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子供も2才後半ごろになると、自我が芽生えて、色々なことにこだわりだします。

しかし、こだわりがあまりにも強く、癇癪を激しく起こしたりすると・・・

何か問題があるのではないか・・・?

と疑ってしまうこともありますよね。

 

うちの子も2歳の頃、こだわりが強く、発達障害などの問題がないのかと気になっていました。

例えば、食事の時は、コップをおく場所とか椅子の位置。

出かける時は、どの靴を履くのか・・・。

その履く場所、靴も気に入らないと大泣きです。

姉妹で同じタオルを使っていても、ほつれ具合が違うだけで「お姉ちゃんのがいい!」

と、怒ったりしていました。

 

「こだわりが強すぎると、実は発達障害だったりするのよね。」

 

そんな話を耳にし、やはり親としては気になり、当時は本当に悩んでいたのですが・・・同じように悩まれてる方いらっしゃいますよね?

そこで今回は、どんな例だと発達障害の疑いがあるのか?

実際にいくつか例をあげ、原因や診断基準など、発達障害についてお話ししていきたいと思います。


発達障害の特徴とは?例を挙げてみました

ママ Aさん
発達障害には、何か特徴があるのでしょうか?
発達障害には以下のような特徴があります。
  • 周りの人とのコミュニケーションがうまくとれない
  • 言葉の出るのが遅い(遅くない場合もある)
  • 限定されたものに興味をもち、その動作を繰り返す。
  • うまくいかないと癇癪やパニックをおこす
  • こだわりが強い(偏食・服装・行動・数字)

 

具体的には・・・

いつもひとりで黙々とお砂遊びを続けていて、お友だちに邪魔されると激しく怒り出したり、時間になって先生に止めらても自分の言いたいことが言えずにやめられない。

積み木なら、積み木をただ積み上げることだけに興味を持ち、何度も何度も同じことを繰り返し、他のことには一切興味を示さなかったり・・・。

自分の多い通りにいかないと、癇癪やパニックを起こし、親がいくらなだめようとしても、手がつけられない状態になる場合も・・・。

また、食へのこだわりで、ある一つのものばかりを好んで食べたり、白いものしか口にしないといった例もあります。

そのこだわりは食だけでなく、服装や行動、ある特定の数字だけを異常に好み、他のものは受け付けないなど・・・。

 

同じコップでしか水分を摂ろうとしないといった例もあります。

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味覚や嗅覚等の感覚が敏感すぎるが故に、食事の際同じものばかりを好み、偏食となるのも発達障害の特徴でもあります。

 

このような場合・・・障害である可能性(疑い)があります。

しかし、あくまでも例であって、実際このような症状に少し当てはまることがあるなと思っても、違うことも・・・

 

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ママ Aさん
発達障害って、何か原因はあるのかしら?

 

発達障害の原因は育て方や生活習慣ではない!

発達障害の原因は、遺伝や染色体の異常と考えられています。

中には、お姑さんから「母親であるあなたの育て方が悪いんじゃない?」

といった発言にストレスを感じるお母さんも多くいらっしゃいますが・・・

決して育て方が悪かった訳ではありませんし、妊娠中の生活スタイルなども何も関係ないものですから、お母さんが自分を追い込む必要は全くありません。

小さい頃から、お友だちと遊んでいなかったからとか、色々な遊びをしなかったから障害を持ってしまったなどという、外的環境の問題でもないというわけです。

周りの人をはじめ、親の親、親戚などの理解を得ることが出来るといいですね。

発達障害の診断基準はどのような事で判断されるのでしょうか?

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診断基準は社会性とこだわり、コミュニケーション能力

発達障害と診断するのは、

  • 脳や血液検査ではなく医師が家族や本人と面談したり
  • 保育園や学校からの情報も得てコミュニケーションの取り方・興味の持ち方・行動を観察

などから判断します。

2歳・3歳でも診断できますか?

