないといけないってことになります。
NGな日
決まりはないんですが、NGとされる日があるんです。
- 当日の5月5日
- 前日の5月4日
どうしてこの2日はNGなのかというと、前日や当日にバタバタと飾るのは、葬式の祭壇などを飾るのが故人が亡くなってバタバタと飾ることから、そのことを連想させ、縁起が悪いとされるからです。
じゃあ3日前ならOKなの?という話ですが、せっかくのお祝い事ですし、1週間前くらいまでに飾るのが理想的です。
五月人形はいつまで飾る?
- 決まりごとはない
- 年中出してる家もある
- 節目を大事にする場合5月中に片付ける
- 縁起を大切にしたい場合は大安や友引に片付ける
実はいつまでに片付けなきゃという決まりはなく、ひな人形のように早く片付けないと婚期が遅れるという言い伝えはありません。
地方によっては年中出してあるお宅も珍しくありませんが、節目を大事にしたい場合は5月中に片付けると良いでしょう。また、縁起をかつぎたい場合は、大安や友引に片付けると良いでしょう。
ただ、雨の日など湿気の多い日に片付けると、カビの原因にもなるため、空気の乾いたお天気な日に片付けるのをおすすめします。
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五月人形を飾る時の注意点とポイント
- 直射日光の当たらない場所に
- 置き場所を決めて組み立てる
- 北向きを避ける
- 弓と剣の位置を確認
直射日光の当たる場所
直射日光の当たる場所は布部分の変色にもつながるため、避けた方が良いでしょう。
置き場所を決めてから
置き場所を決めてから組み立てないと後からあっちだこっちだと移動させるのは重さもある兜や鎧は大変です。
北向きは避ける
飾る方角などに細かい決まりはありませんが、北向きは避けた方がいいようです。
弓と剣の位置
左右に置く弓と剣の位置は向かって左側に弓、向かって右側に剣を飾ります。ちまきや柏餅を飾る場合は、手前に置きましょう。
地方によっては、この五月人形を飾る順番が決まりとなっている場合もあるため、一度ご両親やおじいちゃんおばあちゃんに聞いてみると良いでしょう。
最後に
- 春分の日が過ぎた3月23日頃から飾る
- 当日や前日に飾ると一夜飾りにもなりNG
- 年中飾ってある場合もある
- 節目を大事にしたい場合は5月中に片付ける
- 弓は向かって左側に、剣は向かって右側に飾る
- 地方によっても決まりがある場合があるので聞いてみる
いかがでしたでしょうか?昔でしたら五月人形は、子供である間のみ、元服を迎えるまで飾るとされてきましたが、最近では飾るのは小学生の間までというのが多いようです。
地方によっても色々違うため、一度ご両親に聞いてみると、合わせて子供の頃のご主人のエピソードなども聞くことができたりするため、ご両親も懐かしさが蘇って良いかもしれません。
byちゃあ