「賭け事である競馬場に子供を連れて行くなんてとんでもない!」
「赤ペンと新聞紙を持ったタバコを吸うおじさんばかりのところに、子供を連れて行くなんて信じられない!」
と思われる方も多いかもしれませんが、競馬はヨーロッパでは上流階級の人がたしなむ高貴なスポーツの一つです。
日本でも一昔前までのイメージとは異なり、カップルも多いですし、子連れもたくさんいます。
さらに、今の競馬場は子供が遊ぶところもたくさんあり、かつ一部を除いて原則禁煙なのです。
今回、2歳の息子を連れて、京都の淀競馬場に行ってきましたので、写真を交えながらレポートしたいと思います。
この記事を読み終わった後、あなたは遊具施設を楽しむ目的としてでも京都競馬場に子供を連れて行きたくなるはずです。
追記:2016年10月に4歳になった子供を連れて出かけましたが、子供が遊ぶ施設はさらにパワーアップしていましたので、その情報を追記しました。
競馬場はもはや子連れ遊び場の選択肢の一つ!
- 滑り台などの遊具が充実している。
- 自然に囲まれている。
- ボール遊びも、野球さえできる広い遊び場がある。
- キッズルームがある。
- 子供用のイベントやショーをやっている。
- 目の前で馬が走っているところを見ることができる。
- 実際に馬や馬車にも乗ることができる。
アスレチック施設
場外馬券場のような重たい空気は一切なく、まるでハイキングに来たかのように、レジャーシートを敷いてお弁当を食べている家族もいるのです。
大型遊具・ふわふわドーム
次の写真を見て、ここは競馬場!と思うでしょうか。
「なんだこの遊び場は!!!」
と思うに違いありません。
2015年に来た時には大型遊具を含め、このような施設はありませんでした。ですので、最近できたものと思われます。
その辺の公園や、遊具施設にも負けないのが、この大型遊具・ふわふわドームです。
これもう・・・競馬場に来たこと忘れてしまいます。
子供があまりに遊びすぎて、レースが見れなくなってしまう!というのは冗談ではなく本当に起こります。私も現地開催でわざわざ来ているのに、ここで電話で実況を聞くはめになってしまいました・・・。
見てくださいこの盛り上がり様。ふわふわドームの様子を動画に収めました。
最初遠くからこの光景を見たとき、幻覚を見ている様でした。
「ここは競馬場だよな?・・・」と。
大型遊具も複数種類ありますし、その中心には広大な芝生があります。(以前は芝生はなくて運動場の様でした)
そこで野球やバドミントン、サッカーなどを楽しむことができます。
競馬場に遊び道具を持って行こう!なんて少し前までは考えられなかったことです。子連れのパパやママを集客するためにここまでするか!JRAすげええ!と思いました(笑)。
ちなみにこの遊び場から馬が走るトラックまでは割と近く、第4コーナーの勝負どころを見に行くことができます。
さすがにメインレースだけは!と子供を妻にお願いして、競馬場に来たのに、申し訳ない気持ちで(笑)、レースを見に行きました。
やはり目の前でみたらかなり迫力がありますね。
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パドック
パドックの様子はこちら。競走前の馬の様子をここで見ることができます。
馬が順番に歩いていく様子は、見ているだけでも面白いですよ。
このグーグルマップをみてください。広い馬が走るコースについ目が行きますが、隣の中学校にも負けない広さのグラウンドがあります。
ボール遊びもできますし、やろうと思えば野球もできます。つまり、子供と遊ぶ目的で競馬場にいくのもアリです^^
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馬とのふれあいイベントとびっくりイベント
競馬場ならではの体験として、ポニーに乗せてもらえたり、馬車に乗せてもらえたりという馬とのふれあいイベントもあります。
時期や競馬場ごとによっても異なりますので、お出かけの際には、あらかじめJRAのHPからチェックしておくとよいですね。
- 消防車に乗れる、消防服を着れる、塗り絵ができる。
- 無料でお菓子セットの配布
- 仮面ライダーショー
まさか競馬場で消防車に乗れるとは思っていなかったので、消防服を着せて息子を消防車に乗せたところ大興奮でした^^
仮面ライダーにはまだ興味なさそうでしたが、たくさんある滑り台では大興奮でした^^;
京都で子連れといえばこちらもどうぞ。
最後に
一般的にはあまりよい印象を持たれない競馬場ですが、だからこそ実は穴場です。
またこの京都競馬場は、子供のために様々なイベントを開催し、ついには大型遊具施設まで作りました。
タバコを吸って赤ペンを耳にかけながら新聞紙を読むおじさんではなく、家族連れを取り込もうとする姿勢がよく伝わります。若者の競馬離れを阻止しようとしていると思われます。
今回行ってみた感想としては、
「遊具が楽しすぎて、競馬場に来たことを忘れてしまい、レースを見なくなるのでは・・・・」
とさえ思いました。
大興奮で楽しんでいる子供を、
「レース見に行くよ。」と言ってもなかなか聞いてくれるはずがありませんからね(体験談(笑))。
ですので、馬券を買うこと自体よりもまずは若者や、子連れ家族を取り込もう、京都競馬場はものすごく楽しい遊び場やイベントがあるということを周知しようということがまずは狙いなのかもしれません。
また、馬券は100円から購入することができますし、競馬場に行ったからといって、馬券を買わなくてももちろん構わないのです。
馬が走っているところを見るだけでも子供にとっては貴重な体験となりますし、馬に乗ったり、他のイベントに参加したり、遊具で遊んだりもできます。ぜひ、休日の子連れスポットの一つとして競馬場も加えてみてください。
ただし、現地で大きなレースがあるときは、人が多いので避けたほうがいいかもしれません。特にG1は車が出られなくなりますので、電車が望ましいと思われます(体験談(笑))。
by kudi