積み木は、子供たちにとっては、とても重要なおもちゃです。

でも・・・

「赤ちゃんのための積み木ってどうやって選んだらいいの?」

積み木選びって意外と難しいことをご存知ですか?

私自身、最初に購入した積み木で失敗して買いなおしたのです。

積み木は子供たちにとっては、とても重要なおもちゃなのです。

でも積み木を買おうと、調べれば調べるほど、いろんな種類があって、迷っているという人は多いはず。

私もそうでしたから・・・。

積み木と言っても、いろんなタイプの積み木があって本当に迷いますよね。

迷った挙句、実は選び方が間違っていた・・・なんてこともよくある話です。

またいつから遊べるのかということも気になりますよね。

そんなあなたのために、今回は、

  • 赤ちゃんの積み木の正しい選び方
  • 年齢別のオススメ積み木&遊び方
  • 積み木遊びの大切さについて

これらについて徹底的に掘り下げてみましたよ。

これから積み木を買おうと思っているアナタ!

これを読めば後悔しない積み木選びができますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね♪


赤ちゃんの積み木の正しい選び方

赤ちゃんに初めて積み木を買う時、いつから遊べるんだろう?と思いますよね。

一般的には、積み木は1歳前後からとなっています。

でも、基本的に積み木には遊びのルールはありません。

生後6ヶ月頃であれば、おすわりができるようになってきて、いろんなものに興味が湧いて、手に取って眺めたり、口に入れてみたり・・・というのも遊びの一つになります。

ですから、「積み木を買おうかな」と思った時が買い時です。

ですが、赤ちゃんにはまだ早い幼児向けの積み木もあるんです。

赤ちゃんにぴったりな積み木の選び方のポイントは

  • 口に入れたりなめたりしても大丈夫なもの
  • 赤ちゃんが持ちやすい大きさ
  • 成長してもずっと使えるもの

この3つです。

ではそれぞれについて説明していきますね。

口に入れたりなめたりしても大丈夫な積み木

赤ちゃんにオススメな積み木のポイントは

  • 木製
  • 無塗装
  • 防腐剤などが使われていない

この3つです。

赤ちゃんって、なんでも口に入れたりなめたりしますよね。

これは、物の感触や大きさなどを確かめたりする行動なのです。

これも大切な成長なのです。

口に入れたりなめたりすることは、大切な学習です。

ですから、口に入れても安心な積み木を選んで、思う存分感触をしっかり経験させてあげましょう。

そんな赤ちゃんにオススメな素材は、自然のぬくもりを感じられる木製無塗装のものであることです。

色がついている積み木でも、塗料に安全なものを使っている場合もあるとはいえ、それでも、何も塗装されていない方が安心ですよね。

そして、木製のものは、原料である木に防腐剤が使われていることもあります。

なんでもなめてしまう赤ちゃんには、この防腐剤が使われているものは何よりも危険です。

ですから、防腐剤が使われていないものを選びましょう。

赤ちゃんが持ちやすい大きさ

赤ちゃんが持ちやすい積み木の大きさは、少し大きめのものがオススメです。

積み木のサイズはほとんどのものが、一番小さい積み木の一片が3cm〜5cmとなっています。

この中で赤ちゃんが遊びやすいとされているのは4cm〜5cmと言われています。

このサイズについては後ほど詳しく紹介しますね。

成長してもずっと使えるもの

上の2つは、赤ちゃんための選び方ですが、当然、赤ちゃんはすくすくと育っていきますよね(*^^*)

ここで重要なのは、赤ちゃんの時に買った積み木を将来活用していけるということです。

サイズや形などを考慮しておけば、元の積み木も、新しい積み木と組み合わせて使っていけるんです!

積み木とは、成長に合わせて買い足すことで、遊びの幅が広がる素晴らしいおもちゃなんですよ。

 

しかし、これらに該当する赤ちゃん向きの積み木の数は、すごいんです。

どれも魅力があるものですし、その中から選ぶのは至難の技です。

ですから、将来の買い足しを考えた商品の選び方を、私が育児で意識した選び方のポイントと合わせて、次の章でお伝えしていきますね。

赤ちゃんからずっと長く使える積み木の選び方

冒頭でも述べましたが、積み木にはいろんなタイプがありますね。

前の章で説明した通り、赤ちゃんのための積み木の選び方のポイントを抑えつつ、たくさんある積み木の中で、一体どんなものを選べばよいのかお伝えしたいと思います。

積み木を選ぶポイントの基本は

  1. 基尺(きじゃく)
  2. 木製の積み木
  3. 面取りしていないもの
  4. 白木(しらき)の積み木
  5. 同じ形のものをたくさん用意する

この5つです。

では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

1.基尺(きじゃく)