周りが言葉の出始める時期に出ない、行動の異常性など、2歳以降・・・3歳くらいから診断が可能となってきます。

しかし、実際にはグレーゾーンと言われる、診断のつかない、だけど疑いはあるといった状態の子の方が多くいます。

重度の場合だと、2歳くらいでも診断できるようですね。

しかし、そういったグレーゾーンの子のほとんどは、成長するにつれ気にならなくなってきます。

保育園や幼稚園、家庭内でのコミュニケーションも重要ですね。

 

 

ただ、難しく思い悩む前に、反抗期個性と考えてみることも必要かもしれません。

個性か障害か?どう対処する?

一時的な反抗期ということも考えられます。

  • 見守ってみる
  • 第三者に相談する
  • 専門機関に相談する

というのも方法です。

成長ごとに、地域の健診がありますが、その際に相談してみるのも方法です。

専門の人に話を聞いてもらったり、実際に子供の様子を見てもらうことで、「違う」と言ってもらえれば安心にもつながりますし、疑いがあればそれなりの対処を教えてもらえます。

一般的には、中学生などの思春期に起こるものとされていますが、第1反抗期は2歳・3歳の頃にやってきます。

そういった成長過程の一時的なものもありますので、決めつけもできず、自己判断は難しいところです。

図1

 

自分の事ダメ母って思ったことないママは少ないかもしれませんね。

みんな思う気持ち・・・。

ママも1年生からですものね。

2歳・3歳はこだわりが強くなってきて思うようにいかないと癇癪を起こす時期と考え、保育園や小学校など集団生活をしていく中で、社会性が身につくものだとすれば、障害かどうかを先走って判断してしまう必要もありませんよね。

また、こういったイライラにもつながり、怒鳴ってしまいさらに子供が不安定な気持ちになるということもあります。

 

実は、子供のこういったものは一時的なものだったのに、その子育てに苦労し、お母さんのストレスがたまり虐待につながるといったケースも耳にします。

 

発達支援センター体験記

私は、実際に健診の際に相談し、「気になるなら、話だけでも専門の人に聞いてもらったら?」

と、発達支援センターの電話番号を聞き、予約して行ってきました。

発達支援センターでの流れはこんな感じです。
  1. 個室に通される
  2. 子供には、センターにある電車やブロック等のおもちゃで遊んでもらう
  3. 子供の様子を横目で見ながら、基本的なことを質問される(家族構成や普段の子供の様子・両親の思い等)
  4. 子供とセンターの人で遊ぶ
  5. 子供に簡単な質問をする
  6. センターの人の意見を聞く

結果、うちの子の場合は、「少し個性的なお子さんですが、面白くて良い子ですね。」

「幼稚園に入って落ち着いてくると思いますが、心配になるようなら、またいつでも相談に来てください。」

と言われ、私も気持ちが楽になり、子供の動きを落ち着いて見れるようになりました。

 

心配するより、一度相談した方が、親である自分自身もスッキリしそうですね。

 

そして、あんなにこだわりが強かった子も、幼稚園に入り、家と園では全く違う顔を見せるようになりました。

一年ほど経過し、再度発達支援センターの方からも、その後の様子を聞くため電話を頂けたのも、よかったですね。

もし、その時気になる症状が残っていたら、また気軽に相談できるんだろうなと感じましたよ。

最後に

今回の発達障害について、まとめます。
  • 発達障害は遺伝や染色体による異常
  • 2歳3歳の時点では、なかなか障害を発見することは難しい
  • グレーゾーンの子も多い
  • こだわりがあったとしても、すぐに障害と結びつくわけではない
  • 一時的な反抗期の可能性もある
  • どうしても心配な場合は、第三者に相談したり、専門機関に一度相談に行くのがオススメ

 

子供が成長し、周りのお友達を見て「あの子は、成績もいいし、お利口だね」

という子でも、「一時期発達障害を疑ったこともあったのよ、こだわりが強くてね」

といった話もよく耳にします。

どうなんだろう・・・と心配するよりも、一度専門機関に相談に行った方が早いといった場合も多くあります。

お子さん、親御さんがストレスなく、楽しく過ごせる為にも、一度そういった方法も視野に入れてみることをオススメします。

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