「基尺」って聞きなれない言葉ですが、一番重要なのです。

私も最初は知りませんでした。

積み木には、メーカーによって、いろんなサイズがありますよね。

基尺とは、積み木の基本の寸法のことです。

積み木には立方体や直方体、円柱や三角柱など色々ありますが、その中で、立方体の1辺の長さが基尺となります。

基尺が統一されていなければ、違う大きさの積み木を積み上げた時に高さがそろわないのです。

基尺をきちんと把握していれば、他のメーカーの積み木でも同じ基尺のものを選べば問題なく遊べるのです。

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我が家の積み木の場合、メインで使っている一番左の立方体の一辺が3cmです。

真ん中のものが最初に買ったもので、こちらも基尺は3cmでした。

右がクーゲルバーンで、基尺は4cmです。

3種類の積み木の基尺は3cmと4cmですが、12の倍数で高さが揃います。

でも、基本的には、同じ基尺で揃えた方が断然遊びやすいので、購入する際には基尺を揃えましょう。

これが違うメーカーのものであっても、基尺が同じ3cmのものであれば一緒に遊ぶことができます。

この基尺が違ったものを使えば、きれいに積めないことが多いので年齢が進むほど、楽しくなくなってしまうのです。

2.木製の積み木

「つみき」は漢字で書くと「積み木」で、木のイメージがありますが、プラスチック製のものやコルク製のものなどもあります。

それぞれに木よりも軽い・安価である・倒れても音が小さいなどの利点もありますが、やはり、木製の積み木が1番です。

良質な木を使って作られた積み木は、ぽんぽんと上から適当に落としていくだけでも、吸い付くように見事に積みあがります。

我が家で使っている積み木は、本当に吸い付くような感触が楽しめます。

これが大人でも快感なんですよ。

吸い付くような感覚ということはまだまだ手先が不器用な1歳前後の赤ちゃんでも上手に積みやすいということです。

赤ちゃんも上手に積めると楽しいですよね。

赤ちゃんが積み木で遊んでくれないと悩む方もいらっしゃいますが、実はこういった積みやすい積み木で、できた!という経験をたくさんすることで積み木の楽しさを覚えていきます。

それを繰り返すことで、集中して遊ぶことができるようになります。

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↑ちなみにこれが我が家の積み木です。

3.面取りをしていないもの

積み木の中には、角が赤ちゃんには危険だということで、積み木の角を丸く削って面取りをしているものがあります。

しかし、この角を丸くした積み木では遊ぶ意欲が削がれるのです。

その理由は・・・

積み木を積んだ時に面取りしている積み木を使っていると、丸くなった断面に陰ができてしまい、美しくないのです。

面取りしていない角がシャープな積み木は、きちんとそろえて積むと、ただそれだけで美しいのです。

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たったこれだけのことと思われるかもしれませんが、美しくないということは子供たちにとって、積み木遊びが面白くなくなる要因でもあるのです。

ただし、面取りしていないものについての危険性に関しては、赤ちゃんが転んだりして、床に落ちていた積み木の角が当たったり、投げたりした際に兄弟に当たったりということも考えられます。

ですので、この面取りをしていないものを使う際には、とくに危険性を自分で意識できないうちは、危なくないように配慮することが必要になってきます。

4.白木(しらき)の積み木

木製のものでも、カラフルな積み木もありますが、基本的に色が塗装されていない白木の積み木が一番よいのです。

なぜかというと、色がついていると、色にこだわりすぎてしまって、想像力が邪魔されてしまうからです。

もし、作っている途中で、この色を使いたいのにない・・・となると、何かを作りたいという意欲も落ちてしまいますよね。

それなら、白木の積み木で、最初から色のない方が作ることに集中できるんです。

5.同じ形のものをたくさん用意する

同じ形のものがたくさんあると遊びやすくなります。

とくに、直方体は柱や梁(はり)になるので、大きな空間を作るのに役立ちます。

小さいうちは、少しの積み木で良いですが、年齢が大きくなるとやはり100ピースくらいは欲しいですね。

うちの子、なかなか積み木で集中して遊んでくれないんですが、それにはこういう理由があるんですね。
ももまま
 では次で、これらのポイントを押さえた、年齢別のオススメ積み木を紹介しますね。

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年齢別のオススメ積み木と遊び方

積み木は年齢別で遊び方が変わってきます。

ですから、大まかな年齢別で少しずつ買い足していくとよいのです。

と言っても、いい積み木はものすごく高いですよね。

なので、私の経験から、ムダなく長〜く使える2種類を厳選して紹介しますね。

  • 1歳前後から2歳頃にオススメの積み木
  • 3歳頃からずっと使える積み木

これらについてそれぞれ説明していきますね。

1歳前後から2歳頃にオススメの積み木

 

赤ちゃんが自分で積み木を積むようになってくるのは、1歳頃からです。

1歳前後にオススメなのは「小さな大工さん」です。

小さな大工さん

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価格:10,800円

rakuten

積み木の老舗は海外が多いのですが、国産でもそれに勝る素晴らしいものがあります。

紹介した商品は4cm基尺ですが、5cm基尺のものもあります。

のちほど説明しますが、この4cm、5cmの基尺のものは次の積み木を選ぶ際に、重要なポイントとなるんです。

他にも4cm・5cm基尺のものはありますが、がっつり面取りしてあったりするので、基本の積み木はこの小さな大工さんが超オススメです。

この小さな大工さんも少しだけ面取りされていますが、最小限に抑えられています。

こちらの商品のレビューにもありますが、ぴったりと吸い付くような感じ・・・と書かれている方もいらっしゃいます。

やはりこの吸い付く感じは、重要なポイントですね。

こちらの積み木に使われている木材は、防腐剤などを一切使っていないものなので、なんでもなめる赤ちゃんにも、安心して使える積み木です。

また、小さな大工さんは、将来成長してもパーツを買い足すことですごい遊びもできるんですよ。

こちらの動画をご覧ください。

後ほどこの遊びについて、詳しく説明しますが、この遊びは大人でも楽しいんですよ♪

遊び方

最初は、3つくらいの積み木を並べて行くだけ。

次は積んでは崩すという遊びという風にしていきます。

少しずつ増やしていってどんどん高く積んでみるとよいでしょう。

1歳頃の子は、積んでもすぐに壊して喜びますが、それも楽しい遊びの一つなのです。

私が持っている積み木を作った和久洋三さんは、子供の遊びのプロですが、この積み木崩し遊びについて、

  • 積み木を倒すことで、形の変化を楽しんでいる
  • 自分の力によってその姿を変えていく喜び
  • 倒すたびに床に散らばる積み木のパターンの変化
  • 積み木が崩れた時の音

1歳前後の子供たちは、これらを楽しんでいるのではないかとおっしゃっておられます。

崩してしまうと残念・・・と思ってしまいますが、これも赤ちゃんの発達には必要な学習の一つですので、しっかりと崩す遊びもさせてあげてくださいね。

また、6ヶ月頃からなど、小さいうちから遊ばせるという場合は、持たせてあげるだけではなく、パパやママが積んだりしているのを見せてあげるのもオススメです。

3歳頃から先の考え方

3歳頃になって、積み木でしっかり遊びこめるようになってくると、いろんな見立て遊びをしはじめます。

例えば・・・

  • おままごと
  • 人形のおうちや家具
  • 直方体積み木で幾何学模様を作る
  • 塔やアーチなど、高度な積み方
  • ドミノ倒し
  • 玉の道

などなど、様々な遊びが生まれてきます。

ちなみにうちの娘は、シルバニアファミリーのおうちを作り、お風呂やトイレなんかも作ったり、積み木の箱を使って2階建てにしたりしていました。

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さらに4歳頃になると、空間性や秩序性が身につき始め、本格的に遊べるようになってきます。

そうなるとピースが足りなくなってくるんです。

予算に余裕があれば、先ほど紹介した積み木と同じ基尺で、とくに直方体を多く買い足すのがオススメです。

最初の章でも述べましたが、同じ形のものがたくさんあると、遊びが広がりますので、基本的には直方体の割合を多くしてみてください。

玉の道は超オススメ!

でも、もっと楽しく遊べるものを・・・ということであれば、玉の道を作れる積み木が超オススメです!

前の章の動画でも出てきましたが、この遊びは、小学生になってもまだまだ楽しめます。

先に紹介した「小さな大工さん」の基尺を考えた上でオススメなのが、大人も夢中になれる積み木 、クーゲルバーンです。

クーゲルバーンスターターセット(基尺:4cm)

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価格:7,899円

rakuten

この玉の道の積み木は、他にもスカリーノ(基尺:4cm)やcuboro(キュボロ・クボロ 基尺:5cm)もあります。

この3種類、それぞれ特徴があるので、好きなタイプのものを買うとよいですね。

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スカリーノとクーゲルバーンは基尺が同じなので、一緒に使えますよ。
遊び方

玉の道とは、ビー玉を転がせる溝がついた積み木を直方体などの積み木で積み上げて、高いところからビー玉を転がす道を作る遊びです。

NHKの教育番組、ピタゴラスイッチに出てくるピタゴラ装置のようなイメージです。

途中で鈴がなる仕掛けを入れたり、最後に鉄琴の上をビー玉が転がって素敵な音が聞こえたり・・・。

最初はなかなかうまく組み立てられませんが、パパやママが作ってあげるのを見ているうちに、自分でも作れるようになります。

これらの玉の道にはいろんなパーツがあり、我が家には、

  • 鉄琴のパーツ
  • タンバリンのパーツ
  • 一度ビー玉を落とすと玉を補充さえすればずっと落ちていく仕掛けのパーツ
  • 木の階段になっていて素敵な音を立てて落ちていくパーツ

などがあります。

誕生日やクリスマスのたびに増やしていきました。

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これがまたすごく楽しいんです♪

楽しさを味わっていただくために・・・動画を撮ってみましたよ。

ぜひ見てくださいね♪

高さを出すには、積み木がたくさん必要ですが、我が家では、和室の出書院を使ったりします(笑)

もし、玉の道を買うかも・・・と思ったら、初めての積み木は、欲しい玉の道の積み木の基尺に合わせた積み木を買うとよいでしょう。

先に紹介した、小さな大工さんでも玉の道のパーツはありますが、パーツはシンプルなものしかありません。

基尺が同じものを購入すれば、この玉の道の3種類にぴったりですし、鉄琴などの欲しいパーツだけでも買い足すこともできますよ♪

では、次に、積み木遊びの大切さについて説明しますね。

積み木遊びの大切さ

積み木は幼稚園児くらいまでの遊びだと思っていませんか?

小学生になって積み木遊びができる子はすごい大作を作ったりするのです。

うちの娘は小学生ですが、いまだに時々積み木で大作を作ります。

小学校の授業では図形などで積み木の数を数えたりします。

積み木でしっかり遊べた子は、図では見えていない隠れた積み木のイメージもしっかりできるでしょう。

幼児のうちにしっかりと積み木で遊べるようにすることは、集中力や想像力もつくということです。

しっかりと積み木で遊びこめる子になってほしいですね。

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※記事中で紹介した商品の価格は、2017年4月現在のものです。
最新の価格は商品ページにてご確認ください。

参考書籍

  • つみ木あそびの本 岩城敏之著 p.62-63
  • かしこいおもちゃの与え方 岩城敏之著 p.184-191
  • 童具 遊ぶこころ 和久洋三著 p.88-89

さいごに・・・

では、今回の記事をまとめてみましょう。

  • 積み木の選び方のポイント
    • 基尺
    • 木製の積み木
    • 面取りしていないもの
    • 白木の積み木
  • オススメの積み木
    • 1歳から・・・小さな大工さん
    • 3歳から・・・クーゲルバーンなどの玉の道
  • 積み木遊びは、集中力や算数の図形などに役立つ

私自身、最初の積み木選びでつまずき、買い直したものも、後に買ったクーゲルバーンとの基尺が違っていたりと失敗だらけでした。

でも、これから積み木を買う方には、ムダなく買っていただきたいです。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

ひとつ、注意点として、電子音が鳴ったりするようなおもちゃを与えてしまうと刺激が足りなくて、積み木では遊べなくなってしまいます。

積み木以外のおもちゃも、できるだけシンプルなものを用意してあげましょう。

積み木は成長する上で本当に大切な遊びです。

質のよいものほど高価ですが、それだけの価値があります。

すぐに飽きるキャラクター物の電池おもちゃを買うよりも、はるかに長く遊べるよい積み木を選ぶほうが賢明です。

積み木遊びは、とても奥が深いので、良質な積み木を選びましょう。

byももまま

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